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今江克隆のルアーニュースクラブR 第1001回「ロッドビルディング最新最先端の象徴!」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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裏モデルもあり!

以上が、2020年フィッシングショーで発表された「表」のインスピラーレ追加3機種である。

しかし、実は「裏」として、フィッシングショーにも出展せず対TOP50戦略開発として極秘裏に開発されていたロッドが3機種存在する。

TOP50戦がコロナ禍で開催延期が相次いだため、その存在を最近公表した極秘開発ロッドが、コードネーム「ハングマン511(510)MXHH」と呼ばれるベリーショート&スーパータフロッドである。

このロッドはともに3gクラスのルアーから1oz級までのルアーを自在に操れ、なおかつ3kgを余裕でリフトする「PEライン使用を前提に構築されたPE専用ロッド」である。スピニングのPEパワーフィネス仕様とベイトのPEベイトフィネス仕様の2機種がすでにほぼ完成している。

スピニング仕様の「ハングマン511MXHH」は七色ダムでのルアマガロケでロクマルを瞬殺。このPEパワーフィネスロッドの開発過程から、その不満点を解消するために「PEベイトフィネス」へと進化することなる

ベイト仕様の「ハングマン511XMHH」は、3gのスモラバからフロッグ、果てはビッグベイトまで使いこなすPEベイトフィネス専用ロッド。3kgを余裕でリフトするこのロッドの戦闘能力は並大抵ではない。全てのタックルバランスさえ決まれば、PEベイトフィネスが新時代の扉を開く可能性は高い

そして、同様に丸2年以上開発を続けていたテムジン史上最軽量、最高感度の「折れないポッキーロッド」こと、ウルトラライト高速スイミングシェイク専用ロッド、コードネーム「ウッドペッカー510ULXH」も、すでに最終グリップデザイン段階に入った。

折れまくったポッキーロッドも、「T1100G」と「M40X」をメインシャフトに採用し、折れないポッキー「ウッドペッカー510ULXH」として完成。一般的には必要ないが、自分には絶対に必要なトーナメントロッドである

3機種ともに「M40X」をメインに採用する次世代の超高弾性系ロッドの典型機種である。

この「裏3機種」は、自分がトーナメントで使うことのみを主眼に一般アングラーの汎用性や意見、流行等は一切無視し、ひたすら自分独自のスタイルと好みに勝手に仕上げたワガママの塊のようなロッドである。故に自己満足の極みで完成域には達しているが、「インスピラーレ」シリーズ機種として販売するかは一切未定である。

すでにこの裏3機種はほぼ仕様も固まっており、先日メディア初公開をしたので、一般販売を希望される方は是非、エバーグリーンにメッセージを送ってください。その反響次第で年内販売もあるかもしれませんので。

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