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「メバルシーズン本格化!本当はシークレットにしておきたかった、バヒッド55のベイトフィネスゲーム解説」トモ清水のガッ釣りソルト

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

いよいよメバルシーズンが幕開けし、本格的なシーズンに突入しました。

一部の場所を除いて全国的には、水温低下でアジングの釣果も落ちてきて、冬のライトゲームといえばメバリングがメインになります。私がよく行くフィールド、三浦半島も水温低下に伴って、あれだけ調子が良かったアジも姿を減らし、メバルがメインとなっています。

ここ数年、アジングに人気の座を奪われていたメバリングですが、最近はメバルの多様性さにより、また再加熱。昨今のプラッギングブームなど、メバルは実にあらゆるルアーに反応するゲームフィッシュ。反応するレンジもトップウォーターから中層、ボトムまでと、あらゆるレンジに場所と時間、季節に応じて様々な変化を見せてくれます。

ベイトフィネスタックルで入れ食いを満喫♪

使用するルアーもそれに伴って、定番のワームのタダ巻きからトップ系のプラグ、そしてミノー。ボトムでは小型鉄板バイブレーションやボトムワインドなど、攻め方、ルアーのチョイスは様々。ひと前昔より釣れなくなった時代だからこそ、単純な数釣りではなく、また食べるだけではなく、ルアーの本質であるゲーム性を高めた釣りこそが、今メバリングに求められる要素になってきています。

これからさらに寒くなる季節は本当にメバルのアタリが恋しくて、夜な夜なフィールドにメバルを求めて足繁く毎年のように通います。この時期はメバル一色になるので、1つのことに集中できる好きな季節でもあります。

メバルは本当に奥が深くて、最も好きなターゲットかもしれません。自分のスタイルだけでも大きく分けて5つほどあります。これまでメバルは何千尾と釣ってきましたが、どうしても釣りが単調だと飽きてしまいがちです。そこで私の場合、スタイル毎に釣行の目標をしっかり作ってメバルゲームを各々楽しんでいますので、そのスタイルをご紹介したいと思います。

トモ清水流!常に楽しめるメバリングスタイル6!

スタイルは大きく分けて6つあります。

  1. 「ベイトフィネスメバリング」
  2. 「プラッギングメバリング」
  3. 「パックロッドでお気軽メバリング」
  4. 「リアルフィネスメバリング」
  5. 「スローテーパーロッドで遊ぶメバリング」
  6. 「尺メバリング」

どれも奥が深く、とてもここでは全て書き切れませんので、1つ目のベイトフィネスメバリングを今回説明したいと思います。

ベイトフィネスメバリングの魅力

ベイトフィネスとプラッギングの組合せ、みたいに5つのスタイルをミックスすることはあるのですが、基本的に私の場合は1つのスタイルを、目的をもってそれだけみっちり通すパターンが多いのです。

1つ目のベイトフィネスによるメバリングも、基本的にベイトフィネスタックルだけ持ち込みます。そのタックルでプラグも投げれば、あえて1gといった軽量ジグヘッドにワームをセットしたリグも使います。やはりスピニングと違ったゲーム性がベイトタックルには存在しますので、ベイトフィネスはとことんそのタックルだけでトライしています。またベイトならではのメリットもありますから本当に楽しいですよ!

ジグヘッド1つとっても、ラウンド型から弾丸型、ダート系もあり、ジグ単1つで狙うメバルゲームだけでも非常に奥が深く、メバルのルアー釣りが飽きない理由となっています。ただ、今回ご紹介するベイトフィネスタックルだと、どうしても慣れないとスピニングで扱う1.5g以下のウエイトは、飛距離も出にくく、バックラッシュなどのトラブルが発生しがちです。

そこでベイトフィネスでオススメするウエイトは1.8g以上。もちろん慣れれば1gの軽量ジグヘッドも普通にキャスト出来るのですが、最初からはオススメ出来ません。さらにいいますと、最初は3gや5gといったウエイトがストレスなく使えますのでオススメです。

そんなに重いウエイトだと食わないのでは?と思われがちですが、普通にバイトしてきます。メバルの活性や個体差で、軽いジグヘッドにしか反応しないケースはありますが、そういったメバルはとりあえず無視して、果敢にバイトしてくる高活性のメバルだけテンポよく狙っていけば良いでしょう。

ジグヘッド単体=ジグ単はシンプルだけど奥が深い釣り!

ジグヘッドの使い方は、基本3つあり、その3つを試せば大概アタリパターンは見つかります。

まずはやはり基本となるタダ巻きです。2つ目はリフト&フォール。3つ目はダート。あとは表層なのか中層なのかアタるレンジを探っていけば問題ありません。

それでもどうしてもメバルを釣りたいという方は、ガルプ!のベビーサーディンやベビースクイッドをジグヘッドと組み合わせて使うと良いですよ。やはりサイトでメバルを観察していても、他のワームと違いガルプ!は完全にエサとしてバイトしてくることが多く、ミスバイトの後でも何度も追い食いしてくるのが観察できます。

普通の味とニオイの弱いワームだと、一度バイトしてフッキングしないと警戒して追うのをやめます。それほどガルプ!の各ワームはメバルの定番になっており、釣果の差がハッキリ出ますので是非使ってみてくださいね。

ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン 2インチ

ガルプ!ソルトウォーター ベビースクイッド 1.8インチ

次ページでは「本当はシークレットにしておきたかった」対メバルルアーをご紹介!
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