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【秋のオカッパリシーバスはレンジがキー】都市型河川のレンジ別アプローチ

寄稿:山浦 良明
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こんにちは。福岡の山浦です。

今回は秋の都市型河川のシーバスの攻略についてご紹介したいと思います!

山浦 良明(Yamaura Yoshiaki) プロフィール

福岡を拠点に海水淡水問わず、季節の釣りに節操なく手を出すマルチアングラー。最近のお気に入りはタナゴ釣りとビッグベイトで狙うシーバスゲーム。福岡市在住メガバススタッフ。

 

秋の都市型河川

秋になると河川のベイトはボラの幼魚である“イナッコ”をメインに、フナやカニ、テナガエビと豊富になります。

 

基本的に狙うべきタイミングは、より川の流れが強く出る状況。溶存酸素量も多くシーバスの活性が最も高くなる「満潮からの下げ」

満潮の時に岸際に避難していたイナッコが、潮位が下がるにつれて浅瀬から追い出され、流心に溜まるようになります。

これがキーで、狙うべきポイントは「橋脚の明暗や岸壁、水中に存在する地形変化」となります。

 

レンジ別ルアーローテ法

表層

私のアプローチは表層から順に探っていくというもの。

まずは表層系ルアーカゲロウ155Fを選択します。

そんな大きいルアーを投げるの?とお思いの方も多いとは思いますが、シーバスの口の大きさからすると、16㎝程度のサイズはちょうどいいサイズ感です。

むしろ、セイゴクラスを避けてコンディションのいいフッコクラスを選んで釣るという意味では、第一投目にぜひ投げてほしいルアーです。

2、3投してカゲロウ124Fカゲロウ100Fとサイズを落していきます。また、カゲロウ100Fは20㎝以上深く潜るため、表層で出きらないシーバスに対して、サイズとレンジに違いを持たせ、広く効率的にアピールすることができます。

 

ここで、ちょっと余談ですが…都市型河川といえば、船の往来のための掘削や、水害による河川の氾濫を防ぐための掘削により、水深が2~3mになる河川もあります。

シャローとは程遠い河川になりますが、そういう場所でもやっぱりまずは表層からが基本です。

 

表層を攻める際の考え方としては、“シーバスがいるタナを意識する”こと。

流石に水深2mで底ベッタリにシーバスが着いていると厳しいですが、例えば水面から50cmまでは真水、50cmより下は海水が流れているような状況の場合は海水と真水の境にシーバスが留まったりします。

この場合シーバスとルアーの距離が近いため、ヒットする確率がグンと上がります

他にも光量だったり、ベイトのタナだったり、水深別の流れの強弱だったり、深いから表層は釣れないということはありません。底付近にいるイメージのテナガエビでさえ、表層で捕食されている場合がありますから。

というわけで、まずは「表層からが基本」と覚えておいてください。

 

中層~ボトム

表層で釣れない場合は、アクションの質とレンジを変えます。

まず使うのは、シンキングミノーのX-80 SW LBO

こいつはシーバスが好むアクションが詰まっており、どのようなシチュエーションでもシーバスを引っ張ってくれ強力な武器になります。

説明は不要といえるくらい名作ですので、ボックスに1個は忍ばせて絶対損はしません。LBO搭載になり、飛距離も出てよく釣れて本当におススメです。

 

ここでさらにアクションの質を変えるために、シンキングペンシルのゲンマ110Sゲンマ85Sが活躍します。

GENMA110S

GENMA85S

先述のルアーよりもおとなしいアクションで、プレッシャーの掛かったシーバスや活性の低いシーバスに対してなんとか口を使わせることができます。

 

私の場合はここまでやってから移動し、他のポイントでも同じようにルアーローテーションを行います。

更にバイブレーション等の底を攻めることで、数を伸ばすこともできると思います。

これから涼しくなり散歩がてらシーバス釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。