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【メガバスの超名作】レンジ別システムジャークベイト「ワンテンR」をサトシンこと佐藤信治が完全解説!

寄稿:佐藤 信治
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今になっては“世界No1ジャークベイト”と言っても過言ではない「ヴィジョンワンテン」ですが、デビューした当時は正直、日本人バスアングラーの皆さんにはあまり評価されてなかったかと…。

その理由はダート幅や動きが弱いということだったと記憶しています。

 

ジャークベイトは究極のリアクションベイト

個人的には、その前に発売されていた「X-80トリックダーター」っていうジャークベイトの想像を絶するイレギュラーアクションで、バスのスイッチが入って食らいついたシーンを目にした時、ジャークベイトは究極のリアクションベイトだっていうのを理解しました。

それから、お世辞抜きでメガバスのジャークベイトに興味が出てきたという訳です。

 

ヴィジョンワンテン」がデビューした時は、「X-80トリックダーター」とは全く違ったおとなしいイレギュラーアクションでしたが、「なんじゃコレ!」とは思わず、コレは何か狙いがあるとレパートリーにしたところ…、これがこれが!

これまでにないぐらいバスが確実に好んで反応したことから、周りの有名なバスアングラーさんが何を言おうが、それからはこのジャークベイトをずっとイチオシしてきました。

そこから、「ヴィジョンワンテン」がメインジャークベイトで、他のジャークベイトを使い分けるジャークベイト人生となりました。

 

時代に合ったジャークベイト「ワンテンR」シリーズ

その後「ヴィジョンワンテン」が世間で評価されてくると同時に、各社のジャークベイトも使えるモノが多くなってきて、同時に琵琶湖においては、バスの巨大化!?が進んで状況が変化していきました。

そこで時代に合ったジャークベイト(当然ヴィジョンワンテンをモデルとしたジャークベイト)が欲しいと思っていたところ、タイミング良くメガバスさん(古くからの知人、伊東由樹さん)とタッグを組むことができ、ワンテンRシリーズがデビューしました。

 

といっても、「ヴィジョンワンテン」の本質的アクションを変えないまま、ジャークベイトではNo1レベルな遠投飛距離に対デカバスにも対応した設計を加え、僕が求めていた完璧なモノに仕上げてもらいました。

 

各レンジに対応した様々なモデルがラインナップ

そういった経緯があり、1番の狙いであったジャークベイトではほとんどなかった“システムジャークベイト”としてレンジ別ジャークベイトが完成!

これまでに、「ワンテンR」(1.7m)、「ワンテンR+1」(2.3m)、「ワンテンR+2」(3m)と、実質潜行レンジ4m(魚探数値とは違いますので…)オーバーの究極のジャークベイト「ワンテンR+3」までが誕生。

正直、実質潜行レンジ4mオーバーのジャークベイト(ロングビルクランキングミノーとは違います!)ってのは、間違いなくメガバス(伊東由樹さん)だから成せる業だと思いますよ。

原理的には細いミノーシェイプでリップが長くなればなるほど、真っ直ぐに潜行しにくくなりますからね。 コレができたなら、ジャークベイトで実質潜行レンジ5mの壁までマジ近づけるかも!? メガバスなら…(笑)。

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