近場で手軽に狙える。ゲーム性が高い。食味が良い。タックルを流用できる。
…そう、まさに良いこと尽くし。それが近年人気が高まってきているジャンル「ライトエギング」。
そんなライトエギング専用エギとしてシマノからリリースされている「セッピー」に、NEWサイズの2.2号が登場。フラッシュブーストを搭載したモデルもラインナップされています!
セッピー 2.2号
シマノ公式「セッピー 2.2号」詳細ページはこちら
品番 | カラー | タイプ | サイズ(号) | 重量(g) | 沈降速度(参考値)(秒/m) | 本体価格(円) |
QE-C22Y | フルピングロー | シンキング | 2.2 | 9 | 2.2 | 1,450円 |
しっかりとした存在感と、操作性の高さでターゲットにアピールできるライトエギング専用エギ
近年、注目されているライトエギング。ヒイカやツツイカなどを狙う、手軽だけどゲーム性が高いこの釣りに対して、専用エギとして開発されたのがセッピー。
バリエーションが増えたセッピーのローテーションで、ライトエギングの攻略幅がさらに広がります。
セッピーの特徴の1つとして、背中部分の形状が挙げられます。コンパクトなボディでありながら、背中にはしっかりとした面積を確保。この形状により、エギの操作時やステイ時に、潮流をしっかりと掴み、アングラーへ水中の状況をより詳細に伝えることが可能に。
さらに、ライトエギングでも重要となる潮の攻略も展開しやすくなるため、ターゲットの回遊を的確に補足し釣果へとつなげます。
シンカー形状は、あえてフロント側に重心を寄せる設計。これにより、水中でのエギの姿勢を前傾に保ち、背中部分に潮を受けやすいようになっています。セッピーの優れた操作フィールやレンジキープ力、そして潮掴みの良さは、このシンカー形状によるもの。
ライトエギング用のコンパクトなエギは、自重が軽いため底取りがしにくい傾向が。しかし、「セッピー 2.2号」は、沈下速度が2.2秒/mと、速めの設定。そのため、しっかりとした底取り感を実現し、任意のレンジまで的確にアプローチできる仕様となっています。
フォール姿勢は安定しており、イカに違和感を与えず抱かせることが可能に。
ツツイカやヒイカを広範囲に探る上で必要となるのが、エギの遠投性能(飛距離)。自重は9gに設定されており、ライトゲーム用タックルとの相性が良く、気持ちよくキャストができ、回遊するターゲットを広範囲から探ることも可能に。
テスターインプレッション

湯川マサタカ MASATAKA YUKAWA
エギって、シャクったときに素直に反応して、フォール姿勢が安定してるやつほど、飛行姿勢も安定して、結果としてよく飛ぶんですよね。
セッピー 1.5号はまさにそれ。その基本性能は、新しく出た2.2号でもしっかり受け継がれてます。キャストしても安定して飛ぶし、底取りもしやすい。フラットな背中が潮を受け止めてくれるから、シャクリもステイも「ノー感じ」にならず、しっかり伝わってくる。操作しやすい、ライトエギング向けのエギに仕上がってます。
フォールスピードは、一般的な2.2号クラスよりもちょっと速め。この“ちょっと速い”ってのが絶妙なんですよ。ツツイカって、エギがストンッと落ちると、バンッ!て一気に抱いてくることが多い。だから、シャクリからフリーフォール、テンションフォールからテンション抜いてスーッと落とす――そういう「落差」を活かした誘いのバリエーションが増やせるんです。
1.5号との使い分け?これはシンプル。ヤリイカとか、夏場に釣れる大きめのケンサキイカを狙うなら、断然2.2号ですね。1.5号では届かない距離や、効率よく攻めきれない水深・潮流のある場面でも、2.2号のほうがレンジコントロールがしやすいと思います。あとは、シルエットでアピールしたいときも、サイズ感のある2.2号が活きてきます。感覚的には、アジングのジグヘッドのサイズ選びとすごく近いんですよ。状況に合わせたサイズやウェイトの選択で、釣果がグッと変わる。
そして、2.2号の大きな魅力がもうひとつ。「フラッシュブースト搭載モデル」があるってこと。イカメタルで「これ、フラッシュブーストじゃないと反応しないよ!」って言われるくらい、ツツイカにもめちゃくちゃ効く。夜焚きの明滅効果もあるけど、僕的にはボディの“透け感”が効いてるんじゃないかなと思ってます。常夜灯まわりの釣りがメインになるライトエギングで、フラッシュブーストの明滅と透け感、このコンビはほんと強い。でもね、明かりがない場所でもちゃんと釣れますよ。透け感って、カラー選びの要素としても大事にしてほしいです。
あとはやっぱり、蛍光とグローの使い分けも釣果に差が出るポイント。明るい常夜灯下やクリアウォーターでは、視認性が高くて派手にアピールできる蛍光カラーが効くし、逆に光が届きにくいディープやマズメ・ナイトではグローカラーが本領発揮します。しかも、ノーマルグローとブルーグローでは発光の質が異なって、イカの反応にも違いが出てくるんですよ。白っぽく発光するノーマルグローは汎用性が高く、ブルーグローはナイトゲームでプレッシャーが高いときや、夜光虫の多い状況下でもナチュラルにイカを誘える印象です。こうしたカラーのローテーションを駆使することで、その日の活性や状況に的確に対応できます。
セッピー 1.5号に加えて、2.2号とそのフラッシュブーストモデルが加わったことで、釣り場の状況や狙えるツツイカの種類が一気に広がります。
手軽だけど奥が深い。そんなライトエギングの世界を、セッピーシリーズでぜひ楽しんでください。
出典:シマノ公式HP
カラーラインナップ
カラーラインナップはフラッシュブースト搭載カラー3種を含む全8種。
エギの存在を視覚的にしっかりとアピールして、ターゲットを誘いたい場合に有効なカラー。全身が蛍光ピンクで、グローカラーは模様の部分のみとなっている。グローにスレてしまったような状況でも有効。
フルピンクグローよりもさらに強烈にアピールしたい場合は、このフルオレグローがオススメ。広範囲に散ったターゲットを誘うような状況にマッチします。模様の部分にはグローカラーを採用。
ブルーグローカラーを全身に採用。グローを活かすためにあえて無塗装とし、ナイトゲームが中心のライトエギングを強力にサポート。潮色に馴染みの良いブルーグローは、ナチュラルなカラーが効果的な澄み潮攻略の切り札としても、威力を発揮。
ボディー全体にグローカラーを採用する、ハイアピールカラー。濁り潮で効果が高いとされるグロー+チャートという組み合わせで、デイゲームの展開でも効果的なカラー。もちろん、ナイトゲームでの存在感はカラーライナップ中でもトップクラス。
アピール系カラーを嫌がる状況で有効なのが、ナチュラルカラー。リアル金アジは、下地にシマノ独自のホログラム「スケールブースト」を採用。リアルなウロコ模様を再現、アジの模様を表現した布との相乗効果で、ターゲットの食性をダイレクトに刺激。
可動式反射板「フラッシュブースト」を搭載、蛍光ピンクのアピールカラーとの相乗効果で視覚的に存在をアピール。また、ボディにはケイムラカラーを採用しているため、日中やマズメなどの展開で威力を発揮するカラー。
わずかな光も捉えフラッシングを生み出す可動式反射板「フラッシュブースト」を搭載。ボディはコンパクトながら、光の明滅で存在感をアピール。広範囲からターゲットを誘うアピール力を持つカラー。蛍光オレンジバックで、アングラーからの視認性の高さも特徴。
可動式反射板を搭載し、なおかつボディにはブルーグローを採用した複合アピールカラー。グローのナチュラルな発行と反射板のフラッシングが相乗効果を生み出し、広範囲のターゲットにアピール。ブルーグローは澄み潮にも馴染むため、違和感を与えずイカを誘います。
関連動画はこちら
底取りがしやすくなっていることで、ライトエギングに慣れていないビギナーの方にもオススメの「セッピー 2.2号」。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
