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これからの時期に欠かせない、やや大きめシルエットのスピナーベイト『クリスタルSパワーロール』

寄稿:津輕 辰彦
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9月下旬のスピナーベイト道場で!会心の一尾!

スッパーの誇りを胸に、年中スピナーベイトを投げている私。

だんだんと日が短くなり、朝晩の涼しさが増してくると出番が増えてくるのが、やや大きめシルエットのパワーロールです。

ノリーズのスピナーベイト、「クリスタルS」シリーズにはたくさんのラインナップがあります。

それぞれの特徴や使い分けを語り出したら日が暮れてしまうので、パワーロールの立ち位置がわかりやすいようにルアーの強さを切り口にざっくりと説明しますと…

強い
↑クリスタルSオリジナル
・パワーロール
↓ディーパーレンジ
弱い

と分類可能で、強すぎず、弱すぎず、使いやすいスピナーベイトと言えます。

ここで重要なのは、「パワー」というネーミングだからといって、決してブルンブルンに回る強波動タイプではないということです。

ただし、パワーロールのシルエットはやや大きめです。

元々はクリスタルSオリジナルのみのラインナップでしたが、時代の移ろいと共に、ルアーに求められる強さが変わってきたことから、様々なラインナップが生まれたものと思われます(そうですよね、田辺さん?)。

常に進化を続けるノリーズのスピナーベイトラインナップにおいて、当然最新モデルであるパワーロールは現代のバスフィッシングにおいて求められる強さ、シルエットなどの要素を詰め込んでいるといえます。

■関連ブログ

パワーロールの正体

パワーロールのメリット・デメリット

パワーロールの2つの用途

パワーロールのラインナップは3/4ozと1ozの2タイプです。昨今のスピナーベイトのトレンドからすると、かなり重めだと思います。

重いからといってミドル~ディープのみで使用するかというと、そうではありません!

パワーロールの私の用途は、主に2つです。

・大きめシルエットで誘いたい晩秋のシャロー
・ベイトのレンジが浮いている時の中層引き

大きめシルエットで誘いたい晩秋のシャロー

晩秋の新利根川にて

これからの時期の私のフェイバリットパターンで、マディシャローとリザーバー、どちらでも効果的です。

水温がぐんぐん下がってくる10月末~11月末のシャローが熱いです!

メインレイクがターンオーバーで壊滅的な時に、流れのある流入河川やインレットだけターンオーバーの影響を受けずに水が生きているケースがあります。

ココだけの話、秋には赤が効くのです(内緒ですよ…)

水温が低くてもお構いなしなコンディションの良いバスをシルエットの大きなパワーロールで拾っていく痛快なパターンです。

ベイトのレンジが浮いている時の中層引き

パワーロールはヘッドとワイヤーの角度が他のクリスタルSシリーズとは異なり、レンジキープしやすくなっています。

一度引き始めたレンジから浮き上がりにくいので、「ミドルレンジの中層を引き続ける」といった難易度の高いメソッドにも高次元で対応します。

こちらは晩秋の亀山ダムにて! バイトが深い!!

例えば、水深5mの4mレンジを引きたいとしましょう。

5mフォールさせるのに、14lbラインで約10秒かかりますので、8秒カウントして巻き始めれば概ね4mレンジを引けていると考えて良いと思います。

他のクリスタルSシリーズとの使い分けを考えながら、皆さんもパワーロールを試してみてください!

津輕 辰彦(Tatsuhiko Tsugaru) プロフィール

津輕辰彦(つがるたつひこ)…1986年生まれ。プライベートでもハードベイトしか投げないハードベイター。特にスピナーベイトを得意とし、H-1グランプリではマスターズカップを2勝している。通称ガルツー。スポンサー:ノリーズ、アザーセルフ、ハヤブサ、フィッシングガレージブラック