エバーグリーンから2020年にリリースされたバスロッドのNEWシリーズ、「コンバットスティック・オライオン」。
エバーグリーンのロッド開発に、30数年という長年携わってきた菊元俊文さん自身が、「間違いなく菊元史上・最高傑作のロッド」と話す自信作。
そんな「コンバットスティック・オライオン」の第1弾として9~10月に登場するのは、打撃系の4機種!
モデル | 発売日 | 全長 | 継数 | 標準自重 | パワー | ルアー範囲 | ライン範囲 | 価格 |
OCSC-71H+ ブラックローズ | 2020年9月 | 2.15m | 1 | 123g | ヘヴィ プラス | 7~84g(1/4~3oz) | 12~30lb | 71,000円(税別) |
OCSC-69H スターゲイザー | 2020年9月 | 2.06m | 1 | 115g | ヘヴィ | 7~56g(1/4~2oz) | 10~30lb | 67,000円(税別) |
OCSC-67ML デジェル | 2020年10月 | 2.01m | 1 | 104g | ミディアムライト | 3.5~21g(1/8~3/4oz) | 6~16lb | 63,000円(税別) |
OCSC-69MH ムーンゲイザー | 2020年10月 | 2.06m | 1 | 108g | ミディアムヘヴィ | 5~42g(3/16~1・1/2oz) | 10~25lb | 66,000円(税別) |
そんな4機種のうち、今回は、10月にデビューを果たす「OCSC-69MH ムーンゲイザー」をご紹介。
OCSC-69MH ムーンゲイザー
「OCSC-69MH ムーンゲイザー」は”キャスタビリティ”、”操作性”、”感度”、”パワー”といったロッドに求められる基本性能を追求、打撃系の4機種の中で、最も対応ルアー&リグの幅が広い超バーサタイルモデルです。
モデル | 発売日 | 全長 | 継数 | 標準自重 | パワー | ルアー範囲 | ライン範囲 | 本体価格 |
OCSC-69MH ムーンゲイザー | 2020年10月 | 2.06m | 1 | 108g | ミディアムヘヴィ | 5~42g(3/16~1・1/2oz) | 10~25lb | 66,000円(税別) |
エバーグリーンインターナショナル公式「OCSC-69MH ムーンゲイザー」詳細ページはこちら
OCSC-69MH ムーンゲイザーの特長をピックアップ
4機種の中で最もバーサタイルロッド「OCSC-69MH ムーンゲイザー」ですが、実際どんなリグが扱えるのか? というと…。
”テキサスリグ”、”フリーリグ”、”ノーシンカーリグ”、”ダウンショットリグ”、”リーダーレスダウンショットリグ”、”ネコリグ”、”キャロライナリグ”などなど。実に様々なリグに対応。
また、それ以外にもクロー系からバックスライド、5inクラスの大きめのシャッドテールワーム、12inクラスのロングワームまで! ワームの形も選ばず快適に扱うことができるのも魅力で、ウエイトのキャパも広く、5gから最大で42gまでをカバーしてくれるロッドになっています。
●フットボールジグ ●テキサスリグ ●フリーリグ ●ノーシンカーリグ ●ウエイテッドリグ ●ダウンショットリグ ●リーダーレスダウンショットリグ ●ベイトネコ ●キャロライナリグ ●ガード付ジグ ●フィネスラバージグ ●スピナーベイト・バズベイト ●ブレーデッドジグ ●大型トップウォーター ●メタルバイブレーション ●メタルジグ ●中型ビッグベイト・スイムベイト・S字系 etc…
「OCSC-69MH ムーンゲイザー」のレングスは比較的長めの6f9in。パワーはMHレギュラーテーパー。
ロングレングスのメリットはルアーを遠くへ飛ばせて、遠距離のフッキングも決めやすく、強引にバスを引っ張り出せるトコロ。また、リーダーの長いヘビーキャロライナリグでもストレスなくキャストできるのも利点となっています。
その反面、自重が重かったり先重りがあるなど、デメメリットがある場合もあります。ですが、「OCSC-69MH ムーンゲイザー」は”羽のように軽いフィーリング”を持ち、ロングレングスを感じさせないほど! ルアーやワームをコントロールしやすく設定されています。
ブランクスに関してですが、「OCSC-69MH ムーンゲイザー」も他のオライオンの打撃系モデルと同様、トレカT1100Gに、最新のナノアロイ技術を使ったブランクス素材と、バット部にはクワトロウーブンクロスを採用。
ちなみに「トレカ T1100G」とは、ナノレベル(10億分の1)で繊維構造を緻密にコントロールする焼成技術により、高強度と高弾性率化を両立させたもの。
30tを頂点に弾性率が高くなるほど強度が低下するというカーボン繊維の力学特性マップ(図参照)を塗り替えた画期的素材です。
そして革新的テクノロジーをベースに、引張強度と耐衝撃性を両立したマトリクス樹脂技術『ナノアロイル技術』を組み合わせることで、航空・宇宙やハイエンドスポーツ用品などの分野で要求される極限性能を実現しているという。
ちなみに先行登場のオライオン打撃系4本にはこの33tのトレカT1100Gというマテリアルがバットからティップの先まで採用。
45°方向にカーボン繊維を密に織り込むことで、従来のヘラクレス4・クロスを超える、曲げ・捻じれ・潰れに対する優れた復元力を発揮。
この特性により、エネルギーロスが最小限に抑えられ、フッキングパワー、飛距離、アキュラシーなど、あらゆるロッドとしてのポテンシャルが向上するんだとか。
これらをの最新素材、テクノロジーをふんだんに採用することで、キャスト時はシッカリ曲がって投げやすく、リグの操作時はシャキッとしていて感度が良いという不思議な感覚のロッドに仕上がっています。
各パーツの詳細
大きすぎず小さすぎないサイズのSiCリング・チタンフレームガイドを採用。軽量化と強度のバランスを重視したセッティングに。
●トップ:SiCリング・チタンフレームガイド
●ティップ~ベリー(4個):SiCリング・チタンフレーム強化シングルフットガイド
●ベリーバット(4個):SiCリング・チタンフレームダブルフットガイド
軽量でシャープな操作を可能にするフォアグリップレスデザイン。
パーミング時にダイレクトにブランクタッチが可能な、ブランクとグリップ結合部のスレッド巻きを排除した設計。
グリッピング性能や操作性、感度を重視し、細身で軽量なブランクタッチ方式のFuji ECSリールシートを採用。
あらゆる方向からのキャストに対応し、操作性&軽量化を追求したセパレートタイプ。
センターグリップ、リアグリップ共に高硬度タイプEVAを採用し、EVA素材ならではの優れた耐久性と硬質素材によるダイレクトな操作感を実現。
シャープさと重厚感を同時に醸し出すブラック基調のモノトーンデザイン。質感が異なるブラック系カラーの組み合わせでシンプルさの中にも高級感を表現。
出典:エバーグリーンインターナショナル公式「OCSC-69MH ムーンゲイザー」詳細ページ
菊元 俊文さんによるインプレッションもチェック!
パワーとアクション的には3/8ozラバージグにベストマッチですが、実はバスエネミー3.5のノーシンカーリグや3.5gカバークリーパー+アントライオン3.3インチを14lbラインで快適に扱える幅広さがあります。フットボールジグ、テキサスリグ、ゼロダンを中心に、菊元的にはスカルピン3.5インチガン玉リグ、12インチボウワームネコリグ、同ノーシンカーワッキー、さらにはシャワーブローズやDゾーン、ジャックハンマーの1/2ozクラスまで使います。使用範囲の広さから、オカッパリではこのロッドが主力になっています。
それと、デカバスを小さく感じてしまうほどのいなして寄せるパワーが凄い。池原ダムでボウワーム12インチで掛けた魚を、初めは40クラスかと思って楽々寄せてくると、途中から50オーバーに見え、ランディングしてロクマルだったという経験もしています。
打撃系 超バーサタイルロッド「OCSC-69MH ムーンゲイザー」。是非お試しくださいね!
エバーグリーンインターナショナル(EVERGREEN INTERNATIONAL)