今江克隆のルアーニュースクラブR 第962回「変幻自在!レプリケーターのマル秘ネタ公開」の巻
さて今週もしつこくイマカツの新作ビッグベイト「レプリケーター(以下:レプ)」の使い方についてと、さらにマル秘的チューンのヒントについてお届けしよう。
理想のビッグベイトの答えは1つにあらず…
「レプ」は、開発期間が実に3年半以上と非常に長い期間が掛かったのだが、その理由はこのテのビッグベイトはバスの状況やスポットの違いによって、まず1つの形(形態)ではとてもカバーしきれない状況に何度も出くわしているからである。
例えばアユ型やギル型の単関節型の場合、カバー際でスロー&ポーズで呼び出して使うなら単関節ジョイントは有効だが、I字ジョイントは静止には強いが、巻きではアクションが大味で高速巻きにはおよそ向かない。
流れのある場所でのドリフトもイマイチ。
そこで、「ブーツテール」と言うテールを開発し、単関節ながら二関節的な要素を持たせたのが「ギルロイドJrブーツテール」で、これは既にご存知の通り、止めても置いても、高速で巻いても他にはない対応能力の広さを身につけることができた。
もちろん「フラットテール」も付属しているので、単関節としての用途も好みで変えることができる。
その「ギルロイドJr」の才能を、「SG+アンドロイド180」に組み込む狙いと、同時に「アンドロイド」だけのギミックだった「背針システム」をスレ掛かり軽減とさらなる確実な掛かりを目標に開発したのが「バファッローフックシステム」である。
ここまではまずまず順調だったのだが、この開発期間中に七色ダムのロコアングラーから「ジャバロン200モンスターの動きと大きさが欲しい」と力説されたことをキッカケに、さらに開発が長くなることになる。
伝説の「ジャバロン200モンスター」の動きの核心! 次ページで公開