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【秋バスは横の動きがキーになる】名手“小森嗣彦”厳選!ゲーリーヤマモトの神ワーム3種

寄稿:小森 嗣彦
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秋のバス釣り特集2020

こんにちは、小森嗣彦です。

梅雨が長く短い夏でしたが、今年の夏は例年に比べても特に暑い夏だったように思えます。9月に入っても猛暑は続いていますが…朝夕ともなると、さすがに涼しくなってきました。さぁ、これからは日中の気温も徐々に下がってきて季節はだんだん秋へと向かっていきます。

その秋に私がおすすめしたいのが「ゲーリーグラブ」「カットテールワーム」「レッグワーム」という3種類のゲーリーワーム。

皆さんご存知の通り「超定番」とも言えるこれらのワームですが、定番には定番になる理由があります。

それぞれの使い方や、なぜ秋にオススメなのかといったところを解説したいと思います。

小森 嗣彦(Tsuguhiko Komori ) プロフィール

JBのトーナメンターとして、同協会の最高峰TOP50プロシリーズを戦うトーナメントプロ。年間チャンピオン3回(最多)TOP50優勝6回(最多)2008年にはJBスーパーバスクラシックを制覇、2012、2018にはBasserAllstarClassicを制している。シーズンの合間には琵琶湖、桧原湖、北浦、亀山ダムでガイドも行っている。論理的考え方でバスフィッシングとトーナメントを攻略する。1974年生まれ兵庫県神戸市出身、千葉県在住。

 

目線を横方向に動かしてやる

まず、秋というシーズンから説明しましょう。

夏が終わり少しづつ下がってくる気温とともに水温も低下していきます。そして日照時間も短くなっていくため、それに伴い水中のプランクトン量や溶存酸素量が変化していく季節でもあります。バスの生活環境が大きく変わる季節なのです。

 

具体的に見てみると、まずは季節の進行により水生昆虫などが減少します。水温の低下とともに甲殻類なども活動が落ち着いてくるので、バスのエサはベイトフィッシュが中心となってきます。

また、表水温が低下していくことで夏場一定層で安定していた水温の層が変化し、幅広いレンジで水が循環する、いわゆるフォールターンオーバーが起こります。

それらが水の中でどのような影響を及ぼすかというと、大きく循環する水によりバスは広範囲へ活動を広げるため、釣りはベイトフィッシュを意識した広範囲を探る釣り方が有効になってきます。また、上下方向へのバスの動きはあまり活発でなくなってくるため、目線を横方向へ誘ってやると反応が良くなるのもこの時期の特長です。

 

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