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【ビッグベイトで50UP登場】春バスシーズン到来!水野浩聡が早春野池をオカッパリで攻略

連載:水野浩聡のOne more fish
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こんにちは!

いよいよ3月に突入しました。
すでに春に向けて動き出している魚たちがいる中で、いかにしてそれを釣っていくか?というところにスポットを当て込んで釣りをしていた今週。

さて、春のイイ魚は釣れたのか…?それでは今週もいってみましょう!

 

早春×デカバスのキーは”中層”

三寒四温という早春特有の天候が続き、日照時間も確実に長くなってきたことで、バス釣りに関しては、狙いはプリスポーンと呼ばれる産卵前の個体を狙って釣っていくことが多くなってきています。

 

たとえば、デラボールのような水押しの強目のスイムベイトや、存在感がありながらも止めたり、ロッドアクションで誘ったりできるビッグベイトやジャークベイト。 濁った時用にチャブルSRなどのクランクベイト。

そして、そういった釣りでのフォローや、より食わせを意識したアプローチとして、フリックシェイク4.8インチのジグヘッドワッキー、リアル系の3インチクラスのワームを用いたジグヘッドのスイミング。

このようなルアーたちを適材適所で投入していくのですが、これらの釣りには共通点が。その共通点とは「中層を攻める」という点。

昔から「メスは中層、オスはボトム」と言われている通り、産卵に向けて準備している個体を狙うにあたって、オスとメスの釣り分けをしていくと、より効率的に狙った魚をキャッチしやすくなります。

個人的にはやはり旬なプリスポーンを狙いたいので、中層をキーとしたルアーセレクトだったり、ボトムを切った状態でルアーを操作することが多いタイミングとなります。

 

実際の釣りでも中層で…

今週の釣りでは、ディープが隣接したシャローに生えているガマの横でビッグベイトを入れると、突然の強い衝撃が手元に伝わり、50アップをキャッチすることに成功。

 

朝は冷え込んだ日でしたが、10時くらいから気温が上がり、ポカポカしてきたタイミングにそこに上がってきたものと思います。

コンディションも申し分なく、まだまだこれからお腹は膨らむはずなんですが、すでに抱卵状態にある個体で、水温の上昇とともに浅いところへ上がってきて、カバー周りにサスペンドしていた感じですね。

 

この時期のメスバスは、目線もしくは目線上で、ゆっくりと大きく動くものに対しての反応が良く、僕自身が年間通して最もビッグベイトやスイムベイトの出番が多くなるタイミング。

たとえバイトまで至らなくても、チェイスを確認できたり、出てきた場所を知っておくことで、その個体の季節の進行具合、もっと言えばそのフィールドの季節の進行具合を読み取ることもできます。

今回は良い魚がシャローで釣れたとはいえ、ディープがすぐ横に隣接した場所でのバイト。 これがもう少し季節が進むと、遠浅地形のシャローフラットなどが機能しだして、産卵に向けてのモードがさらに上がってくるので、現時点では、完全にシャローに行く前の段階で、水深変化のある場所で捕食を繰り返し、体力をつけている最中なのかな…などと推測。

こんな風に、釣れた場所と個体から、なんとなくでもフィールドの季節感を読み取ることができるので、自分の中で仮説を立てながら旬な魚を狙っていくと面白いですよ!

難しいながらも、個人的には最も楽しいプリスポーン狙いの釣り。
ぜひ旬な個体を狙ってみてくださいませー!

 

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

 

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