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【デカバス連発】ディープ隣接のブレイク攻めがキモ!水野浩聡が冬本番の大型河川を完全攻略

連載:水野浩聡のOne more fish
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こんにちは!
いよいよ12月突入。今年も残すところあと1ヶ月しかありませんが、思い残すことがないように、とにかく一日一日を大切に一個一個の活動をしっかりと行っていきたいなと思ってます。

さぁ、今週は久々に地元長良川(岐阜県)のボート釣りに行ってきました。
ちょうどその後にロケも絡んでいたので、前日は下見をしようということで、約一年ぶりとなった広大なエリアを見てきました。

 

初冬の長良川で攻めるべきポイント

長良川に関しては、二年くらい前までは連日ガイドで出ていたくらいなので、そこから流れによっての地形変化や沈み物の位置が変化したりすることはあっても、ぶっちゃけこの時期やるエリアというのは結構絞られてくるんです。

 

では、まず第1にどういったところを意識するのかというと、メインチャンネルのブレイクがどれほど隣接している場所で釣れるのか?ということ。

メインチャンネルが岸に寄れば寄るほど、そのブレイクの角度は急になったり、岸よりにその角度のキツいブレイクが存在しています。つまり、この水温の低下が伴う晩秋のタイミングから、最短距離でディープとシャローを行き来できる、急激なブレイクを意識して釣ることが多くなります。

そして、より遠浅なフラット地形やインサイドで釣れるタイミングは、まだ秋ど真ん中といった具合の季節感の進行があるように思うのと、そういう場所は朝のフィーディングタイムならなんとか晩秋でも機能しているといった感じ。

しかも、他よりも水深のあるインサイドというのが条件になってきますね。

 

実際釣りをしてみると

いざボートで出てみると、長良川の水温がら13~14度くらいということもあり、徐々にバスはディープ隣接系の地形に寄るイメージがあったので、アウトサイドと水深のあるインサイドをメインにチェック開始。

朝はインサイドでも水深3mにあるオダを攻めて2バイトを確認。
そして、アウトサイドにあるハードボトムや反転流でできたドン深のディープが隣接するブレイク、その下(7mレンジ)にあるオダを続けざまに見ていくと、難なくキャッチ。

 

ルアーはこの時期定番のシューティングボール3/8ozにチャンクロー3.5インチのフットボール。

 

そして流れのない時間帯が続いたので、もしかしたらと思い、下流の川のど真ん中にあるオダ(7mレンジ)を攻めて同じルアーでもう一発キャッチ。

 

流れを好む初夏から秋以外は、流れが出るとバスが岸よりにポジショニングするんですが、この時は流れが全くなく、風もなかったこともあり、バスがかなり沖のストラクチャーにもいて、結構広範囲に散っているような感じでした。

しかし、ディープレンジで掛けるバスに関してはショートバイトが多発してしまい、バイトがあってもノらない…という現象も起きました。

歯型がっつりでも、ノらない…。

 

やはり、そういうところにいるバスが、流れや水温上昇などによって動いてブレイク付近にきたり、シャローに差したタイミングの方が、ガッツリと食ってくるようですね!

なので、このようなどうしようもないタイミングで、ディープレンジのバスを釣っていかなければならないタイミングになった時は、チャンクロー2.8インチのヘビダンを投入するなど、もっともっと食わせに徹したルアーのサイズ感と、移動距離を抑えたアプローチも有効だなと感じましたね。

ということで、バスからの反応があった場所を今一度整理すると、基本的にはアウトサイドベンドや反転流によってできたニアディープのハードボトムや急激なブレイクにあるオダなどのストラクチャーがメイン。朝夕のフィーディングの時間帯は少しでも水深のあるインサイドベンドにあるストラクチャーを狙っていくという釣りが良いかと思います。

これは長良川だけに当てはまることではなく、陸っぱりでも同じような組み立てをしていくでしょうし、違うフィールドに行ったとしても、着眼点は変わらないですね。

 

冬が深まっていくこれからの時期の攻め方について

そして、冬型の気圧配置っが強くなって、北西風が強く吹くタイミングには、バスはそれによってできる流れや風を嫌って動くことが予想されます。

その動いたバスはフィーディングに入りやすい個体でもあり、マツラバ3/8ozなどのスイムジグにリズムウェーブ4.8インチのようなトレーラーで、ディープ隣接のブレイクをメインに巻いていくと、効率よく探せていけます。

 

人間的には寒くて辛い爆風コンディションですが、フィーディングの魚を狙うのであれば、これからの冬の季節であっても風のあるタイミングを狙う方がベターかなと思います。

これから寒い冬に入りますが、個人的には川のバスを厳寒期に釣っていくのに、この動くバスというのを狙っていくことが多いですね。

ディープダウンしたやる気のないバスは本当に口を使わないことが多く、晩秋の先週のタイミングであってもショートバイトに悩まされるという…。メタルとかで当てていくこともできるんですが、十中八九ニゴイがきます(笑)

どうせ一日やって1~3バイトを拾っていくのであれば、ブレイク付近に上がってくる動くバスを狙っていく方が、コンディションの良いバスが釣れるし、ガッツリと食ってきますからね。

そんなブレイクを風や流れがある場合はスイムジグ。そうでない場合は、ヘビダンやフットボールで刻んでいくといった具合に、その日のフィールドコンディションに合わせてルアーセレクトしていくと良いでしょう!

川に関しては流れが効いているので、多少冷えても、水温の下り幅は少なく、一気に水温が落ちることは少ないです。
止水域のバスと比べたら、はるかに遅い季節まで動いてます。むしろ真冬でも動いていますからね。

今週は晩秋ということで、ディープダウンしたバスも狙って釣っていきましたが、これからの季節は水深4m以浅の急激なブレイク付近をメインにして、寒くてもそのレンジにフィーディングに入ってくる魚だけを狙っていきます。

ぜひ川の釣りの参考にしてみてくださいねー!

 

そして、今回は岐阜市のダイナミックスさんからサウザー450をお借りして長良川に出てました。

 

普段はフルサイズのボートで琵琶湖に出ている僕ですが、長良川のようなフィールドはぶっちゃけサウザー無敵!
まず、牽引がもの凄く楽なのと、シャローに入っていくときの小回りの効き具合は秀逸。

琵琶湖や霞ヶ浦のような大荒れになるフィールドを除いたら、サウザーのようなボートが本当に快適だなと思いました。
エンジン付きのボートが出せる川やリザーバーだとほんと最強!

ダイナミックスさん、本当にありがとうございました!

 

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

 

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