ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR 第976回「フカボリ!ビッグベイト&ジャイアントベイトの超ディープでの可能性」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

まさかの結果を検証

透明度の高い池原ダムではルアーの姿もよく見えたので理解したが、「レプリケーターDSF」は左右にうねるジャバロン多関節アクションを活かすため、ヒラを打たせ難くいセッティングに根本から変えているので、複雑な立木のど真ん中を通しても横倒れしにくいため、木の枝を綺麗にスリ抜けて生還してくるようだ。

ロール系の動きと真逆のジャバロンウォークは姿勢が障害物直進回避能力に長け、水平テールもリアボディの横倒れを制御してくれる。

上が「レプリケーター180DSF」、下が「レプリケーター180」。 一見同じように見えるが、ボディ可動関節設計もテール部分も頭部デザインまで新設計のベツモノ。 DSFのリップは着脱可能で、リップレスにするとまんまジャバロン200。 リップレス用の縦、DSF用の横の、2種類のスペアテール付。  ただし「レプリケーター180DSF」には、その特性上フラットテールのS字モードはない

それ故に10mボトムのトップ8mぐらいの強烈な立木群の頭を舐めるようにドラッギングしたり、立木の密集嵐のど真ん中にフォールで縦に落として巻き上げてきたりしても、結局ロスとはゼロと言う、大富豪どころか思いもかけない倹約家になった。

ただ、またまた結果から言うと2日間で強烈な、明らかに大型バスと思われる明確なビッグバイトは2度起きた。しかし、その明らかなバイトの反面、そのワイヤー形状からバスがルアーの頭から喰いにきたためなのか、体当たり?かと思うような「掛かる感覚のないビッグバイト」だった。

ビッグベイトを丸呑みできるロクマルクラスならともかく、50〜55cm前後では、ボトムで頭を抑えにくるような喰い方の場合、どうしてもスピナーベイトのようなアッパーアームと、ビッグリップがフロントフックをカバーしすぎてしまう。リアフックもボディ背中でガードしてしまう感じだ。

2回明確なバイトがスッポ抜けてから(2日で2バイトですが…)多少根掛かりのリスクは増えても、レプリケーターのテールにはダブルフックを装備しておけるので、これをしておけば頭を食いにきたバスの下顎付近に高確率でフッキングさせることは可能だったかもしれないと後悔した。

デッカい歯形がやはり目玉の上に!ここから喰われるとフッキングはどうしても悪くなる

しかし、案の定ダブルフックを付けてからはバイトがないという後の祭りだった。

ルアーを最小の多関節「ベビーバスロイド」にすれば丸呑みも可能だろうが、狙いがはなからロクマル前後しか考えていないので、持ってくることもしなかった。

3 / 4
前へ 次へ