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【ラインの比重をシンカーと捉える】琵琶湖プロガイド冨本タケル式「ノーシンカーリグにおけるラインの重要性」

寄稿:冨本 タケル
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皆さん、こんにちは。琵琶湖のサブマリンガイドサービス冨本タケルです。

この所、琵琶湖で使用頻度が高まってきているノーシンカーリグ。今回はノーシンカーリグを使う際、非常に重要だと考えている「ラインの適材適所な使い分け」についてご紹介します。

冨本 タケル(Tomimoto Takeru) プロフィール

琵琶湖でプロガイドとして活動中。 2014年BIWAKO OPEN 第3戦 優勝、2015年B.A.I.T 第1戦 優勝、2016年B.A.I.T 年間優勝など、数々のトーナメントで好成績を収める実力者。ライトリグからハードベイトまで、あらゆる釣りに精通するバーサタイルな一面を持ち合わせる。1970年生まれ。

 

ノーシンカーリグのディープ攻め

毎年違う表情を見せる琵琶湖、昨今とても使用頻度が高まっているのがノーシンカーリグ。特にディープレンジでのノーシンカーを操る際に非常に重要になってくるのがラインの特性。

 

カバースキャット」「サカマタシャッド(ヘビーウェイトモデル)」【デプス】等の高比重ワームを使い、10m以上の水深を攻略する場合、ワームの比重はもちろん重要な要素ですが、もう1つ重要なのがラインの特性。

 

「フロロカーボンラインはなんでも同じでしょ」と思われているアングラーも多いと思いますが、フロロカーボンラインは釣りに合わせて様々な種類が販売。“柔らかくしなやかなライン”、”硬く伸びが少ないライン”、”色分けされた視認性の高いライン”、等々。

 

硬く伸びが少ないライン

様々な仕様の中からその釣りに合ったラインをチョイスする訳ですが、高比重系ノーシンカーリグに適したラインは「硬く伸びが少ないもの」。加えてラインをイチ早く沈める為に「比重が高いもの」が絶対条件。

 

硬く伸びが少ないラインを選ぶ理由

なぜ、硬く伸びが少ないラインが必要なのか。

ディープレンジでは沈めたラインをジャークしてワームを動かす必要があり、その場合、伸びるラインではジャーキング時の入力が伸びにより相殺され、ワームにアクションが伝わらずバイトが出ないことが多々あるから。

そしてもう1つは、バイト時に沈めたラインを巻き取りフッキングパワーをしっかりフックまで伝える為には伸びないラインが必須。

 

ラインの比重

ここまではイメージしてもらいやすいと思うのですが、次に大事な要素としてラインの比重(沈下スピード)があります。

私のやっている高比重系ノーシンカーはジャーク&ステイが基本動作。

 

一見シンプルにみえますが、これが実に奥が深い。同じポイントに投げていても10対0になる事も珍しくありません。その理由は沢山あれど、ごく小さな違いの場合がほとんど。

私がメインで使っているラインは「シューター」 【サンライン】(20Lb)。

サンライン公式「シューター」詳細ページはこちら

 

このラインは特殊な製法で作られており、意図してラインを早く沈ませる構造になっています。シンカーを付けないノーシンカーリグにおいて、ラインの比重はいわばシンカー。

 

ラインを変えることは”テキサスリグ等でシンカーウエイトを調整するのと同じ”くらい、とても重要な位置づけとなります。ラインの違いでバイトが出る出ないは日常的に起こり、湖上でラインを巻き替えてもらうことも珍しくありません。

またラインの太さも重要。より沈めたい場合は太いラインをチョイスすればより重量があるために沈下スピードは上がる。

同じフロロカーボンラインでもメーカーや種類の違いで、全く別物。どんな意図で作られたものかをカタログやネットなどで調べて、チョイスすればベストなタックルバランスが仕上がると思うので是非試していただきたい。

どんどん寒くなりますが真冬のノーシンカーで熱い釣果を期待しています!

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!

シューター(Shooter)

シューターはサンラインのバスフィッシング専用ラインブランド。フロロカーボンライン「FCスナイパー』シリーズや、ナイロンラインの「デファイアー」シリーズやマシンガンキャスト、そしてPEラインのステューターなどが特に人気を集めている。
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