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今江克隆のルアーニュースクラブR 第998回「釣果テッパン!フラット系ワームの注目リグ&使いこなし法」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「グライドフォール」だけじゃない!すぐれたフラット系ワームの特長は?

確かにこの「グライドフォール」を利用したフラット系ワームの釣り方は、時として爆発的効果を発揮するが、逆に「グライドフォール」ばかりを意識し、上下にリフト&フォールばかりしすぎると、フラット系ワームの本当に釣れる簡単な方法を台無しにしてしまうことがある。

優れたギル型フラットワームは、スパイラルフォールの落ちパクで喰わなかった後の、そのシルエットと存在感で喰わせる魅力があるので、そういうワームを選択すべきである。

フラット系ワームの超オススメリグ!

そして、実は自分が昨年からギル型フラット系ワームで安定した実績を残しているのが、「可動式フリーリグ」である。

これは写真の様にフリーリグシンカーを2つのペグで挟み込み、フォール後のノーシンカーフォール状態の幅を任意にコントロールするリグである。

2つのゴムストッパーでフリーシンカーを挟み込み、カバー撃ちでは2つで完全固定。ブレイク狙いでは1つを広げてスパイラルフォールも活かした時間差フリーフォール。また簡易的にキャロにもできる便利リグだ

このリグのポイントはしっかり止まるストッパーゴムを選ぶことと、シンカーの自由度を劇的に向上させる富士工業の「リグスベル」を使うことだ。不思議と「リグスベル」を使うと、ゴムがシンカーに当たってズレることも少ないように感じる。

Fujiの「リグスベル」を使うとシンカーフリーになる速さと、ナゼかゴムのズレも少ない気がするのでオススメです

このリグの基本は、1つ目のゴムストッパーはフックの直前にショックアブソバーとして固定、もう一つのゴムはそこから30cm離して固定する。これによって、スパイラルフォールを殺さずにフォールさせ、着底後にノーシンカー状態を作り喰わせる間を与えることができる。

また、そこからズル引きで障害物を超えた際もシンカーが先に素早く落ち、時間差でノーシンカー状態のフラットワームが滑り落ちてくる寸法だ。

このズル引き時にバスが反応するか否かがフラット系ワームでは実はとても重要で、ここで水をしっかり掴めて動かせること、存在感があること、そしてスローでも動くテールがあることが、重要になると考えている。

最近お気に入りの「可動式フリーリグ」。こんなメジャー釣り場の天才ブタバスが喰ってくるのが間違いない証拠

フラット系ワームのセレクト法、ローテーションは?

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