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40cmオーバーのギガアジ連発!タフコンディションの壱岐でアジングを満喫

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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爆風の中ギガアジに挑むことに

後半の釣りは爆風の中のギガアジ狙いでしたが、これはこれで楽しめました。

ジグ単で狙うギガアジは潮をどこまで読めるかが重要。回遊で回ってくるアジを狙う方法とは違うので、壱岐に来る楽しみはこのアジを釣ることでもあります。

ただ、この日は10m程の爆風の中で釣りをするので、僕は問題ありませんが、ガイドなのでお客さんに釣ってもらわないといけないので、この爆風はちょっと厄介。

 

ギガアジの絞り出し方

ポイントに着くと真正面から爆風が吹きますが、潮は右から左に動いています。まずは「ダイヤモンドヘッド3g」に「パフネーク」のわさびカラーを付け、アップに投げます。

ウエイト 数量 本体価格
0.4g / 0.6g / 0.8g / 1.0g / 1.3g / 1.5g / 1.8g / 2.5g(太軸) / 3.0g(太軸) 5個 380円(税抜)

サーティフォー公式「ダイヤモンドヘッド」詳細ページはこちら

 

風が強くてジグヘッドが沈まないので、ラインの浮き上がりを防止するため、ジグヘッドの20cm程上に5Bのスプリットを打ちました。

こうすることで、真正面の風に対し右方向のアップに投げてもジグヘッドは浮く事なく、しっかり潮になじんでくれます。

ギガアジが潜む潮を探す場合、ジグヘッドに噛んでくる潮というのが存在し、(歯車が噛み合う様な感じ)ジグヘッドが馴染む潮を探すと、アタリが感じ取れることが多いです。

この探り方で数多くのギガアジを釣っていますが、僕の中でイメージしている感覚なので、なかなか人に伝えることができませんが、カウントでは伝えれるので一緒に行った人にはその方法でお伝えしています。

ですが、潮はいつも一定ではないのでその潮を常に探しています。

 

スプリットのウエイトを変えると?

今回もその潮を見つけ、アタリを感じとることができますが、ラインが弛(ゆる)んでいるので中々掛ける事ができません。

なのでスプリットを5Bから6Bに変更し、もう少しラインに張りをださせるようにするとアワセがきまりました。

通常はギガアジを狙う場合、「ピンキー0.4号」を使用します。

ですが、今回は新作ロッドの粘りを調べたかったので、0.3号にしてドラグも普段より弱くしていることで、フッキングと同時に一気に走りだしました。

号数 数量 本体価格
0.2号 / 0.25号 / 0.3号 / 0.4号 / 0.6号 1個 1,500円(税抜)

サーティフォー公式「ピンキー」詳細ページはこちら

 

ギガアジはやり取りにもコツがある

リールはいつも通り1000番を使用。スプールがもの凄い勢いで逆転し、恐らく20m位走ったと思いますが、沖に走るならある程度走られても構いません。

止まるまで走らせて止まった時に魚の動きを観察します。

この止まった瞬間に寄せようとする方が居ますが、慌てて寄せてしまうとアジはまだ弱っておらず、元気なまま寄って来るので、足元で突っ込まれてバレる事が多くなります。

ですので直ぐに寄せるのではなく、ロッドで矯(た)めながら、アジと釣り合った状態を保っていると、魚も必死で尻尾を振っているので弱りが早くなり、その状態で情報を色々得ることができます。

また、その状態でロッドにアジの首振りの感覚が伝わると、アジはジグヘッドを飲んでいるので、口切れでバレることはありません。

その場合は少々強引にやり取りをしても大丈夫です。

逆に首を振っていなければ飲み込んでいないので、フックオフする可能性があるので無理せずゆっくりやり取りする必要があります。

そして何回か矯めると、魚の弱り具合もわかる様になってくるので、大きな魚をかけてからバラすことが多い方はぜひ、ロッドで矯める動作を行って下さい。

その場合、ロッドとラインの角度はバットに対して90度から少し鋭角になることが重要。鈍角になっているとロッドの弾力が全然使えないので、矯める事になっておらずラインブレイクに繋がります。

 

ギガアジを狙いに行く際は「天気」と「潮」をチェックするように

今回のアジも首を振っていたので、飲んでいる事が分かり、少々強引なやり取りをしても大丈夫でした。

ライン強度を十分に使いながらやり取りをして浮かせたのは45cmの立派なギガアジ。

この後2匹のヨンマルオーバーを手にしました。風が強すぎてゲストにはギガアジを釣ってもらうことができなかったのですが、風から逃げようのない島の辛さを存分に味わう釣行となりました。

これから壱岐はギガアジシーズンに入ります。朝夕のマズメの回遊の釣りではジグヘッドを沈めると釣れますが、あくまで回遊です。

今回の様に回遊して来ないケースもあるので、できるだけ天候と潮を考えてから訪れて下さい。

 

ギガアジ用タックル

ロッド:HSR―63 versionⅢ プロト

ライン:ピンキー(0.3号)

リーダー:ジョイントライン(1.2号)

ジグヘッド:ダイヤモンドヘッド(3.0g)

グリッターヘッド(3.0g)

ワーム:パフネーク2.2in.(新型ワーム)(カラー:わさび、こうはく)

キメラベイト(カラー:はなちらし、しろ)

 

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