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今江克隆のルアーニュースクラブR 第989回「初公開!ボラ系新型スイムベイト」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ビッグバスにやたら効く「I字フォール」

ソルソニ・サウスブレード」は、基本的なアクションは「ソルソニ」を踏襲したうえで、「メタルクロースピン」や「フラッピンソニック」のキモである「チラチラ効果」をアップデートさせたメタルバイブだが、それ以上に大型のメスバスにとても効果があると思うのは「重量と大きさ」である。

実は「ソルソニ・サウスブレード」は細身ではあるが、一般的バス用メタルバイブの中では何気に最大と言ってもいいほどデカい。そして重さも20gもある。

本来ならドン引き級の大きさなのだが、まずはこの大きさ、サイズ感こそがデカバスに効いていることは間違いないと思う。特に広大な琵琶湖において、この大きさゆえの発見率の高さは重要である。

しかし、だた大きいだけではメタルバイブ系は「引き感が恐ろしく重くなる」、と同時に板状ゆえに板面積が大きくなるほど「キレイにフォールしにくくなる」と言ったデメリットが出てくる。

小さいメタルバイブの場合はトリッキーなフォールが効果的な場合も多いが、基本的にルアーは大きくなればなるほど突然トリッキーに激しく動くとバスは怖がってしまう傾向が強い

ところが、「ソルソニ・サウスブレード」は、その可動式腹ビレの恩恵で、20gもあるのにシャクリ感は非常に軽く、フォール時にはこのヒレがピッタリ畳まれることで、非常に美しい姿勢で真っすぐ一直線にフォールする。

実はまさに「I字フォール」とも言うべき無アクションのファーストフォールが、大型バスに非常に効いているのではないか…と推測している。

テスト段階から琵琶湖、リザーバー問わずマックス級サイズの捕獲率が非常に高い「ソルソニ・サウスブレード」。 20gの重さと、縦方向への完璧とも言える「I字ミサイルフォール」がビッグママのリアクションを誘うのかもしれない

また、20gと言う重さがありながら、琵琶湖で最も効果的な水深が3〜4mの光の差し込むフラットエリアと言う事実からみても、腹ビレのチラチラ乱反射効果もバスにとってはあながち無意味ではないかもしれない。

いずれにせよ、現在、絶好調にハマっている「ソルソニ・サウスブレード」、先週リリースされたばかりなので、すでに開催中の「ソルソニ春祭り」に投入してみてほしいルアーです。

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