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【豆アジ用フックとロッドテスト中】レンジの探り方等のアジングテク満載!

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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毎週日曜日配信!

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

豆アジ探しの旅

季節も秋に近づき、今日も快晴で雲の場所は高いですが、すっかり秋の雰囲気になってきました。

この状況により、アジングに関しては九州地方にとってはありがたい現象で、水温の上昇が抑えられてアジが深場から沿岸に接岸してくる時期が早まる可能性があります。

昨年や数年前の猛暑の時は、水温が30度から下がりにくい状況が続き、アジが沿岸にほとんど寄り付かず、アジを探すのに非常に苦労した記憶があります。

僕が福岡に来て以来、これほど早くに涼しくなるのは初めての事なので、どの様ににアジが動くのか非常に楽しみです。

 

豆アジテストの為に呼子町(よぶこちょう)に向かうことに

そんな中豆アジのフックテストを行う為、佐賀県の呼子町(よぶこちょう)周辺に行って来ました。

海の中の状況はまだ夏そのもので、豆アジが暗躍(あんやく)しているだろうといつも豆アジが居るポイントで最もテストに適している場所と見当をつけて1番に来たのですが、堤防には人が誰も居ません。

平日の夜中なので、そんなものかと思いながら堤防先端の街灯の前まで来て、チェストライト[インティレイ]を忘れている事に気が付き、街灯の灯りだけでガイドを通してジグヘッドを結びました。

 

因みにハピソンとサーティフォーのがコラボしたチェストライト[インティレイ]はこちら!

ハピソン公式「充電式オレンジフィルターチェストライト」詳細ページはこちら

 

僕くらいの年になると長年の経験でラインも通せてジグヘッドも結べるようになるので、ライトなど無くても大丈夫やと思っていたのですが、実際にライトが無いと現実は中々のもんでした(笑)

 

アジは釣れるが理想の豆アジには出会えず

苦労しての1投目、風は緩く潮は右から左に流れていて非常に釣りやすい状況でした。

まずは表層からチェックするので、流れに乗せて0.6gのガン玉を打ったテスト品を流れに乗せて流していきますが見事にスルー。

カウント10もアタリなしでカウント15にしてやっと何かが触った!

 

アジの居るレンジの絞り出し方を紹介!

潮が動かない場合の時は、プランクトンが表層から沈まないのでアジも表層に浮いてくるパターンと、ボトムに最初から居るベイトを食べてる2パターンなんですが、潮が適度に流れていて潮目が出来て、そこから沈む潮(沈降流)によりプランクトンが引き込まれて行き、着いた先にプランクトンの塊が出来てそこにアジが入って食べます。

なのでポイントになる、今回も潮が動いているので表層ではなく少し沈んだ所で何かが触ったのだと理解できました。

そこでカウント15で何かが触ったという事はその深さ付近にアジが居たと言う事なので、その前後を探ればもう少し明確にアタリが出るので少し上のカウント13で探り出すとコンッとアタりました。

釣れたのは13cmくらいのマメアジでした。

 

狙いのサイズよりも少し大きいが、居る事は分かったので色々探ると入れ食い状態になりました。

ほぼ1投に1匹ペース!

これはこれで面白いが、サイズが先程よりも大きくなり15cm前後になって来たので、テストにならないのでもう少し港内よりに移動し、1番奥の街灯のある護岸に向かいました。

 

豆アジテストのはずだが良型サイズが連発

護岸には街灯の明かりの明暗がキッチリと出来て、イイ感じの雰囲気で潮は港内奥なので先程よりは流れていませんが、それでもユックリと右から左に流れていて、いかにも釣れそうな雰囲気を漂わせています。

早速手前の明暗の際から釣り始めてカウント5では無反応。

カウント10で数え終わると同時にコンッと気持ちのいいアタリが出ました。

 

バイトがあり上がってきたのは豆アジでは無く超良型のサイズ!

やっぱり居たわ! とほほ笑んでいると何か豆アジの引きと全く違うアレ?アレ? と思いながらやり取りをして浮かせてみると24cmの立派なアジでした。どないなっての?

豆アジでは無くてこのサイズが釣れるとは思わなかったのでビックリしたのですが、溜まっていたのか分かりませんが、連続して同じサイズが3匹も釣れたので、これはテストにはならないと場所変える事にしました。

エリアを変えて30分くらい走り入ったポイントはやたらと街灯の明るいポイントでした。

豆アジは警戒心が薄いのか結構明るい灯りに集まりやすい傾向があるので、ここに来たのですが全く潮が動いておらず所々で豆がライズしている状況。

 

待望の求めていた豆アジのアタリが!

居ることが目で確認出来たので表層を丹念に探りますが、アタリは有るもののフッキングしないという求めていたサイズです(笑)

早速、フックを変えて色々テストをしていくと、段々フッキング出来るフックが見つかって来ました。

他のフックに比べて明らかにフッキング率が違います。

 

豆アジフックと同時進行でショートレングスの豆アジ専用ロッドも開発

豆アジは活性が高いので、基本アタリの出方はショートバイトになるので結構レスポンスを良くシッカリとアワセを入れないといけないのですが、そうするとロッドも考えなくてはなりません。

ショートバイトに対抗するにはアタリが出て、ロッドを煽りジグヘッドを動かしてフッキングさせる訳なので、早くフッキングさせようと思ったら、棒みたいに曲がらないロッドか、曲がるがロッドの長さを短くし、レンスポンスを良くしてカバー出来る物が必要になります。

弊社の既存のロッドでも問題なく釣れると思うが、ここまで豆アジに特化してくると豆アジ専用ロッドも欲しくなるので、今その製作も同時に行なっております。

それは4f6in.の超ショートレングスで作ろうとしています。

取り込みを考えた場合に、曲らない棒の様なロッドでは豆アジの引きに対して、反発が強すぎて身切れを起こしてしまい取り込めないので、長さで硬さをカバーしようということなんです、これもジグヘッドとの相性があるので、このロッドを使いながらジグヘッドのテストをしながら両方を修正することで、最強に相性の良いタックルを作ろうとしております。

これも豆アジ担当のインストラクター山根大輝と前川 丈二2人の希望を聞きながら、豆アジの掛け調子のロッドを作ろうとしております。

山根 大輝(Taiki Yamane) プロフィール

山根大輝(やまねたいき)小学生の頃に父親と一緒にチヌの前打ちに行ったことにより釣りにはまり、バス釣りにも夢中な時期もあったが、やはり食べれる魚を釣りたいことで海に通うようになった。 社会人になり、忙しくて釣りに行けない時期もあったが、結婚後に仕事が変わり、職場でエギングに誘われたのがきっかけで釣りを再開することになった。 アジングとの出会いは、ホームである北陸地方は、冬になるとイカが居ないので何か他の物を釣ろうと始めたのがアジングだった。 その頃にはアジングをしている人はほとんど居らず、独学で学んでいる際に34(サーティフォー)に出会い更にアジングに夢中になり、現在に至る。

前川 丈二(Joji Maekawa) プロフィール

前川 丈二(まえかわじょうじ)20年前まではシーバスフィッシングをメインにしていたが、その頃にワームでアジが釣れることを知ったことがきっかけで、シーバスフィッシングの合間にアジングに興味を持ち始めた。最近ではメバルのプラッキングにも熱中しているが、やはりアジングがメインで日々釣りを楽しんでいるアングラーである。

 

豆アジでもきちんとフッキングすればバレない事を証明したいというので、少しファーストアクションにしてティップにF―tuned を採用する事でアワセの衝撃を吸収させようと調整して、アクションはほとんど決まりました。

こんな取り組みは今までしたことが無いし、前代未聞だと思いますがこれが上手くいくとチョット面白いと思いませんか( ◠‿◠ )

 

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