さて、この原稿を書いているのは12月23日なのですが、先週は片倉ダム、昨日は亀山ダムに行ってきました。
どちらもバスアングラーの間では有名な房総ダムですが、今年は例年の12月とは少し状況が異なる印象を受けました。
まだまだ水温が高い!
12月14日の片倉ダムでは表水温が12度、22日の亀山ダムでも11.3度ほどありました。
そのせいか、例年ならば釣果が安定しているはずのミドル~ディープの反応が薄く、釣れているレンジが極めて浅いという、12月としてはなかなか貴重な状況になっている気がします。
以前の記事でも書きましたが、そもそもなぜ高水温が続いているのかというと、冷えが足らないこともありますが、10月の台風で長い間濁っていた水色が関係していると考えています。
色のついた水はクリアな水に比べて太陽光の熱で温まりやすいのです。そして朝晩の冷え込みがあまりきつくないため、高水温が続いているものと思われます。
そのため、「ベイトが1.5~2.5mくらいにとどまり、本来はミドル~ディープフラットに集合するはずのバスがディープに落ちていない」というのが現在の状況なのでしょう。
これからは冬でも中層の釣りがキーになる?
これは私の想像ですが、これからは冬でもボトム付近ではなく狙ったレンジの中層をしっかりトレースする釣りが必要になると考えています。
温暖化により日本を直撃する台風が大型化してきており、今年と同じようにレイクに慢性的な濁りをもたらすことが増え、水温低下が遅れていくイメージです。
また、ベイトのレンジが2mだとしても、2mのフラットには入ってこずに、適度に湖流が巻いていディープフラットの中層に浮いているケースが散見されました。
大多数のベイトが浮いてしまっていることから、中層の釣りが必要になるわけです。
年末年始頃になれば今よりも水温が下がってミドル~ディープがもう少し上向いてくると思います。
皆さまの釣り納め、もしくは初釣りに少しでも有益な情報となることを祈念して、2019年の寄稿を終了とさせていただきます。
皆さま、良いお年を!