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【イガジグチャター】五十嵐誠が自身がプロデュースする新型チャター系の開発秘話を公開

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「イガジグチャター」開発秘話

こんにちは!五十嵐誠です。

五十嵐 誠(Igarashi Makoto) プロフィール

五十嵐誠 makoto igarashi 1985年生まれ、落花生の名産地・千葉県八街市出身。 野尻湖、河口湖、桧原湖、亀山ダムでプロガイドとして活動中。 2019年より自身の新ブランド『FOLLOW』を展開。2021年より、一旦休止していたJB TOP50に再エントリー、現在参戦中。

実は開発を進めていたルアーとしてチャター系「イガジグチャター」があります。

ほぼ完成したので、今回は、そのイガジグチャター【ジャクソン】について開発のいきさつなどをご紹介させていただきます!

 

私が巻きモノを使う上で最重要視していることは『巻いているときに手に伝わってくる感触』

まず、わたくし五十嵐が巻き物を使う上で重要視していることがあります。それは…!

『巻いているときに手に伝わってくる感触』なんです。

私はバス釣り以外の釣りも大好物で、以前からテンヤ真鯛の釣りにハマっておりまして、冬には良く海の船に乗っておりました(笑)。

 

テンヤ真鯛の釣りからヒントをもらったんです

そんなテンヤ真鯛の釣りをしていく中で、ヘッド形状の違いによって同じウエイトでも引き心地や沈む早さがこんなにも違うものなのか!! と驚かせられる経験をして、その時にそれをバス釣りに流用できないものか? と思うようになっていました。

またそれとは別に、バサーオールスタークラシックなどでチャターベイトを投げていた時に『タイトな振動は良いけど水噛みがもっと強かったら、さらに使いやすいのになぁ…』と思うことがありました。

そして、この2つの経験が合わさって、テンヤ(カブラ)ヘッドでチャター系を作れば、引き心地が強く、タイトなバイブレーションを見せるチャターベイトが出きるのではないか⁉ と考え、そこからイガジグチャターの開発が本格的にはじまったというわけなんです。

 

実をいうとファーストサンプルはそのままカブラヘッドにチャターブレードを装着したんです。

するとビックリ! 狙い通り、格段に引き心地が強いチャターベイトができたんです。

あとはその構造を生かしつつ、バス目線で、釣れそうなフォルムにしていくかを考えていきました。

まずはタイトなアクションを生むための小さめのブレードにしました。

そして引き心地を強くするために水の抵抗を強く受けるフラットヘッドを前方に配置することにしました。

 

そんな要素を入れたサンプルが最初にあがってきた時は良い感じだったのですが、色々チェックしてみると、ヘッド前方上部にフラット面を作りきすぎたために重心が上にきてしまい、早く引いた時にバランスを崩しやすくなってしまいました。

 

そして少しずつ重心を下げるべく形状を微調整していき、流線型のヘッドに変更することに!

 

するとそれが正解だったようで、タイトなバイブレーションはそのままに、今どこを引いているかイメージしやすい引き心地をしっかりと出せるチャターベイトができたんです。

 

ヘッドにはフラットなブレードを装着しブルブル感を演出、さらにお腹には小さなブレードを装着し、こちらはブルブル感をだしました。さらにいうと、その2つのブレードが放つラッシング効果も相まって複雑な振動とフラッシングでバスを誘うことができるチャターができました。

 

 

そんなわけで、色々、試行錯誤した結果、タイトなアクションだけど引き心地をしっかり感じることのでき、またフラッシング効果もある「イガジグチャター」ができました。

 

アクション動画もぜひチェック!

 

 

その手に伝わる感触とバスの反応をぜひ体感してみてくださいね!

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