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亀山ダムでも激効きっ「バラム300」デカバス捕獲法

寄稿:八田 真宏
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八田 真宏(Masahiro Yatsuda) プロフィール

房総半島リザーバーがホームグラウンド!特に亀山ダムのビッグバス戦略を追求中! また琵琶湖にも通うデカバスフェチ!

みなさん、こんにちは。エバーグリーンフィールドスタッフの八田 真宏 (やつだ・まさひろ)です。
秋本番を迎え朝夕の冷え込みもきつくなってきましたね。

さて、今回は僕が通っている亀山ダムで、ここ数年多用しているバラム300の釣りをご紹介したいと思います。僕自身、亀山ダムで、季節を問わずバラムでロクマルをはじめ3キロオーバーのデカバス実績を残すことができています。

目の前でモンスタークラスのバスが狂ったようにド派手に水面を割ってバイトする姿は衝撃的です。参考にしていたけると幸いです!

エバーグリーン公式バラム300エバーグリーンスペシャルエディション詳細ページはこちら

IZE  WEIGHT HOOKS  BODYMATERIAL TAIL MATERIAL PRICE
300㎜ 168g デコイ Y-F33B ABS樹脂 SILICON樹脂  ¥11,500(税別)

 

さて、バラム300と言えばエバーグリーンの大先輩でめちゃくちゃ尊敬している菊元さんやサタン島田さんがデカバスの聖地・池原ダムでロクマルを釣りまくっているイメージが強いと思います。しかし、実は亀山ダムでもバラムはかなり効いています!

しかも、春だけでなく真夏や秋もビッグバスの実績があります。

 

最近では58センチ3500gや53センチをバラム300でキャッチ!
その時の釣り方をご紹介します

ここ最近では58センチ3500gや53センチを釣っていますので、その時の釣り方をご説明させていただきます。

まずどういうエリアを狙ったかというと、中流域の少しでもカレントが効いているメインチャンネルに隣接する岩盤+レイダウンや岩盤+流木です。

亀山ダムの場合は時期や状況にもよりますが、上流域、中流域、本湖どこでもバスがいます。ただ僕は、デカバスに関してはその時の湖状況の中での一等地をテリトリーにしていると考えています。

ここ最近の上流域は、中流域、本湖より水温が低く、水質もクリア過ぎて、バスはいますが、人的プレッシャーも高くモンスタークラスの気配が薄い感じ。

また本湖は、水温は安定しているものの、カレントがなくターンオーバーの影響で水質がよくないと判断して見切っていました。

そこで、水温、水質、カレントなど亀山ダム全体の状況から1番よさげな中流域に狙いを絞って、上記のような複合的なエリアをスピーディーにランガンしていきました。

58センチ3500gが出たのは、オーバーハング下でカレントがあたる岩盤+レイダウン

水位は満水近く、オーバーハングだらけの状況。
そんな中、58センチ3500gが出たのは、オーバーハング下でカレントがあたる岩盤+レイダウンでした。

ジャイアントベイト「バラム300」をオーバーハング下の狙ったスポットにキャストするのは容易ではありませんが、ロッドにジャイアントベイトを投げるには少し短めの7フィート1インチ、オライオン・ブラックローズを使用

ブラックローズならではの反発力を利用した低弾道キャストで、正確に最奥までバラム300を入れることができ、これがこのデカバスを喰わせることができた大きな要因だと思います。

 

53センチは、岸に引っ掛かった流木絡みで出ました

そしてもう1尾のデカバス53センチが出たのは、オーバーハング下でカレントが当たるスポットといトコロまでは58センチと同じですが、53センチの方は、岸に引っ掛かった流木絡みで出ました。

そこはオーバーハング下でもキャストできるスペースがあったので、ヘラクレスのアクテオンマグナムEX(7フィート9インチ)を使用して飛距離を稼ぎ、少しでも魚にプレッシャーをかけないようにして狙いました。

 

喰わせ方は2尾ともほぼ同じ!
カバー際でデッドスティッキング→1-2回巻いてから高速巻き→エイトトラップでドン

喰わせ方は2尾ともほぼ同じで、まずはキャストしてカバーの際をタイトにトレースできるようにしっかりとラインメンディング。そして、少しデットスティッキングしてバラムの存在感でアピール。そこから、バラムを水にかませるためにリール1〜2回転くらいは普通に巻いて、次に一気に高速巻き。通常、ヤル気のある個体はこの時点でバイトしてくることが多いですが、今回の場合は完全に喰い切らず・・・そのままの流れでエイトトラップして喰わせました。

チャンスを無駄にしないためには、タックルバランスが重要

バラム300の釣りは、丸一日投げ続けてもチェイスすらない日もありますし、ミスバイトも多いです。しかし、出れば高確率でデカバスなので、その千載一遇のチャンスを無駄にしないためにはタックルバランスがかなり重要になってきます。

 

バラム300は168gとバスフィッシィングルアーの中では最重量級のルアーですが、ガチガチの棒のようなロッドを使うとバイトを弾いてしまうので、硬くてパワーがありながらも、しなやかにティップが入るロッドがベストです。

僕の場合、オープンエリアをフルキャストで狙う場合はヘラクレス・アクテオンマグナムEX、オーバーハングの下をサイドハンドキャストやピッチングで狙う場合、オーバーハングの中に入ってキャストする場合はオライオン・ブラックローズを使用しています。

 

モデル 全長 継数 標準自重 パワー ルアー ライン 価格
ヘラクレス・アクテオンマグナムEX 2.35m 2 187g ダブルエクストラヘヴィ 28~168g(1~6oz) 16~30lb 68,000円(税別)
オライオン・ ブラックローズ 2.15m 1 126g ヘヴィ プラス 7~84g(1/4~3oz) 12~30lb 71,000円(税別)

ラインは、しなやかでバイトを弾かず強度もある低伸度のナイロンライン、バスザイルフレックスハードHDを使用。僕はメインで25lbを、めちゃくちゃ濃いカバー周辺をやる時は30lbを使います。20lb以下はデカバスにラインブレイクされる恐れやキャスト切れする恐れがあるので、あまりオススメできません。

リールは、バスザイルフレックスハードHD25lbを50メートル以上巻けて高速巻きができるエクストラハイギアのリールを選択。僕の場合はアンタレスDC MD XG(ギア比6.0・1回転93センチ)を使用しております。

 

バラム300のカラーローテーションについて

続いて、バラム300の僕なりのカラーローテーションをご紹介します。

亀山ダムの水はクリアレイクと比べると濁っています。それに、満水時はオーバーハングだらけになるのでシェードを狙うことが多くなります。そこで、選ぶ頻度が高いカラーはバラム300エバーグリーンスペシャルエディションの「ビッグバイトチャート」と「スケルトンチャート」の2色。

 

この2つのカラーは、視認性が良くシェードの中でも必ず自分の視界に入ってくるのでバスのチェイスがハッキリ分かります。そして濁りの中でもシルエットがハッキリするのでバイトに持ち込みやすくなります。メインにビッグバイトチャートを使用して、気持ち水がクリアな状況の時はスケルトンチャートを使用しています。

この2色以外で使用するカラーとしては、バスが少し大きめのベイトフィッシュを意識している時の「菊元ハス」、上流などかなりクリアな場所や人的プレッシャーが高いと感じる時の「スーパーナチュラル」があります。

 

最後になりますが、このバラム300の釣りは、結び目やフックにかなり負担が掛かりますので、ラインの結び変えやフック交換はできる限りマメにやるように心掛けております。具体的にはライン交換は2時間に1回。フック交換は釣りから帰ってきたら交換するようにしております。

「バラム300で亀山ダムのデカバスを…」今年もまだまだチャンスはあると思いますので皆さんの釣りに少しでも参考にしていただければ嬉しいです。