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【緩急自在のワインドマジック】ワインドのリアクション&グライドフォールで“フラットゲーム”を制する話題の専用ワーム…何故釣れる?

寄稿:鹿目 大樹
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皆様こんにちは。O.S.P開発のメキシコこと“鹿目大樹”です。

フラットフィッシュ攻略におけるルアーローテーションの一つとして、O.S.Pが次に白羽の矢を立てたのが“ボトムワインド釣法”であり、そこで専用設計されたのが、「ワインディー」です。さて! 今回は私目線で、特長や使いドコロなどをお伝えできればと思います。チェックしていただけますと幸いです。

鹿目 大樹(Hiroki Kanome) プロフィール

横須賀出身。 海に潜ったり泳いだり...釣りにハマる前から水辺を愛し、現在は様々なルアーゲームに精通している。最近だと源流のトラウトゲームやオフショアジギング、キャスティングなどにドハマリ中。日々O.S.Pソルトルアー開発担当として、ルアーマンの心に刺さるモノ作りに励む。

ワインディー【O.S.P】

Length Count Price 発売年月 特記
3.5in 5本入り 792円(税込) 2025年6月上旬 ジグヘッド Glidyは別売りです

O.S.P公式「ワインディー」詳細ページはこちら

ボトムワインド釣法とは?

“ボトムワインド釣法”は、瞬発的なダートでフィッシュイーターを狂乱させる釣り方の1つ。フラットフィッシュ攻略で、他と圧倒的な差が出る事も多々ある釣法です。

この釣法では、ダートの強弱や間の取り方など、その日のヒットパターンを探るのが重要です。「ワインディー」は、この特長を最大限に活かせるように設計されており、その特長的な形状が、絶妙なアクションを生み出します。

「ワインディー」の特長

では、そんなフラットフィッシュ攻略において効果を発揮する“ボトムワインド釣法”対応「ワインディー」の特長をこれから順番にお伝えしていきますね!

ワインドのリアクション性能&グライドフォールの食わせ性能が融合!
独自のアクションでフラットフィッシュを魅了!

まず、大きな特長としまして、ワインドのリアクション性能と、グライドフォールの食わせ性能を高次元で融合した独自のアクションにあります。

特徴的なスタビライザーは、ダート時には抵抗にならず、フォール姿勢を最適化する角度と形状にセッティング。ロッド入力でキレのあるダートを発生させアピール、そしてグライドフォールで無防備なベイトさながらに着底する。

つまり1ジャークで2度おいしい、まさにワインドマジック!

初心者に優しい「簡単操作」

初心者にも扱いやすい設計なのも魅力。誰でも簡単に“ボトムワインド釣法”を楽しむことができます。「グライディー」と組み合わせることで、特に手前に寄りにくい性能を発揮。これにより、短い区間を念入りに探ることも可能。

O.S.P公式「グライディー」詳細ページはこちら

スナップはメインアイ(後ろのアイ)に装着します。

基本的なロッドアクションは、1回もしくは2回シャクリ上げ、テンションフォール。シャクリの幅やスピードを変えることで、その日のヒットパターンを探します。着底と同時にアタリが出ることがほとんどです。

また、インサートホールが空いていることで、ワームをまっすぐに装着することが容易で、他のジグヘッドにも対応しています。「グライディー」を使用する際は。背中のポッチに目掛けて針先を抜けば、ジャストフィットする設計になってます。

多彩なカラーバリエーション

様々な状況に対応できるよう、カラーは全10色展開。

定番の“アカキン TW170”や“グリーンゴールド TW210”から、ボトム特化カラーまでラインナップ。また、東京湾奥遊漁船「林遊船」監修の“江戸前黒銀グロー TW211”、浜名湖「フィッシングガイド555」の“鈴木孝啓”氏監修の“激鱗ピンクバック TW228”があります。両者の圧倒的な経験値から採用されたこのカラーは、カラーローテーションの中での良いスパイスになるでしょう。

アカキン TW170

グリーンゴールド TW210

江戸前黒銀グロー TW211

激鱗ピンクバック TW228

鈴木 孝啓(Takahiro Suzuki) プロフィール

静岡県・浜名湖をホームエリアとし、ボートシーバスをはじめ、チニングやメバリングをメインに、タイラバ、ジギングなど。ショアからオフショアまで幅広いジャンルを得意とするマルチアングラー。浜名湖で開催されている「浜名湖オープントーナメント」にも参戦中で、2019年には年間優勝を勝ち取っている実力者。浜名湖の釣りの魅力をより多くの人に伝える活動も積極的に行い、大会の企画や運営にも広く携わっている。

紅ハゼJAPAN TW231

こちらも高実績なカラーですのでオススメ。

1つ注意点としまして、紅は“くれない”と読みます。

“ベニ”ではありません。フッキングの際に「くれないだぁぁぁ!」と叫ぶのがルールですので、そこんとこよろしくお願いいたします。

カナリこだわったパッケージ

嵩張らず、しかしワームの変形を抑え、開けやすいブリスター仕様のパッケージに入っています。

「ワインディー」の使いドコロ

ドライブシャッドSW」でのスイミング、「ドライブSSギルSW」でロングフォール、「ドライブクローSW」で甲殻類を模す…以前はこのような選択肢の中で、ルアーローテーションをしてきましたが、ボトムワインドという新たな手法を得ることで、フラットフィッシュへの網羅的アプローチが可能になりました。

ワインドは高活性な魚を狙うだけでなく、ヤル気の無い魚を叩き起こす効果もあるので、勝負を早く決めたい時、または他の誰もがヒットしていない時などにも効果を発揮します。また、この中では最も飛距離が出るのが「ワインディー」なので、プレッシャーの少ない個体を狙うこともできます。

初めて使う方へのアドバイス

マゴチは、タックルやルアーが同じでも釣果の差がハッキリと出る、非常にゲーム性の高い釣りです。釣れている人を真似るのも良いですが、あえて全く違う釣りをすることで、彼らより釣れることも起こりえます。

シャッドテールやギル系が基本ですが、あえてワインドを投入することで、アタマ一つ抜けられるかもしれませんよ。伸び悩んでいる方の引き出しを増やせたなら、開発者としての本望です。ぜひ釣具屋で見かけた際は手に取ってみてください。

発売時期はマゴチのハイシーズン真っ最中、さらに「戦-IKUSA-マゴチニング合戦」期間中です!「ワインディー」での釣果報告、お待ちしております。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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