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メバルを釣って楽しむ3つのやるべき事とは?

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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こんにちは、トモ清水です。ずいぶんと寒くなってきましたね。季節はもう冬ですね~。冬と言えばメバルです。海水温が低下し、他の魚が釣れなくなっていく中で、逆に元気になっていく魚がメバルです。今回はそのメバルを釣る方法、楽しむ方法をお伝えしていきたいと思います。

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

メバルの釣れるシーズンとは?

12月は腹パンのメバルが釣れます。お腹にはたくさんの子供がいますので、優しくリリースしてあげましょう

冬から始まる最も熱いターゲット「メバル」。第一次メバルブームから20年近く経ちましたが、今なお大人気のメバルゲーム。

最近アジングブームに押されていた感はありましたが、やはりそのメバルの持つ多様性、小型ながらトルクフルな引き、あと気軽に遊べる魚種として魅力あるターゲット。私も今なお愛してやまないメバル、もう20年以上もメバルのルアーゲームを楽しんできました。

何千尾釣ってきても飽きない魅力がメバルにはあります。まずそんなメバルの釣れるシーズンについてです。

メバルは一般的に12月から1月に産卵を行います。その産卵を意識したビッグなメバルが11月頃から釣れはじめ、12月には腹パンパンのビッグママという個体が釣れたりします。

産卵後のアフタースポーンと呼ばれる時期の1月2月は、産卵に絡む個体は活性が落ち、食いが落ちるので、産卵とは無関係な個体を狙います。3月になると産卵から回復した個体も含め、活発にエサを追いかけます。そして4月、5月にピークを迎えることから春を告げる魚、メバルは別名で春告魚(はるつげうお)と呼ばれます。

私のシークレットルアー・バヒッド55で釣れたナイスプロポーションの赤メバル

メバル釣りでやるべき3つの事

メバル釣りをやはり楽しむためには、まず釣果ですよね。でも例え数釣りが出来なかったとしても、1尾の価値を高めていくことは可能です。

私はメバルを始めた頃は、数釣りに夢中になっていましたが、今は1尾だけでも、それが自分の求めていた1尾なら十分に満足出来るのです。そういった魅力がメバルにはあると思います。

では、釣るためにすべきことや、1尾の価値を上げるためにすべきことをがこちらになります。

・ワーム、プラグ、メタルジグなどルアーをローテーションすべし!

・ただ巻きが基本、ですがリフト&フォールでフォローすべし!

・スローテーパーのロッドで楽しむべし!

1 ワーム、プラグ、メタルジグなどルアーをローテーションすべし!

メバルという魚はブラックバスと同様、実に様々なルアーに反応してくれるゲームイーターです。

これほど多様性ある海の魚は数少ないと思いますし、冬の貴重なターゲットです。

やはりワーム、例えばガルプ!を使えば一番釣果が得られますが、ワームだけだとメバルの魅力を十分に引き出せません。メバルをもっと楽しむためには、ワームだけでは非常にもったいないのです!

バークレイのプラグ、エビペンのトップウォータープラグに「パシャ!」と水面を割ってきます。シーンと静まり返った冬の海で、トップに反応するという意外性は、まさに1尾だけでも満足できるため価値ありです!

特にトップウォーターを使ってメバルが水面を激しく割るバイトシーンは、とてもエキサイティングです。

マイクロジグを使ってあらゆるレンジをリフト&フォールで狙っていくスタイルも、非常に広範囲に探れて数、サイズ共に狙えます。また小さめのミノーのただ巻きはもちろん、大きめのミノーなどのプラグなどにも果敢にメバルはアタックしてきます。「こんなルアーにバイトしてきた!」となると、その1尾の価値は上がりますよね。

マイクロジグは2ー5gを駆使してみよう。私が多用するのは、マイクロジグフラットとスリム

開発中のマイクロ鉄板バイブレーション

バヒッド55で釣れた白メバル

2 ただ巻きが基本、ですがリフト&フォールでフォローすべし!

メバルゲームの基本はナイトのただ巻きですが、デイでももちろん狙えます。

夜はメバルが浮いて表層、中層のただ巻きでよく釣れますが、デイではボトム付近、海藻の中に隠れていますので、マイクロジグやジグ単を一度ボトムまで沈め、リフト&フォールで探っていきましょう。日中では、ただ巻きでは釣れにくいと言えます。

メバルは狙うレンジ、層が重要です。夜と日中ではレンジが変化しますので、基本的には夜は表層、中層、日中はボトム付近と覚えておきましょう。

日中、海藻際でメバルを引きずり出していきます

あとはメバルが付いていそうなポイントを探っていきす。

メバルが付いているポイント

・常夜灯の明暗

・潮のヨレ

・スロープ

・テトラ際

・海藻付近

・岸壁

・船際

こういったポイントに加え、これからの時期は北西の風を遮る、穏やかなポイントを狙っていきましょう。

3 スローテーパーのロッドで楽しむべし!

エラディケーターリアルフィネスERFS-67SULT-ST-TZ  -Slow Taper Special-

メバルを楽しむには、やっぱりよく曲がるスローテーパーロッドがおすすめ!

ワームだけでなくプラグも気持ちよく遠投出来て、魚が掛かってからはよく曲がり楽しいスローテーパー。ただ一般的なスローテーパーロッドは重くてダルく、感度も悪いので、アングラーは敬遠しがち。

アブガルシアからリリースされているリアルフィネスのスローテーパーモデルは、その欠点を全てTAF製法という最新のブランクス技術で排除していますので、スローテーパー本来のメリットが際立っています。やっぱりメバルにはスローテーパーロッドだな、と再認識させてくれるロッドです。

新設計「Triarchy Force製法」採用の Nanoカーボンブランクス (100% 国産カーボン仕様)

「Triarchy Force製法」により、ブランクスの「素材」・「設計」・「製法」の全てを見直し,ロッドの基本性能「強度、重量、感度」を徹底的に追求し、性能を向上させるブランクス設計の革新を行っています。

・CPCブランクス(カーボン100%設計)

・DPH構造(超薄倍密度プライ構造)

・NSテーパー(ナチュラルストレートテーパー)

出典:ピュアフィッシング

本当にタックルを変えるだけで釣りが楽しくなりますので、是非とも満足度の高い、例え1尾の釣果でも最高のパフォーマンス、価値ある1尾を提供してくれるリアルフィネスのスローテーパーモデルでメバルを楽しんで頂きたいと思います。

2021年発売予定のNEWプロダクトも順調にテストが進んでいます

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