皆様こんにちは。HIDEUPの榎本です。
さぁ、お盆も明けて9月が目前。高水温から水温が下がり始めてくれば…いよいよ「ソルトクランク」の本格的なシーズン到来です!
手軽&気軽に楽しめるソルトクランク。これから始める方もいらっしゃるのではないか…という訳で、改めて他の釣りから流用できるモノやタックル、装備などのご紹介ができたらと思います。
ちなみに、僕もソルトクランクは最初はバスタックルを流用してスタート。そもそもロックフィッシュなんかは、テキサスリグ、フリーリグ、そしてクランクベイト…とやってるコトを見ると、バスとほぼ一緒。「これならバスタックルでいけそう!」という単純な発想でやり込みだした次第です。

榎本 英俊(Enomoto Hidetoshi) プロフィール
①ロッド編
僕が実際に始めた当初、使っていたロッドはHIDEUPの「MACCAシリーズ」です。
1本目は「MACCA HUMRC-610M+-2」。
バスではオールマイティなロッドという位置付けになってきているロクテンのMアクションロッドです。
もう1本は「MACCA HUMC-71M+」。
こちらは、7フィートオーバーのプラッキングモデルのバスロッドです。釣りをするところは消波ブロックや波止。足場が高かったり、手前のテトラをかわす必要があったりするため、ロッドは7フィート前後あればやりやすいかと思います。
実際にアコウを釣っていて思うのですが、根魚だけだとバスロッドで必要にして十分なスペックを持っていると思っています。根やストラクチャーから剥がすという作業ではバットが残る・しっかりしているバスロッドが活きるなと思います。これが青物など走る魚になると、しんどいことになりますが…。
ソルトクランクの釣り方はライザークランキング。これはもともとはバスの釣り方で、巻くのではなくロッドを捌いて、こちらからフッキングしていく釣り方なので、特にバスタックルがやりやすいというのもあると思います。
②リール編
次にリール。世の中的にハイギア以上のベイトリールが主流になっていきていて、また持っている方も少なくないと思いますので、こちらを流用してください。
僕はHGかXGのリールを使用。
なぜハイギアが良いかというと、ライザークランキングはラインスラック処理を頻繁にこなす必要があるため、スピーディに巻き取れるハイギアがやりやすいからです。
③ライン編
次にラインです。ソルトだからPEラインを…ではなく、バスで使用しているフロロカーボンラインをそのまま流用OK。
太さは16〜20lbがあれば、余程では無い限り大丈夫かと思います。
カバーなどを狙う釣りで使うラインの太さなので慣れている太さなのではないでしょうか。フロロカーボンは根やハードストラクチャーに強く、そういったポイントを狙うソルトクランクとの相性は◎。比重も重いのでラインが沈み、よりストラクチャーを狙いやすくなるというメリットもあります。
④ルアー編
そしてルアーはもちろんクランクベイトです。
自分がメインで使用しているハイドアップの「HUクランクシリーズ」には、ソルト用のカラーのラインナップがありますが、実はバス用カラーにもソルトで効くカラーは結構ありまして。実際に僕も最初はバスカラーを使って釣果を上げていました。
ちなみに、HUクランクのバスカラーでソルトでも実際に効いたカラーがこちら。
フラッシング効果、キラキラ光沢のあるカラーが実際にソルトでも釣果を上げています!
説明不要のソルトで定番の赤です。甲殻類はソルトでも大活躍です。
⑤小物編
さて、続いては小物類です。
ルアーの接続にはルアースナップを使用。僕は“35LB”クラスのルアースナップを使っており、ソルトもバスもこのサイズ。
意外と小さいと思われるかもしれませんが、釣りをしていてまだ破断したことはないです。
スナップについて、1つ注意事項がありまして。HUクランクシリーズの中で「HU-400」だけ、スプリットリングを外してしまうとルアースナップをアイに装着できなくなります。潜行深度的にも比較的よく使うサイズなのですが、構造上アイにスナップが通りません。なのでHU-400だけはスプリットリングを付けたままそこにルアースナップを付けてください。かの有名なUSトッププロのリッククランやKVDもクランクベイトで同取付を推奨していたと思いますし、実際釣果に差が出るとも感じていないので間違いはないかと。
⑥装備編
現場に持ち込むバッグは、クランクがメインとなるため小さめのショルダーバッグ。
こちらにリーダーやハサミ、そしてクランクBOXを収納して、外にプライヤーとフィッシュグリップを装着しています。さっと取り出せるところにあるのが便利で使用しています。
次にランディングネット。
こちらもバスで使うサイズだと柄が4m弱あって、バッグに装着すればそれなりに小さくまとまって持ち運びもラクラク。リーダーが根ズレでボロボロになることも多いので使用頻度は高いです。
また、アコウを狙うのは夜になりますので、ライト類は必須。ヘッドタイプ、ネックタイプ等いろいろなタイプがありますが、僕はヘッドタイプを愛用しています。
手軽&気軽に始められる「ソルトクランク」
以上がバスからの流用も含め、ソルトクランクのタックルや装備のご紹介となります。手持ちのバスタックルを流用して、手軽にソルトクランクを楽しめることが伝わりましたでしょうか。
ちなみに。ソルトクランクをやり込んでいって、もっとデカい魚を…ということであれば、より強いロッドが必要。MACCAには世界水準のパックロッドN-SPEC「HUMRC-77MH-5」というロッドがあります。コイツは50upのアコウも難なく上げられるパワーロッド!
このタックルにPE1.2号〜1.5号をセットして、リーダーにフロロカーボン20〜25LBをセットしておけば、大型のシーバスや、青物などの走る魚がきても対応可能となり、グッと世界が広がります。ソルトクランクは何が食ってくるかわならないのも魅力ですからね!
ソルトクランクの主役はあくまでクランクベイト。お伝えしている通り、HUクランクはソルトカラーのラインナップもありますので、是非前回記事を参考にしていただけたらと思います。
バスカラー・ソルトカラー共にソルトクランクでメインで使用するHU200から400まで、しっかりとラインナップされているので狙いたいレンジに合わせてシステマチックに選べます。
バスをやっている方であれば手持ちのタックルを流用できるソルトクランク。専用タックルを揃える必要もなく、バス釣りの帰りのサクッと手軽に始めていただけると思いますので、ぜひソルトクランクを楽しんでいただきたいと思います!
最後に、釣り禁止や立ち入り禁止がどんどん増えてきています。ルールやマナーを守るのは当然ですが、どうぞ釣行の際は足元だけでも結構ですので、ゴミを拾っていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。
