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【松崎 真生のTOP50参戦記】初の総合2位獲得!お立ち台で見えたもの

寄稿:松崎 真生
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秋のバス釣り入門

こんにちは。松崎真生です。

今回のTOP50参戦記は…第4戦の桧原湖を振り返っていきます。

松崎 真生(Matsuzaki Mao) プロフィール

高校時代に長良川でのバスフィッシングに衝撃を受け、高校卒業と同時にボートを購入しそのまま通い詰める。 19歳で単身長良川近郊に移り住み、ガイド「MAO Guide Service」をスタート。 大江川、五三川のオカッパリにも造詣が深い若手成長株。2000年8月生まれ。

いろいろなモノが見えたお立ち台

試合の結果を先に言いますと…初のTOP50のお立ち台!準優勝することができました! みなさま、応援ありがとうございました!

初の2位と言うこともあり、すごく嬉しい反面…優勝することの凄さや、結果から見えた自分の強み、そして優勝するために必要なこと、自分に欠けているものが見えた試合でもありました。

日に日に減水が進む桧原湖

試合のタイミングの桧原湖は、日に日に減水が進み毎日船をおろす場所が少しずつ変わっていくような状況。

ビックラージマウスを入れないと上位に行けないのはわかっていたので、プラクティスではシャローのウィードや立木、レイダウン、スタンプなどでラージマウスの姿を探しつつ、ベースとなる沖のスモールマウスを見て回りました。

思いのほかシャローにラージマウスの姿を確認することはできたんですが、600グラムから800グラムのラージマウスもたくさんいる状態で、1キロ後半もチラホラ見える感じ。つまり、ブラインドで狙ってしまうと、どのサイズが食ってしまうのかわからない状況なので、サイトで絞り込んで狙うことも考えていました。

それとともに沖回遊のスモールマウスの状況も確認。僕狙っていたエリアは2つあって、魚も人も沢山いるエリアと魚も人も少ないエリア(結果から言うと後者のエリアが良くなった)。ベースは700gから900g、そしてたまに1キロか1.2キロが釣れる状態を確認し、いざ試合スタートです。

初日から一発勝負!

初日は朝からビックラージ狙いのシャロー勝負を決行!

シャローはウィードエッジや立木を狙いとサイトで、月島のインサイドからエントリーし早々にウィードにフリーリグを落としてラージヒット!…ですが、これが700gの35センチクラス。

その後もウィードでポロポロ拾いながらリミットメイク、その時点で2キロ前後。このウエイトだとシャローの意味がないのでサイトもしましたが、バスが“泳ぎモード”に入っていて全然食わない感じ。

12時を回りそろそろディープへ行こうかなという時に、バンクから少し離れたシャローフラットに映ったバスをフリーリグで追加。950gクラスのナイススモールが入ったタイミングで、残りの3時間は沖でウエイトUP狙いに変更。

初日なのでプレッシャーがまだ薄いだろうと考え、人もバスも沢山いるディープエリアへ。そのエリアでサカマタシャッド5インチにフットボールジグ1/2をセット、メインラインにサンラインの高比重PEラインオールマイト0.6号、そしてリーダーにトルネードVハード1.5号を巻いたスピニングタックルに持ち替え、回遊系の魚を狙い…950g以外の魚を入れ替えることに成功!

せっかく釣ったヒバラージをウエインできなかったのが残念ですが…そんな感じで初日は2700gで11位スタートとなりました。

2日目は沖からスタート

2日目は減水によりシャローが厳しそうだなということで沖からスタートすることに。

初日に昼から入ったエリアに朝イチ行ってとりあえずリミットメイクを…と考えていたのですが、そう甘くはなく。プレッシャーなのか全然食わない状況。

ここは粘らずに速攻で移動、今大会のキーエリアへ。これが功を奏し、いきなり1200gクラスのキッカースモールをキャッチ!それに続いて950gサイズが連発し…3100g短日3位のウエイトを持ち込むことに成功!

予選2日間を終え4位で決勝進出!この時点で1位とは1500g以上の差があり、優勝するにはラージを釣らないと勝てない…。2日目の終わりにシャローをチェックするも、僕のラージエリアはさらに難しくなっているし…と、色々考えながら3日目に入りました。

勝敗を分けた3日目

さぁ最終日となる3日目です。朝に沖で3本を揃えた後にスグにシャロー勝負へ!

ですが、やはり見えているビックラージはルアーには見向きもしない感じ。手を変え、品を変え、頑張りましたがタイムアップ。結果は3本で2940g。短日3位となり、総合2位で終えることになりました。

今回の試合から導入した新たなセッティングと反省点

振り返ってみると、今回の試合から導入した新たなタックルセッティングもよかったのかなと。上記しましたが、62L-STのスピニングに1/2ozのフットボール、そしてラインは高比重のシンキングPEライン「オールマイト」0.6号に、リーダーには「トルネードVハード」1.5号というスピニングタックル。このタックルのおかげで、スモールマウスの細かいバイトを取ることができました!

キーはラージマウスバス

結果的にラージを入れられなかったことで優勝できなかったと言うこと。プラの段階からもっともっとラージを探しておかなければいなかったと反省だらけの試合になりました。

反面、1位となった藤田夏輝選手は最終日入れ替えなしのキッカリ3本で、しかもラージを釣っての逆転優勝。勝負するところはもっとしないといけないなと思わされたすごい攻め方をしていました。

試合の組み立て方の課題が明確になったので、個人的には成長できたかなと感じています。

そして最終戦は霞ヶ浦水系!そちらの記事もお楽しみに!

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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