まだまだ寒い時期が続きますね!
この時期の釣りでは、グローブが必須アイテムだと思います。
ちなみに記者はこれまで、いろんな防寒系グローブを試してきたんですが、実は10年以上、使い続けているアイテムがあります! それは…。アクアウェーブの「半素手(はんすで)グローブ」というアイテム。
見ためはかなりシンプルなんだけど、薄くて、あったかくて、やたらと使い勝手がイイんですよねぇ!
さて、今回はそんな「半素手グローブ」の開発スタッフの方に、その開発秘話について明かしていただきました!
【本文テキスト=アクアウェーブ開発スタッフ】
AquaWave(アクアウェーブ)
アクアウェーブ公式半素手グローブ 詳細ページはこちら
コンビニでたまたま見つけた「化学繊維で織られた薄手のグローブ」を釣りで使ってみると
化学繊維で織られた薄手のグローブが、「釣りにイイ」ということに気づいたのは今を遡ること20年以上前のことでした。
当時、私が冬場のバス釣りへ向かう道中、たまたま立ち寄ったコンビニでグローブを買おうと「化学繊維で織られた薄手のグローブ」を見つけたのが最初でした。
そのグローブは、釣り用に作られていないモノで、当然のことながら指先はカットされてはいませんでした。
指先をハサミでカットして使ってみると…圧倒的な薄さとフィット感で使用感は上々
私的には指先がカットされているモノじゃないと、ダメなタチだったので、すぐさまハサミでカット。
で、実際、現場でそれを使ってみると…。
圧倒的な薄さとフィット感で使用感は上々だったんです!
そのくせ思った以上に暖かい!!
それからというもの、すっかり気に入ってしまって使い続けることに!
ちなみに、カット部分がほつれないように焼いて溶かし固めて使っていたんですが、その部分がどうしても不快で気になっていました。
「素手感覚に近いぐらい感度がよくて、暖かいグローブ」を商品化したい
さて、そんな感じで何年にも渡って、そのチューンド⁉グローブを使い続けていた中で、何とかさらに使い勝手のイイもの、「素手感覚に近いぐらい感度がよくて、暖かいグローブ」を商品化したいと考えたんです。
思い立ったが吉日とばかりに、四国の手袋メーカーに片っ端から連絡しましたが、色よい返事はなかなかもらえませんでした。
どうしたものか? と考えていた中、ふと地元・兵庫が靴下の産地として名高いことを思い出したんです。
いくつかの靴下メーカーから「五本指ソックス」なども登場していました。
で、「五本指ソックスが作れるのなら、手袋も作れるんじゃないか?」という安直な発想⁉で、再び生産してくれそうな工場を探し回りました。
すると、運よく、話を聞いてくれる会社がみつかりました。
工場の担当者の2人がともに、アングラーで試作してもらえることに
さっそくその会社にお邪魔して2人の担当の方々にお会いすると、たまたまその担当者の2人が、ともアングラーだったんです!
釣り人同士、意気投合して試作をしてもらえる事になったんです。
ただやはり靴下とグローブは織り方が違うという事で、みんな手探り状態。笑
フィット感を求めすぎると血流が悪くなって指先が冷たくなるし、弱すぎると掌部分が浮いて不快…。
ちょうどいいサイズ感と着圧を探し、それと同時に手首を長くカバーする事で暖かさをさらに追求してようやく完成にこぎつけることができたのでした!
ちなみにヘッダー部分。
あたかも専用品みたいなカオしていますが、実はコストを抑えるために靴下用を流用して製作しています。
単純な製品にみえるかもしれません、グローブづくりにノウハウがなかったので、ルアー開発より手間が掛かってしまいました。
発売から10年が経ったいまでも、隠れたベストセラーに! そして個人的にはベストグローブになっています
しかしその甲斐あって、発売から10年が経ったいまでも、個人的にはベストグローブになっています。
濡れても冷たくなりにくく、汚れたら洗濯出来るという事も釣りでは大きなアドバンテージだと考えています。
ネオプレーングローブのアンダーグロープとしても使える
また、半素手グローブだけで耐え切れない時は薄手のネオプレーングローブを使いますが、そのときにもアンダーグローブとして着用すれば、蒸れを解消できます。
まだまだ肌寒い季節が続きますが、私達の熱い思いのこもった、暖かい「半素手グローブ」。
釣り場でお試しいただければウレシイです!
アクアウェーブ公式半素手グローブ 詳細ページはこちら