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色々あってわからない!? ラバーネットの選択方法はコレ!

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魚にダメージを与えないための最適解

釣りで欠かせないのが獲物を取り込むための「玉網」。磯釣りではナイロン製ネットの長尺物が一般的で、ヘラブナ釣りでは網目の細かい専用玉網が用いられる。玉網はそれぞれの釣りのジャンルのアイデンティティを表すツールでもあるのだ。

エリアトラウトやバスフィッシングにおいてはキャッチ&リリースが前提で、魚にダメージを与えないことが最重要点となることからラバーネットが広く普及している。ここで今一度、ラバーネットのメリットとデメリットを整理してみよう。

△キャッチ&リリースを前提とする釣りでは、魚へのダメージを極力減らすためにラバーネットが用いられる

ラバーネットのメリット

・魚体に優しい
・フックが絡みにくい

ラバーネットのデメリット

・重い
・嵩張る

単純に魚をランディングすることだけを考えれば、そして万が一の大物がヒットした時のことを考えればネットは大きいに越したことはない。しかし、大きなラバーネットほど重く、取り回しに苦労したりする。特にラバーネットはその点が顕著なのだ。

そのため、ラバーネットは自分の釣りスタイルにマッチするものを選ぶことが望ましい。

ラバーネットの選択基準

スミスでは多種のラバーネットをラインナップしている。種類が多いことで逆にどれを選んでいいのかわからないという人のために、ここではその目安を記していこう。

ラバーネット0712

 

片手で楽々と取り回しが出来、持ち運びにも便利な小型のラバーネット。軽いのでマグネットリリーサーにブラ下げても落下しにくく移動の激しい岸釣りにはお勧めだ。価格が安価なのもメリット。

ただし、長さがないために足場が高い場所では使えない。水際まで近付ける場所での使用に限られる点には注意しよう。40cm台の魚もランディングできないことはないが、魚体全体をスッポリと掬うのは難しい。40cm台以下の魚向きと言えるだろう。

カラー:ブルー、オレンジ、オリーブ
サイズ:290×375mm 自重240g
ハンドル長:185mm(固定式)
標準小売価格:¥3,400+税

ラバーネット0712コルクハンドル

ハンドル部分の素材にも拘りたいというネイティブトラウトアングラーにお勧めしたいモデル。ネットの色はクリアーのみとなっている。派手なネットカラーが苦手と言う人にもお勧めだ。

カラー:クリアー
サイズ:290×375mm 自重250g
ハンドル長:170mm(固定式)
標準小売価格:¥5,800+税

ラバーネット0715

レンタルボートからバスボートまで、ボートでのバスフィッシングにおいてド定番となっているのが0715だ。基本的にランディングの成功率というのは柄の長いネットが有利となる。ハンドル長62cmの0715はその点で実に使い勝手が良い。さすがに60cm級となると魚体全体をスッポリと掬うのは厳しいが、50cmクラスの魚であれば問題なくランディングできる。

大型魚が多く放流されているエリアでのトラウトゲームでも愛用者が多いモデルだ。

カラー:グリーン、オリーブ
サイズ:345×460mm 自重400g
ハンドル長:620mm
標準小売価格:¥5,300+税

ラバーネット0715ショート

柄の長いネットの方がランディングの成功率が高いのは間違いないが、もう少しコンパクトで取り回しがいいラバーネットが欲しい、という人にお勧めなのが0715ショートだ。こちらは柄の長さが40cmに抑えられており片手での取り回しにも優れる。ボートの中でも邪魔になりにくく、岸釣りで持ち運びをする際にも重宝する。

カラー:ブルー
サイズ:345×460mm 自重390g
ハンドル長:400mm
標準小売価格:¥5,000+税

ラバーネット0719

 

70cmクラスまでの大型魚を狙うのであれば0719の出番。プレジャーボート等に備え付けるのにもうってつけのラバーネットだ。

カラー:グリーン、オリーブ
サイズ:385×540mm 自重460g
ハンドル長:770mm
標準小売価格:¥6,200+税

ラバーネット0719ショート

ラバーネットは大型化するほど重くなり、取り回しがしにくくなってしまう。ネットのサイズはそのままにもう少しコンパクトで取り回しの良いラバーネットならば0719ショートがお勧めだ。例えば、ランディングをサポートする人がおらず自分自身でランディングまでしなければならないような場合、50cmに抑えられた柄の長さで取り回しがしやすいのは大きなメリットだ。

カラー:ブルー
サイズ:385×540mm 自重450g
ハンドル長:500mm
標準小売価格:¥6,000+税

ラバーネット0719ディープ

70cm級超の大型魚でも極力スッポリと魚体を収めてランディングの成功率を上げたい、という時に一択となるのが0719ディープだ。大型魚のヒットを見据えたボートシーバスやオフショアゲームに必須のラバーネットと言えるだろう(但し、ネットランディング出来る魚の上限を超える場合は別)。

反面、深さのあるネットほどフックを外すのに手間となりやすい。もしハイペースで連続ヒットが続くような状況下であれば、ネットの深さは必要最小限で浅い方が効率が良くなるということも覚えておこう。

カラー:ブラック
サイズ:385×540mm 自重675g
ハンドル長:770mm
標準小売価格:¥7,200+税

ミニラバーネットコルク40

スミスの中で異彩を放つ最小サイズのラバーネット。主なターゲットは20cmクラスの渓流魚を想定されているが、疑問に思う人もいるだろう。「小型魚のランディングにネットなんて要るの?」

しかし、魚をキャッチした後のことを考えてみて欲しい。まずはルアーを外す。獲物を写真に収めたいというのであればカメラ(スマホ)の準備もするだろう。そしてその間も魚はずっと跳ね回っている。だからその間は魚をネットに入れて水に浸けておくのが最良なのだ。また小型のネットに収めた状態で魚を撮影すると見栄えが良くなるというメリットもある。このネット、実は渓魚写真の「映え」を求めた人の発案なのだ。

カラー:クリアー
サイズ:155×255mm 自重150g
ハンドル長:140mm(固定式)
標準小売価格:¥3,800+税

ラバーネットの補修について

藪漕ぎの際に木などに引っ掛けたり、あるいはネット内でルアーが口に刺さったままの魚が暴れることもある。結果、ネットが切れてしまったりすることもあるだろう。

もし数箇所ネットが切れてしまっても使えないということはないが、あまりにもボロボロになってくれば何とかしたいと思うもの。

スミスにはスペアネットもあり

スミスのラバーネットには別売りで0715用と0719用のスペアネットが用意されている。これに交換すればまた新品状態に戻すことが出来る。

0715用スペアネット ブラック ¥1,500+税
0719用スペアネット ブラック ¥1,800+税

「マルチシーラーECO」活用術

ネット交換出来ない機種に関しては、見栄え的に気になる人がいるかもしれないがウエーダーの補修材が使える。スミスのマルチシーラーECOを使えば補修箇所の柔軟さも損なわれることがない。切断面のみならずその周囲にも塗りつけると良い。

内容量10g ¥800+税

スタイルに合ったラバーネットを!

「ここまで大きいネットでなくても良かったな」
「しまった、魚が入りきらない」
「重くて取り回しがキツイ」

そんなことにならないように、自分のスタイルにピッタリ合ったラバーネットで快適な釣りを楽しみたい。

スミス「ラバーネット」詳細ページはこちら

SMITH(スミス) プロフィール

1970年創業。日本のルアーフィッシング創成期からそのノウハウや楽しみ方を提案し続けている。バス、ナマズ、ライギョ、トラウト、ソルトと展開するジャンルも多岐に渡る。展開するタックルはスミスオリジナルのロッドやルアーに加え、プラドコやゲーリーヤマモトといった海外製品の輸入販売も行っている。
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