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【フロッグゲームのススメ】想像以上にほぼオールシーズン使える強力な釣り!

寄稿:田中俊治
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田中 俊治(Shunji Tanaka ) プロフィール

広島県呉市(くれし)在住で山口県の県境にある弥栄湖(さやかこ)をホームレイクとしながらも福岡県の遠賀川(おんががわ)、佐賀県北山(ほくざん)ダムで開催されるトーナメントにも参戦する実力派アングラー。 得意とするスタイルは、クランクベイト、スピナーベイトといったファーストムービング系の釣りや、フロッグゲームなど表層系のルアーも得意とし、日々ビッグバスを追い求めている。 主な戦歴は、「2006年広島チャプター開幕戦優勝」「2006年弥栄湖チャプター年間ランキング2位」「2008年JB九州第4戦 5位」「2012年弥栄湖チャプター年間チャンピオン」その他数々の優秀な成績を残し続けている。

皆さん初めまして! サンラインフィールドテスターの田中俊治(たなかしゅんじ)です。

今回僕が得意とするフロッグゲームの、必要不可欠なラインをはじめ、ルアーの事など色々とお話させて頂きます。

 

フロッグゲームの魅力と使用ラインについて

ここ数年、オープンウォーターやヘビーカバーでのフロッグゲームが定着し、トーナメントやプライベートでの釣りの中で、フロッグを取り入れた釣果や、フィールドでフロッグを投げているアングラーを多く見かける様になりました。

自分自身も約6~7年間フロッグゲームを楽しんでますが、1年を通して考えると春先~晩秋までビッグフィッシュを狙える非常に魅力の有るスタイルの釣りではないかと思います。

シーズンを通して、1種類の物に対して絶大の信用、信頼を置いて使っているのがサンラインからリリースされている8本撚りのPEライン「シューター・ステューター」です。

サンライン公式「シューター・ステューター」詳細ページはこちら

 

 

 

フロッグゲームには8本撚り、強くて糸径が細めのステュータ―70Lbを使用

シューター・ステューター」は8本で撚られた1本1本の繊維は太いんですが、全体の糸径は細くて、今までのPEラインより強度を向上させたUltimete PE(通称ULT)を採用しています。

更に表面をスムースサーフェース加工(通称SSP)を取り入れることにより、今まで獲れなかった1匹を手にする事が可能になったと実感してます。

自分自身はフロッグゲームには70Lbを使います。

理由は、『強度、飛距離、操作性、ステルス性能』の4項目です。

 

強度について

まずは強度についてなんですが、これはフロッグゲームを行う上で性能的にあらゆるシチュエーションで使用しても、ラインブレイクはしないと自信を持って使える太さです。

難攻不落のヘビーカバーなどでも、躊躇(ちゅうちょ)せずにキャストできます。

仮にロクマルクラスのバイトがそこで起こってもラインブレイクしない安心感を持って使える太さがボクの中では「シューター・ステューター」の70Lbです。

見た目の感覚は、70Lbでも細そうですが、ULT加工による強靭な強度で全く不安が無く使えます。

 

飛距離と操作性について

飛距離と操作性についてはULT、SSP加工された「シューター・ステューター」はキャストした際にガイドと糸の摩擦抵抗が非常に少なくて、もう一伸びしてくれることにより、ボートディスタンスをポイントから離れた場所に取る事が出来るので、余計なプレッシャーも掛けずにアプローチが出来るメリットが有ります。

近距離からのピッチングもフロロカーボンラインや、ナイロンラインを使っている感覚に近くて、スムーズなキャストフィーリングでコントロールもやり易く、狙ったポイントにフロッグを送り込むことが出来ます。

 

キャストしてからのルアーアクションも、近距離でも水の混入がしにくい、SSP加工の効果でフロッグの動きに悪影響を与えずに、1番肝心な『着水から1アクション目』からスムーズに動かすことができますね。

枝や立ち木などにラインがまたいだ状態でのルアーアクションも、SSP加工による驚異的なスベリで動きを損なう事無く、チョウチン釣りでもラインの摩擦抵抗が少ないです。

なので枝とラインが擦れてる振動も水中に伝わり難く、ラインのカラーリングも迷彩柄といったカモフラージュカラーなので、ポイント周りのカバーと馴染みやすく余計なプレッシャーを掛けず狙うことが可能ですね。

これは決して大げさな言い方では有りませんが「シューター・ステューター」が誕生してから、フロッグの扱い易さ、攻め易さは飛躍的に向上したと言っても過言では有りません。

アングラー個々のスキルを1歩2歩引き上げてくれるULT加工、SSP加工処理されたPEライン「シューター・ステューター」は、これからフロッグを始めようと思っている方や、フロッグの操作が苦手だと思ってる方はトータルバランスに優れた上、なおかつ強靭で扱いやすい「シューター・ステューター」で攻めに攻め捲って頂けたらと思います。

 

 

 

使用頻度の高いフロッグと使うシチュエーションについて

私が多用しているフロッグはTeckelフロッグ

下写真上から「ワッカーホンカーマラッカーカスタム」です。

基本はワッカー、水面がザワついている時はブレードレッグのホンカー!

基本的にはドッグウォークさせて使うワッカーを多用してますが、風などが吹いて湖面がざわつく感じでしたら、ホンカーのような足がブレードになってるタイプを使用します。

ブレード音とフラッシングでバスにフロッグの存在を気付かせたり、早引きしてリアクションバイトに持ち込んだりします。

 

アピールが欲しい時はブレード内部にラトルの入ったマラッカ―、低活性ならポッパータイプのカスタムフロッグ!

お尻に大きなブレードが付いたマラッカーは、ブレード内部にラトルが入ってるので主に水面まで伸びた水生植物や、ゴミ溜りなどでゴミの上を引いたりゴミの薄い所で1点シェイク等で、ブレード内部のラトルの音を出して狙うことが多いですね。

カスタムフロッグは魚が非常に水面系のルアーに興味がなく、活性が低くてフロッグを追いきれない状況下などで、ポップ音で魚を浮かせてバイトに持ち込んで狙います。

特に真夏日の岬の先端付近や、晴天無風時の垂直岩盤で、岸と平行にポップ音を大きく出しながら、少ない移動距離でのロングポーズ。

長い時は20秒程ポーズさせる事も有ります。これはやや深い所にサスペンドしたバスが浮いて来るのを待ってあげる時間として間を取ってあげます。

今の時期のリザーバーで狙うシチュエーションは画像の様に垂直岩盤や、岬状に張り出したエリア。

または、岩盤とレイダウンが絡む場所、 ゴミ溜まり、水のかくはん装置から出る流れの影響を受けるカバーや、フローティングカバーをメインに、水が大きく動いてる事を意識して探してますね。

タイミングも重要なファクターなんですが、やはりこの時季の最優先は水が動く所と、水通しが良い所を中心に展開して行きます。

フロッグはカバーフィッシングだけで使用するルアーだけでなく、色々なプラス要因を考えて当てはめて行けばプラス1匹に繋がるはずですよ。

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