止水域でも自然渓流でも…Rayz Alte
テンリュウのトラウトロッドシリーズRayz(レイズ)の中で、Rayz Alte(レイズ オルタ)はどんなロッドなのか。
公式にはこんな一文が記載されている。
レイクやポンドなど止水域から自然渓流まで、フィールドを選ばず自由に遊べるエリア向けトラウトロッドシリーズ。
言い得て妙。ではあるけれど、もしかするとそれだけ読むとエリア向きなロッドなの?自然渓流向きなの?となる方もいるかもしれない。レイズオルタは言い換えるならエリアロッド要素を含む、自然渓流でも遊べるロッドといえるかもしれない。
両者の垣根をつなぐ、そんなロッドなのだ。
出典:テンリュウ公式
実のところ、各モデルの使いどころ・楽しみ方を探っていくのが面白いロッドだとユーザーたちから評価を得ているレイズオルタ。
そんなレイズオルタに何やらこの秋、またうれしい悩みを増やしてくれそうな追加機種が…出る!?
攻めのジャーキンモデル、この秋登場予定
その名も「RZA5112S-MT (Area Jerkin’)」。
「アグレッシブに攻めろ」
そんなフレーズが躍るRZA5112S-MT。ミノーをジャークする、左右にしっかりとキレのある動きを出してターゲットを誘うモデルのようだ。
ここで既存モデル4機種とのスペックの違いを見てみる。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
穂先形式 | ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
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RZA5102S-LLT | S | 1.78[5’10”] | 2 | R | 92 | CT | MAX5 | MAX4 | MAX0.6 | 185 | 1.6 | 83 | 87/13 | ¥48,000 |
RZA5112S-MT | S | 1.80[5’11”] | 2 | R | 93 | CT | MAX10 | MAX8 | MAX0.8 | 225 | 1.5 | 91 | 95/5 | ¥54,000 |
RZA602S-MLMT | S | 1.83[6’0″] | 2 | R | 94 | MF/CT | MAX7 | MAX6 | MAX0.8 | 185 | 1.2 | 85 | 94/6 | ¥49,000 |
RZA612S-LT | S | 1.86[6’1″] | 2 | R | 95 | MF/CT | MAX5 | MAX5 | MAX0.6 | 185 | 1.1 | 85 | 96/4 | ¥49,000 |
RZA622S-ULS | S | 1.88[6’2″] | 2 | R | 97 | MF/CS | MAX4 | MAX4 | MAX0.4 | 185 | 0.8 | 80 | 95/5 | ¥49,500 |
NEWモデルのRZA5112S-MTは、5’11″のMT=Mクラスのチューブラ。
レングスはショート、Mという強さ、その役割はミノー・ジャーキンモデル。
既存モデルとは異なる点が2点ある。

一番下:NEWモデル
既存モデル4機種は、持ち替えた時に違和感の無いように、同じ長さのリアグリップに設定されている。
しかし、NEWモデルはあえてリアグリップが少し長くなっている。その理由は、ミノー・ジャーキンモデルだからこそ。
リアグリップを長くすることで、ジャークをした際の跳ね返りが軽くなる、つまりアングラー側への負担が軽減する。
また、ジャーキングで大きな魚を狙うロッドのため、長いリアグリップをホールドして、大物とも安定したファイトを可能にする。

左:NEWモデル 右:RZA5102S-LLT
既存のモデルよりも大きなターゲットを狙うため、求められるラインは太くなる。
その太くなったラインに対応するため、ガイド径も大きくしている。
Jerkin’モデルはオルタの新風
従来のモデルとは大きく異なり、ジャークを使った「攻め」に特化したロッドで、狙うターゲットも大きい。
これまでのレイズオルタにはない新しいナンバー。もちろんエリアだけでなく、渓流やネイティブフィールドでも活躍する。
使い方の幅もオルタらしく広く、自由に遊ぶことができる。今後の登場が待ち遠しいロッドです。
テンリュウ公式「レイズオルタ」詳細ページはこちら
