今江克隆のルアーニュースクラブR 第965回「イマドキのカバー攻めのキモと流行カラー」の巻
今どきのカバー攻めのキモ
また、これだけの情報だと新しいカバーにテキサスリグを入れたら釣れた的な、何ら普通の情報になるが、実は決してカバーに「入れ即パク」ではないところが、最近のカバーフィッシングの一つのキモにもなっている。
この情報のミソは、カバーの中にバスが常時居付いているのではなく、むしろその周辺をスクールで回遊しており、機を見て「ちょっと覗きに来る感じ」でカバーに差すというのが正しい情報の読み解き方だ。
最近は常時狙われる良いメジャーカバーほど、スレて釣れないように思うが、実は居付きのバスが減り、周辺回遊&機を見てカバーに差すバスが主流になったと言うことだ。
ゆえに、台風で新たにできたカバーであっても、実際にはその種のカバーの中でも、回遊ルート上にあり、立ち寄るバスが多い超一級カバーを見つけたうえで、視認性の高いソリッドブラックを使い、カバーに軽く引っ掛けてシェイクし、カバーに差してきたバスに見付けさせれば迷いなく食うと言う方程式を解いたからゆえの結果なのだ。
事実、石橋プロは2日間に渡って同じカバーから何本ものバスを手にしたそうである。
カバーにテキサスリグと言う超定番なウィニングパターンだが、表面的でありきたりなウィニングパターンの裏には、実に理にかなった「勝利の方程式」が備わっているものなのである。
琵琶湖の最新ワカサギパターン
さて東の霞ヶ浦情報に対し、今週は西の琵琶湖情報もなにやら急激にお祭り騒ぎになっている模様。
琵琶湖でワカサギパターンなど、自分が通いこんでいた時代には全く存在すらしなかったパターンだが、藻狩りの影響なのか、琵琶湖ではワカサギが急激に増えているようで、それに伴い今までになかったパターンが大当たりし始めているようだ。
こちらは薮田の記事に詳しく解説されているのでそちらを参考にしてほしい。
ただ今後、「ブルーギル」から「ワカサギ」にメインベイトが変わってしまうと、広大な湖北のど真ん中までワカサギ回遊牧場化した場合、ストラクチャーや地形に無関心な群れ付きバスの回遊範囲が広大になってしまい、非常に釣りにくい状況になるのではないかとも懸念されるだろう。