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今江克隆のルアーニュースクラブR「知ってましたか? ベイトフィネス用リールの超フカボリ解説」の巻 第1028回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「RS」化!?

最後に、先月リリースされた「LX992Z」だが、現在、「REVIVE」で年明け目処にLX992RSチューンの受付開始が予定されている。

小径化の恩恵とREVIVEの一つずつ個体に合わせたカスタムチューンの快適さは、間違いなく別格だが、現在の「LX992Z」を簡単にRSに近づける方法を紹介しておこう。

前機種の「LTZ」所有の方限定チューンだが、先のスプール重量比較で気が付いたかもしれないが、「LTZ」のスーパーシャロースプールは33mm径としては極めて軽いスプールで、デフォルトのLXシャロースプールに比べ1.7gも軽い。

「LTZ」デフォルトは33mm、「LTX/BF-8」は32mm、「LX992Z」は33mmだが、「LX992RS」は「LTZ930Pro」と同じ31mm径を選択。ブランキングもPEライン使用前提での強度重視で限界までのスプール軽量化は避けている

「LTZ」と「LX」はスプール互換性があるので、この「LTZ」スーパーシャロースプールを「LX」に換装できる。これはあくまで偶然の産物なのだが、「LX」はマグネットユニットが「LTZ930Pro」相当に強化され、しかもラウンド磁極配置になっているためか、少なくとも自分の手持ちの製品番「LX」で換装を試したところ、「ちょっとこれってメチャ使えるじゃん!」と唸ってしまうほどストレスの少ない、「ナンチャッテLX992RS」な使用感になってしまった。

「LX992Z」と旧「LTZ」のスプールは、シャロー、スーパーシャロー共に互換性がある。実は「LTZ」のスプールは共に「LX992Z」のシャロースプール(9.7g)より2g近く軽い。そして意外だがスーパーシャローより、シャローの方がさらに軽いのである

「LX992Z」に「LTZ」のスーパーシャロースプールを換装すると、偶然な磁力マッチなのかナンチャッテRSになる。「Z」と「RS」の中間的で、マグダイヤルをより弱めで使えるため、対応範囲も広くなる。7.7gのシャロースプールでも使えるが、8gのスーパーシャローの方が「RS」に近いフィーリングになる

あくまで自分の手持ち「LX」(数台試したが)での話だが、これはアリだと思ったので、旧「LTZ」を持っている方はREVIVEのRS受注が始まるまでの暇潰しに一度試してみてほしい。

まぁまぁ投げながら「さすが、Abu!」と笑えると思うので。

今回のページの都合で書ききれなかったが、最先端の「PEベイトフィネス専用、PEラインでのベイトフィネスリールセッティング法」については、また次の機会にでも解説したいと思います。

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