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【ボーダーレスなJIGの誕生】加来匠(レオン)が新作ルアー「NAZZO JIG ナッゾジグ」の開発過程を詳しくご紹介

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」

いやぁ〜、やっと完成しましたよ。

構想からナント苦節5年。こんなに長く掛かるとは思わなかったけど、ついにできあがりました。

何をそんなに苦労したのかというと、自身が2011年に産み出し、魚種限定解除のフレーズで今もなお多くのユーザーに支持され続けているモンスタールアー「メタルマル」を超えるルアーを作ろうとしたからです。(Blog:「KeepCasting」より)

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。

 

新作ルアーの開発に苦労した理由とは?

このニュータイプジグ「NAZZO JIG(ナッゾジグ)」の開発で何を苦労したのかというと、それは冒頭に書いたメタルマルの存在です。

 

NAZZO JIG(ナッゾジグ)

 

新しく作るわけだから、コレを超える部分が無ければまるで無意味。

メタルマル登場以来、各方面から様々なスピンテールジグが出たものの、いずれもメタルマルの最も凄い部分である領域を超えることはできません。

僕が強く意識したのは正にこの部分です。しかしコレを超えよう、もしくは並ぼうとするとコレが並大抵ではありません。

試作品を作っても作ってもどうしても劣化版のようなものにしかならないのです。理想を追いかければ結局メタルマルそっくりなモノになってしまう(笑)。

いくつか考えたモノの中には釣果面において並ぶものもありましたが、ルックスや使い勝手の部分でとても自身で良しとはできないものばかり。

結局ね、3年ほど経過した時点で、ルアーとしての根本的な構造(原理)から根こそぎ見直しを図らないと無理だと気がついたのです。

 

ジグではあるが泳ぐルアーを提案

そしてインクスラボでついに軸となる原案が出現。ジグではあるがミノープラグのように泳ぐもの。メタルジグにしろメタルマルにしろボディ自体はウォブリングもしなければロールもしません。

スイムジグやスプーンなどリトリーブでアクションするモノもあるが、プラグのソレとは違うアクション。だから、メタルだけどもちゃんと泳ぐモノを作ろうという発想です。

それから数ヶ月して、ベースのボディデザインが完成。

 

単純にそれだけをリトリーブしても、今までに見たことの無いアクションのジグです。こうなるとあとはブレードだが、回転ブレードではダメ。

折角ボディがアクションするのに回転系ブレードを付けたら、折角のアクションが台無しに。リアで水を引っ張ってアクションを殺してしまい、I字系の動きになってしまうからです。

これでは結局スピンテールジグの領域のまま。インクスラボはここからが素晴らしかった。ブレードは回転させるのでは無く、ブレードそのものも左右に泳ぎ、ボディの動きと相反するタイミングで動くことにより、まるでジョイントミノーのような動きを達成。

こうなると後は簡単です。ブレード形状とサイズをキチッと合わせれば、魚達は必ずブレード部分を襲ってきます。

もちろん頭から丸呑みしに来る魚も沢山居るが、メタルマルが証明したように、小型魚の多くはブレード部を生き物と錯覚してアタックしてきます。

そして、ブレードが左右に振れるわけだから、スピンテールとは違うルアーだ。つまりスピナーとスプーンほど違うということ。

 

「NAZZO JIG(ナッゾジグ)の実釣の様子を公開

さて、今回の講釈はこれくらいにしましょう(笑)。百聞は一見にしかずです。先日スタッフ達と5人で、大分の名ガイド岩崎林太郎キャプテンのZin-Bayに乗り、僕は徹頭徹尾ナッゾジグに徹しましたので、その様子をご覧下さい。

当日最大サイズのオオモンハタはさすがの専用ワーム「スワールテールシャッド」に持って行かれましたが、釣った数は小物を含めて船中ぶっちぎりの釣果で、岩崎キャプテンも目を丸くしていましたよ^^

出典:YouTubeチャンネル「INXテレビ」