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【アングラーなら押さえておきたい】エリアトラウトから考察するラインの使い分け方と4種の特長を深堀り

寄稿:礒野 寛之
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エリアトラウトでPEラインを選ぶならコレ!「SIGLON(シグロン)PE×8 ライトグリーン」【サンライン】

▶ 沈降速度(比重);0.97

PEラインは「糸を細くしても強度を確保でき、引っ張り強度がとても強い」「遠投性能に優れている」伸びが非常に少ないことから「ボトム付近や遠投した先でのリニアな操作が行いやすい」「沖でのフッキングをより少ない動作で行いやすい」。

こんなメリットが挙げられます。そして、水よりも軽いので浮きます。

 

このような使い方が可能

・狙う魚のアベレージサイズが大きい時(=ラインの強さにより安心感を持たせたい時)

・遠投して、沖の竿抜けポイントを狙いたい時

・ラインの浮力を活かして、上から引っ張り上げるようにじっくりと狙いたい時

・ボトム攻略(専用バイブレーションやミノーなどのプラグ、メタルバイブレーションなど)

・トップウォータープラグを用いた水面の釣り

・マイクロスプーンを用いたタテの釣り

基本的にはPEは風の影響を比較的受けやすい性質を持っていますが、それをプラスにするかマイナスと考えるか…それはアングラーの発想次第です。

シグロンPE×8は、コスパ高い系のオールパーパス8本編みPEライン。

エリアトラウト以外にもネイティブトラウトやバス、ライトソルト、オフショアetc…様々な釣種で信頼して使っています。細糸で信頼できる糸は太い番手でも信頼できます。

特に気に入っている点は「結束部の安定性」。細い番手でFGノットを組んでも安心した締め込みが可能です。

また、長期間使用しても色落ちが少なくスプール馴染みも良いです。ラインを弛ませてもコイル状にもなりづらい為、フィネスな釣りにも好適しています。

また、細ければ細いほどPEラインのメリットとしては活きやすく、私の場合はシグロンPE×8の中では最細な0.3号に対して、フロロリーダー3lb(0.8号)をセットして使用しています。

サンライン公式「シグロンPE×8」詳細ページはこちら
http://www.sunline.co.jp/sl_html2/products/allpurpose/siglon_pe8.html

 

エリアトラウトでポリエステルラインを選ぶならコレ!「鯵の糸エステルNightBlue」【サンライン】

▶ 沈降速度(比重);1.38

4つの素材の中で、エリアトラウトでは1番新参者なラインとなりますが、アジングで一部のアングラーが導入し始めた頃から密かに使い続けてきました。

「PEに次ぐ伸びの少なさ」「それでいてクリアーラインが使えること」「ナイロンとフロロの中間に位置する水に馴染みやすい比重」「これらからくる明確な使用感と感度」…これらが大きな特徴。

これまで手元への情報がノー感じに近かったマイクロスプーンやマイクロクランクのようなルアーも、このラインと組み合わせることによって使用感が明確になります。

また、各号数を使い分けることで、より広いルアージャンルへ器用に対応してくれるのも強みです。

号数別の使い分け例

【0.25号(+フロロリーダー2lb)】

・マイクロスプーン

【0.3号(+フロロリーダー2.5lb)】

・マイクロスプーン&マイクロクランク

・ボトムのズル引き

【0.35~0.4号(+フロロリーダー3lb)

・放流直後

・ボトムプラッキング

・トップウォータープラッキング

・ボリュームのあるクランクベイト

・マジックジャーク

リーダーの接続はトリプルサージェンスノットで約20cm(結び目がトップガイドから出る)程度が基本です。

私が鯵の糸エステルNightBlueに信頼を置いている理由は大きく分けて3つ。

まず1つ目は「絶妙な視認性」です。

上の画像を見ていただくと、一見普通のクリアーラインのようで“絶妙な視認性”が確保されていることが何となくでもお分かりいただけるかと思います。

これは、ライン自体が太陽光の紫外線に反応して、膨張するように見えるようになっているからです。

ラインスラッグやラインの位置関係を視覚情報としてより正確に把握できるようになるので、必然的に釣りの精度は高まります。

次に2つ目は「エステルならではの感度は保ちつつライントラブルを抑制してくれる適度な伸度設定」です。

しなやかで適度な伸度設定を持たせており、スプール馴染みがとても良いです。また、号数により糸質を変えているのも大きな特徴。感度&飛距離を出しつつも、ライントラブルを未然に防いでくれています。

そして3つ目は、「NSVライトと組み合わせることによる抜群の視認性」です。

これがこのラインの本来の最大の特徴とも言えますが、夜間時に紫外線ライト(NSV=ナイトサラウンドヴィジョン)を当てることでの抜群の視認性は、アジングだけでなくエリアトラウトでも役立っています。

サンライン公式「鯵の糸エステルNightBlue」詳細ページはこちら
http://www.sunline.co.jp/sl_html2/products/salt/ajinoito_nb.html

 

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