皆さんこんにちは!
O.S.P公式漁師“しょーさく”と申します! 今回は、年に3度訪れる“アイナメシーズン”について、漁師目線×釣り人目線の両軸で、どう攻略しているのかをお話ししていきます。ぜひ、最後までチェックしてみてください!

畑中 祥作(Hatanaka Shosaku) プロフィール
漁師と釣りの関係性
僕は“定位置綱漁(ていいちつなりょう)”という漁業に従事しています。
これは沖の決められた場所に設置された網に、毎日入り込んだ魚を回収する漁法です。 この仕事の特性上、毎朝潮の流れ、水温、魚の動きを体感することになります。つまり、魚の変化をイチ早く察知できるという点で、釣りにも大きく活かされる仕事です。 そんな漁師としての知識と経験をもとに、春・夏・秋冬と3つのシーズンに分けて、僕のロックフィッシュ攻略法を紹介させていただきます。
春のロックフィッシュ攻略
春はアイナメの産卵後になります。
体力を回復するために活発に動き出すタイミング。特に浅場に集まるため、陸っぱりからでも釣果が出やすいです。 この時期は、ルアーの動きを少し大胆にすることで、アイナメの反応を引き出せます。 最近の東北エリアでは“ジグヘッド+4in以上のベイト系ワーム”での釣りが盛り上がっていました。僕も実際に以下セッティングで楽しみました。
ロッド:6ftMLバスロッド
ジグヘッド:12g
ワーム:ドライブシャッドSW(4.5in)(カラー:激鱗モーニングドーン TW227)
ライン:フロロカーボンライン10Lb
O.S.P公式「ドライブシャッドSW」詳細ページはこちら
特にオススメな色!“激鱗モーニングドーン TW227”。水温がそこまで高くなく、水色がクリアな春。だからこそ、強めのアピールカラーは朝マズメや夕マズメ、ローライトのタイミングで使うのが効果的です。
初夏〜夏のロックフィッシュ攻略
夏は気温・水温共に上がり、アイナメは徐々に深場へ移動していきます。
この時期、定位置綱にアイナメが入ってくることが増え始めます。つまり、実際に深場でどんな魚が、どんなタイミングで動いているかを日々確認できるのが、この漁の面白い点。 夏のアイナメは、陸っぱりでも狙えますが、狙いドコロを絞る必要があります。
潮通しの良い場所
岩礁帯と砂地の境目
朝夕マズメの回遊タイミング
ワーム選びのコツが以下の通りです。
潮通しの良い場所 は 「HPシャッドテールSW」。
サイズは2.5inを使用することが多く、ベイト系カラーに比較的反応の良い印象。
O.S.P公式「HPシャッドテールSW」詳細ページはこちら
根周り・砂地 の場合は「ドライブクローSW」や「ドライブホッグSW」(甲殻系)。サイズやカラーは、捕食しているベイトや、水質や状況で色々使い分けています。
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O.S.P公式「ドライブホッグSW」詳細ページはこちら
この時期は“色々な捕食対象に対応するため、ローテーションが大事”です。ワームをこまめに変えながら、アイナメの反応を探ってみてください。
ちなみに僕は、夏枯れの警戒心の高いアイナメを“産卵期の練習相手”として捉えています。繊細なボトムコントロールの練習には最高のシーズンです。
秋〜冬のロックフィッシュ攻略
この時期がいよいよ本番。
産卵を控えたアイナメ達がシャローに戻ってきて、荒食いを始めるタイミングです。特に婚姻色の出た魚体は見た目にも迫力があります。 この時期に僕が一番信頼しているワームが「ドライブシュリンプ」です。
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O.S.Pの中でも比較的波動が弱いタイプで、警戒心が強まったアイナメにも有効。水平フォールや自然な姿勢でのボトム操作が可能な点がポイントです。 実際に「戦(IKUSA)東北合戦」での優勝や、「THE ROCK」での50アップも「ドライブシュリンプ」で釣っています。サイズは4inを使うことが多いです。
カラーはこちらも、時々によって使い分けています。
リグ:テキサス or ビフテキ
シンカー: – ズル引き → 14〜28g – ボトムバンプ → 28〜35g
(重すぎるとアクションが速くなりすぎるので注意)
番外編:東北12月限定“アワビパターン”
東北では12月になると“アワビ漁”が始まります。
実はその時、アイナメが獲り損ねたアワビを食べに寄ってくることがよくあります。 この時活躍するのが「ドライブSSギルSW」。 ギル特有のカーブフォールが、まさにアワビの落ち方とシンクロします。
陸っぱり・ボートどちらでも使えるパターンです。 ただし、アワビ漁の最中はトラブル防止のため、漁が終わった後に釣りを楽しんでください。
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最後に
ロックフィッシュは、ただ魚を釣るだけでなく、自然と向き合う時間でもあります。
水温・潮・地形・時間帯…あらゆる要素を組み合わせて釣れた時の達成感は格別です。 「なぜこのルアーで釣れたのか?」と考えることで、何倍も面白くなります。
ちなみに、僕が水揚げした魚は、地元の魚市場のサイトで確認できます。 釣りを通じて、海の生態系や環境への理解もぜひ深めてみてください。 O.S.P 公式漁師しょーさくとして、これからも海の魅力、釣りの楽しさを発信していきます。
引き続きよろしくお願いします。