ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

チヌ-クロダイ-キビレゲームにおすすめのブロビス【宮川靖】のチニングルアーを全紹介

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

 

タイニードロップ

常日頃、私がデイゲームでシーバスを狙っているとマチヌやキビレが非常によくヒットすることから、ある日「専門にチヌ&キビレを狙ってみよう」ということになり、実際にやってみると、よく釣れたんです。その時特に「メタルバイブ」でのボトム中心の攻めにキビレやチヌの反応がよく、手返しも早く短時間で勝負がついたんです。

それ以来デイのメタルバイブチニングにすっかりハマってしまって、朝マヅメはシーバスを狙い、その後にランガンしながら「デイチヌゲーム」という2本立て釣行にハマってしまいました。
そんな釣りで私が多用するのはタイニードロップ!夕マヅメや朝マヅメに連発することが多いのですが、日中でも基本的に潮が動いていて多少何かしらのベイトがいればバイトがあります。パラパラと釣れる感じが多いですが、時合がくれば短時間に数尾連発します。正直なかなか2ケタは難しい釣りですが、裏切られることが少ない、回遊系のフィッシュイーターとは違う安定感がこの釣りにはあります。

サイズは55mm 23g、スナップを付けて使用、愛用スナップはEGワイドスナップの#2

55mmと小粒だけど、23gとヘビーウエイトなので、水深のある場所や河川の下げ潮など流れがある状況でも使いやすいです

元々、シーバス用で作ったテッパン。55㍉と小粒ながら23㌘とヘビーウエイトですので、水深のあるブレイクや流れの早い下げ潮の時間帯に非常に活躍します。ヘッド形状が水流を受け流し、フォール姿勢が非常によく、沈下スピードが速いメタルバイブで、リフト&フォールやストップ&ゴーにも向いています。アイが2つありますが、水深によりアイ位置を変えることにより幅広いポイントでボトム攻略が可能です

タイニードロップのフックセッティング

まったく根掛からない場所ならトレブルフックが2つ付いたノーマル状態でも使用可だが、オススメは以下の3パターンのフックセッティング! 状況に応じて使い分けてほしい

基本セッティング=テールフックをフェザーフックに交換
根掛かりが少ないエリアというよりか、基本セッティングとして、フロントフックはそのままでテールフックをフェザーフックに交換するのがオススメ。なぜ、フェザーフックにするのかというと、コイツを装着することで、食い込みがよくなるのと、フォール姿勢がよりよくなるため

やや根掛かる場所でのセッティング=フロントフックを外しリアフックをフェザーフックに交換
少し根掛かりするエリアではフロントフックを外して、テールをフェザーフックに交換するセッティングがオススメ

根掛かり多発場所、テトラギワでのセッティング=フロントフックを外しリアフックをダブルフックに交換
根掛かりが激しい時や、テトラ帯のキワを攻める場合はフロントフックを外して、テールはダブルフックに交換するセッティングがオススメ

元々セットされているトレブルフックのサイズはフロント、リアとも♯8。そのままでもイイが、キビレのアベレージサイズが小さい場合はテールフックのみ♯10に替えるとフッキング率がUPすることも多い。オススメのダブルフックはダブル21♯6(がまかつ)、オススメのフェザーフックは、トレブルRB  MH(ミディアムヘビー)FTの#8(がまかつ)

2013年7月、千葉県・利根川河口の「一の島堤防」にて行った「フィッシングライフ」ロケでは、タイニードロップのボトムノック攻めでマチヌ58.5cmの捕獲に成功

 

タイニードロップのアクションの基本とアイ位置によるアクション変化について


基本となるメソッドはリフト&フォール。ただ気をつけたいのが、リフトさせる時に、あまりボトムから離しすぎないこと。リフトさせる幅は30㌢ほどで十分。なので大きく竿をアオってリフト&フォールさせるよりも、ロッドをやや立てて早巻きし、時折リーリングをストップさせるストップ&ゴー的な操作がオススメです。ちなみにタイニードロップはフォール時は横に寝たりせず頭をやや下にしてキレイにカーブフォールします。

次に多用するアクションはテトラやゴロタ、ブレイクライン付近でボトムをノッキングしながらのリトリーブ。基本的にゴロタボトムや、点在する根や岩に当てながらガーっと引いてくるだけなのですが、リアクション的にバイトしてくれます。かなり早く巻くのがコツです。こんなに早く巻いてイイの? というぐらいでちょうどイイぐらいです。特にこの攻めはマチヌ狙いで有効です。

最後にもう1つオススメしたいアクションは、動かないほどのスロースピードでのリトリーブ。ゆっくり巻くとヘッドに水を受けつつ、その水流を逃してイレギュラーに「S字アクション」します。これはシーバスで非常に有効なアクションですが、チヌにも効きます。あと、このスローリトリーブとの合わせワザとして時々早く巻いて「フラッシング」を織りまぜてS字アクションさせてスローリトリーブするパターンもチヌに非常に効きますので、覚えておいてくださいね。

ちなみにタイニードロップには2つアイがありますが、ファーストアイ(前)は主に浅いエリアで使用します。この場合、控えめのアクションで、巻き抵抗が小さくリフトさせやすいです。次にセカンドアイ(後)は、スローでも細かく振動してよく動きます。姿勢も頭下がりですので水深のあるエリアのボトムをしっかり探りたい時に使用します。

3 / 4
前へ 次へ