ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

MACCAレッドシグネイチャーNEWシリーズが遂に発売開始!たまらんばい永野プロデュース機種3種を復習&完全解説!

寄稿:永野 総一朗(たまらんばい永野)
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

Macca Red Signature Series

Macca Red Signature Series機種は6本。

まずは武田プロプロデュースの

●65MHST (ベイト)
●63MLST (スピニング)
●76XXH  (ベイト)

こちらは武田プロの詳細な解説が公開されていますので、今回は私がプロデュースした

●65M+    (ベイト)
●611MHST (ベイト)
●69ML+   (ベイト)

こちらの3機種を改めて釣果と共に解説。

 

①HUMRC-65M+/RS

 

ずばり、ミノー竿です。

今回のシグネイチャーシリーズ、ちょうど私がガイドを開業して5年の節目であるタイミングで作らせていただいたロッド。自分のプロデュースしたHU-MINNOW111SP・Fに合うロッドが欲しかったこともあり、ザ・たまらんばいミノーロッドとしてラインナップに入れました。

ミノー竿は、まず取り回しの良い長さが大事で、ベイトフィネスロッドを除けば、これまで一番短いミノーに使えるモデルは6.7フィートでした。それをさらに取り回しが良いように6.5フィートの長さに縮め、テーパーをレギュラー寄りにし、全体が曲がり、そして良く戻るように設計しています。

 

ミノーやポッパーなどアクションが必要なルアーを操作した際に、トゥイッチやジャークなどのアクション事にロッドが綺麗に「戻る」ようになっています。これによって連続したアクションが疲れず、オートマチックにできるという仕組みです。

それ故にミノーやポッパーなどロッドを振るアクションが必要な釣りに特にマッチしています。私がガイトパターンとして使う、強風時の爆風ミノーパターン(ジャークベイトのドラッギング)にもベスト。ボートを流しながらHU-MINNOW111SPをひたすらにジャークしていきます。

この釣りではゲスト様に、この65M+をレンタルしているのですが高確率で釣れています。

 

ひったくりバイトがたまらんばい!だそうです。

南湖LOVER VOL.2のフローティングミノーを使ったウキウキたまらんばいパターンでも活躍。

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」

また、レギュラーテーパーと長さを生かして、手数が必要な巻きモノにもOK。バイブレーションやチャターベイト、1/2オンスまでのスピナーベイトも巻いてもらうことが可能です。

さらにオカッパリもされる女性ゲスト様が、スタッガーオリジナル5インチのライトテキサスでも使っておられており、人によっては65のM+というスペックで色々と使いまわしてもらえるロッドです。

 

ちなみに、今回のレッドシグネイチャーシリーズでは2番目にご注文の多いロッドになっています。

 

②HUMRC-611MHST/RS

続いて「ズバシスティック」こと611MHST。

これはこだわりこだわって作り上げた、スーパーボトムスペシャルロッドで、もう本当にボトム専用のロッドです。私が琵琶湖で使うボトムの釣り、テキサスやフリーリグ、ヘビダン、ジグなどを、気持ち良く投げ、丁寧に変化を拾い、思い通りにアクションさせて、ズバシと曲げて掛ける。この一連の動作を通して満足の1本を獲る、そんな思いを込めた1本。

まず、武田さんの65MHSTとも同じく、デジーノブランクスのソリッドティップを搭載。

これにより、ウィードが減少した琵琶湖の湖底の変化をしっかりとティップをとらえることができます。特にずる引きやユスリングは大得意なロッドで、サブテーマはずばり…

「琵琶湖のボトムを舐めまわす」

底物が大好きな人にはぜひとも使ってもらいたいロッドです。

今春撮影した南湖LOVER VOL.3 ではスタ5流しで使用。遠くの固定の変化を捉えて、バイトを取り、ズバシとフッキングしています。

 

ロッドレンタルの希望も多く、ボトムの釣りを中心にゲスト様に使っていただきました。

誰もが口を揃えて底の状態が良く分かる!と言ってくださいます。今年一番沢山のドラマを生んでくれそうなロッドです。

琵琶湖の釣りはここ近年大きく変わりました。全域を覆っていたウィードは消え、ボトムがむき出しになったり、ウィードに関しても新しく生えてきた新芽や背の低いところも丁寧に狙ったりと何かにつけてタイトなアプローチをするようになりました。

ウィードが全面にあったころは、ウィード(変化)からルアーをいかに逃がすか、ウィードを切ったり外したりがどれだけ快適にできるかが重視されていましたが、今大事なのはどれだけ変化を拾えるか。変化から逃がす時代から変化を拾う時代へ。

そうした意味では611MHSTは「これでもか」というくらい、ボトムの変化を拾ってくれるロッドに仕上がっています。

 

③HUMRC-69ML+/RS

 

元々はボトムを引くライトキャロや、巻きキャロなどをベイトタックルでもできるようにと考案したロッド。

「普段スピニングでやっている釣りをベイトでやりたいので」と、はじめはただのワガママで作っていったロッドでした。しかしプロトを使い込んでいく撃ちに冬~早春のスタストをはじめ「ユスリング」と呼ぶ、リグをゆすりながら丁寧に引いてくる釣りに非常に向いていることが分かってきました。

間違いないなく2020年、10℃以下の低水温期に一番沢山のバスを釣ったロッドです。そのほとんどはナスリグスタスト。

 

低水温期のバスは、ボトムの固いところ(岩や沈みモノ)にタイトに付き、セオリーとしてワーミングに関しては「移動距離少なめ、アクション強め、スタック感強め」のリグに対して反応します。例えばネコリグなどもこの部類のリグですよね。

 

ナスリグスタストは、スタッガーオリジナル3.5インチ & 3/0オフセットフックの組み合わせに、お腹にシンカーストッパー&3.5gクイックチェンジャーを噛ませた変則リグ。

腹部のシンカーがうまくボトムにスタックしながら、ボディは揺れながらも、頭ではゴミを拾いにくいというリグ。 冬~早春はこのリグをベイトフィネス10ポンドで組み、パシパシとゆすりながら丁寧に引いてくる釣りをするのですが、これが69ML+だとゆすりやすいのなんの!!!!

こちらもゲスト様にレンタルさせてもらっておりますが、良い具合にバスを引っ張ってきてくれました。

 

ナスリグ以外にも、8ポンドフロロと組み合わせて、スタッガースティックのジグヘッドリグやHU-MINNOW77SP、ライトキャロや5gまでのダウンショット、ネコリグまで快適に使うことができます。

 

あえてイメージしやすいように他社ルアーで言えば、特にセンコー4インチのノーシンカー投げて操作するには、ドンピシャリ!というテイストです。

長さもちょっと長めの6,9フィートなので、遠投も効き軽いものを巻くことにも適していますが、私の中ではザ・スタスト竿という風な位置づけになりました。

発売本数は決して多くはないですが、気になる方はお近くのお店で手に取ってみてください。

レッドシグネイチャーで新しい釣りを!!!!

 

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。
2 / 3
前へ 次へ