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ボディ全体、本体両サイドのエンペラにもシリコン。“業界初”シリコン製メタルジグ何故釣れる

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鉛かタングステン。

いずれかを使い、成形されることの多い“メタルジグ”。

さて、今回お見せするメタルジグは“業界初”と言える設計で、ある素材をボディ全体に纏わせ、独自の“エンペラ”が備わっていることで、鉛製ジグのメリット、“シルエットが大きくスローフォールを生むことでアピール力が高い”という点をより高められた異次元な特長を秘めるメタルジグ。今回はそちらの全貌に迫りたいと思います。

シリテンジグ220 エンペラー【MADNESS】

発売中!

中深海の皇帝。

酒田遊漁船イザナミの船長“中野佑希”氏監修。

シリコン素材を使った製品づくりを得意とするルアーブランド「MADNESS」から今年2025年に待望のリリースを果たした、メタルジグ「シリテンジグ220 エンペラー」。

中野 佑希(Yuuki Nakano) プロフィール

釣りを始めたのは6歳の時。 親戚と釣りに行ったことをキッカケに釣りに没頭する毎日。小学生で海釣りを始め、クロダイやアイナメ、ソイなどを釣るようになり、中学生になってからルアーゲームも始め、バスフィッシングやシーバス、ヒラメ、イナダ、ソイ、サクラマスなどを狙うように。水産高校を卒業後、カツオ船(一本釣り)漁師に就職するも退職。その数年後、オフショアゲーム、マグロ釣り、マダイ釣り、ヒラマサ、ブリなどをも狙うようになり、脱サラ後は船を購入して遊漁船を開業。酒田遊漁船イザナミの船長として日々、ガイドとルアー開発&テストに専念、NHKや民放放送「旅サラダ」など、テレビ番組などにも出演するなど...人気遊漁船船長として今日も釣りを。

シーバスゲームなど…ショアSWの釣りも楽しまれている方なら「バクリースピン」や「シリテンバイブ」のことをご存知であると共に、シリコンという素材の凄まじい力もご存知な方も多いでしょう。そんな「MADNESS」から新たに登場した、オフショアラインナップ第一弾のメタルジグ「シリテンジグ220 エンペラー」。ジギング界をザワつかせている今話題のジグの魅力をこれからお伝えしていきますね。

シリコンボディ+両サイドに備わるシリコン製エンペラ

最大の特長は言わずもがな“シリコン”採用というトコロ。

特に「シリテンジグ220 エンペラー」ならではと言える点で言えば、ボディ両サイドの“シリコン製エンペラ”。鉛で同形状にできたとしても重くなるだけであり、220gでこの大きさを実現しているのは業界初。

厳密に言うと、鉛の重量が190g前後でシリコンが合わさって220gという重さに。

超スロースライドフォールを演出

シリコンボディ+両サイドのシリコン製エンペラ=“超スロースライドフォール”。

同ウエイトのジグより圧倒的にスローフォールを生み出せます。動きに関しても、時にはスライド、時には垂直方向、イレギュラーかつスローフォールを演出。小魚が弱って群れの中から落ちる様子、または名の通り、イカが後退していく様子にも見えたり…。

フォール中にずっとアタリ続け、あるタイミングでガツンと食ってきた」という、ユーザーからの声も。普通のメタルジグでは感じられない使用感で使っていて楽しく、そして何より“釣れる…それが「シリテンジグ220 エンペラー」。

正にジギング界のビッグベイト

フォールはスローにも関わらず、シリコン製エンペラの効果も相まってご覧の通りビッグシルエット。位置付け的に、もはやジギング界の“ビッグベイト”と思っても良いほど、高い集魚効果を発揮しながら、ジックリ狙いのターゲットを誘い出すことができる。シリコンの水嚙みの良さも合わさり、重たいウエイトのジグを使い慣れていないビギナー勢の方でも、扱いやすい点も特長の1つです。

【使い方】スローピッチ&ハイピッチ両方で使える

スローピッチとハイピッチ、両方のアクションに対応可能なのも特長の1つ。

そんな中、両アクションでキモとなるのが“フォール”。特に“長めのフォール”を入れることが釣果をUPさせる超重要ポイントになっています。ロッド入力でターゲットを魅了する“キレの良いダートアクション”を生み、スローフォールで口を使わせるイメージ。

シリコンだから生まれる爆釣色「銀粉カラー」

ホロでもなくアルミでもない。

シリコンを使用しているからこそ実現できる“銀粉カラー”も特長の1つ。光が当たれば反射して光り、ローライト時はナチュラルに魅せることが可能な唯一無二の色。

【神回】上記内容を理解した上で、ご覧いただきたいコチラ

ここまでで、“釣れる”製品の拘りをお伝えできたかと思いますので、上記内容を理解していただいた上で、“実際に釣れている”以下ムービーをぜひご覧アレ。

出典:YouTubeチャンネル「 MADNESS JAPAN」

中野氏による、福岡県・玄界灘の実釣動画。

春マサには遅く、夏マサにはちょっと早い”とされる、玄界灘のオフシーズン2025年6月18日に撮影にも関わらず、衝撃的な釣果を記録した実釣ムービー。コレが正に神回と呼べるほどの釣果を叩き出しています。前半はプロトジグでSLJを満喫しており、8:36~「シリテンジグ220 エンペラー」を使ったシーンになっていますが、始まりの解説シーン早々…ファーストフィッシュのヒラマサをキャッチ。

その後、大きく場所を変更後、スローピッチでは反応が無いため、ハイピッチに切り替えるとスグにヒット。アクションを切り替えた直後のヒットであったため、当日のパターンはハイピッチだと確信。その後も立て続けに掛かり、結果9kgと7.6kgの2本。オフシーズンで船長も厳しいと言う状況下で、上出来すぎる結果に。

ぜひご覧になってみてください。

開発経緯、シリコンボディのメリットなど…以下記事もご一緒に

開発者“中野佑希” 氏に訊いた「シリテンジグ」という可能性と苦労。

ボディ全体にシリコンを纏っているからこその可能性と苦労。開発者“中野佑希”に訊いた「シリテンジグ220 エンペラー」というメタルジグについて

【シリテンジグ220 エンペラー】ボディにシリコン!?~採用ヒストリー~

【シリテンジグ220 エンペラー】ボディにシリコンを採用したことで生まれたメリットとは?

全7色展開

全7色が揃う「シリテンジグ220 エンペラー」。

お伝えした通り“銀粉カラー”が第一弾より登場。多くのアングラーに愛されてきた色が始めから展開されているのは嬉しい。さらに、中深海でも存在感が際立つ“蓄光カラー”も。表裏で異なる配色のカラーも多数あり、明滅効果にも期待大。

#01 銀粉ブルピン

#02 銀粉赤金

#03 銀粉サクラピンク

#04 銀粉ブラック

#05 銀粉エンペラー

#06 蓄光ピンク

#07 蓄光ブラウン

スペック詳細
全長 重量 推奨フック 外部素材 内部素材
180mm 220g 3/0~4/0 シリコン

本編をぜひチェック!

出典:YouTubeチャンネル「 MADNESS JAPAN」

中深海の皇帝。

MADNESS」が得意とする、シリコン素材を全身に纏ったオフショアラインナップ第一弾のメタルジグ「シリテンジグ220 エンペラー」。他メーカーに実現できないボディ設計により、一般的なメタルジグで釣れない時に頼もしい存在。

ぜひ一度、フィールドで投入してみてください。

MADNESS

2002年設立。京都に自社工場を持つルアーメーカー。ソルトウォーターフィッシングからバスフィッシングまで、息の長い特徴的で個性的なアイテムを多く手掛け、シリコン素材を使った製品づくりを得意としている。
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