
issei 一誠 (issei )
こんにちは! イッセイTIMES 編集部です!
暑さを感じる季節になると各地で始まるのが、船からの「ケンサキイカ」釣り。
メインターゲットは美味なケンサキイカ。地域によって呼び名が異なり、スルメイカやコウイカが混じって釣れることも。時期やエリアによってはヤリイカが混ざることもあります。
さて今年も5月頃から、西日本エリアの遊漁船船長様やアングラー様から「釣れ始めた!」という情報が寄せられ、現在は夏に向けてどんどん状況はよくなっている感じ!。
村上晴彦のスケジュールにも、頻繁に「〇〇県でケンサキイカ」の文字が躍っていて、ガンガン釣行計画が立てられています!
さてそんなケンサキイカ釣りですが、現在は「イカメタル」と「オモリグ」の2スタイルで狙うのが人気です。
ただ、イカメタルやオモリグの釣りを経験したことがない人にとっては、当然ですが、以下のように分からないことが多いですよね!
・「この2つは何がどう違うの?」
・「そもそも船のイカってどんな釣り?」
・「今年こそチャレンジしたいけど、わからないことが多い…」
などなど。
今回は、そんな方のために、船イカ釣りについて【ISSEI海太郎的】視点で細かく解説いたします!
ISSEI海太郎的「船イカ」講座』 INDEX
船イカ基礎知識 & イカメタルのススメ
まずは「船のケンサキイカ釣りはどんなものか?」からご紹介しましょう!
船のケンサキイカ釣りのシーズンは実は長い!
5月から9月いっぱいの約5ケ月が一般的なシーズン!
ケンサキイカ釣りのシーズンですが、エリアによって違いますが、おおよそ5月にスタートし、夏に盛期を迎えて徐々に終盤へ向かいは9月いっぱいでシーズン終了というのが一般的。
もちろん場所や年によっては10月も釣れますが、釣り場がさらに沖になったり、他の釣り物がシーズンを迎えるため、盛期のような釣れ方にはなりにくくなります。
とはいえ、5月から9月いっぱいまでなら「約5カ月」もの間楽しめることになります。
シーズン中の船イカが盛んなエリアでは、比較的凪の日が多いのも特徴です。終盤になると波が高くなる日も増えてきます。
人気の理由は?
“攻略しがい”にあり
ケンサキイカ釣りは遊漁船を利用すればすぐにチャレンジできる釣りですが、シーズン盛期の週末はどこのイカ釣り船も満席になるほどの人気ぶり。
ナゼ、そんなに人気なのか? というと…その理由は大きく2つあります。
まずはゲーム性の高さが挙げられます!
ケンサキイカの群れがいるレンジを探し、好みのリグ・スッテ・ドロッパー・エギのカラーを選び、ヒットアクションを見出すというそのゲーム性の高さに楽しいんです!
狙いが的中すれば怒涛の連続ヒットも。美味しいケンサキイカがたくさん釣れるのは大きな魅力です。
イカ船の多くには足元にイケスが備えられており、それがいっぱいになると非常に満足感があります。
というわけで、「攻略しがいがある釣り」という点が人気につながっているんだと思います。
実際によく釣る人は、こまめな工夫を行っており、低活性時でも安定して釣果を出しています。
また、「小さなアタリにアワセを入れるのが楽しい」「夏でも涼しく釣りができる」「友人や同船者と情報交換しながら楽しめる」などの声も多く、まさに釣って良し、食べて良しの釣りです。
船イカは基本的に夜釣りです!
ケンサキイカ釣りは遊漁船を利用してチャレンジできます(乗船予約は必須)。
多くの場合は夕方に出船し、深夜に終了。
中には「デイゲーム」「深夜便」「2便」などもありますが、最も人気でチャレンジしやすいのは、夕方出船・深夜終了・帰港というパターンです。
というわけでここでは夕方出船、深夜終了パターンを前提に話を進めていきます。
たいていは夕方、まだ明るいうちに出港すると、準備も余裕をもって行えます。明るいうちでも釣れることもあります。
日が暮れると、船上には明るいライトが灯り、ここからが本番。
イカ釣りの遊漁船には非常に明るい集魚灯が搭載されており、船上は夜とは思えないほど明るく、ヘッドライト不要で快適に釣りが楽しめます。
この明かりは釣果を得るために不可欠。海面や海中を照らし、エサとケンサキイカを船の近くに寄せる目的です。
これを「夜焚き」と呼びます。
明るいうちはボトムや沖にいたケンサキイカも、この強い明かりに引き寄せられて集まってきます。
水深60m(メートル)のポイントでも、海面直下に浮いたイカを見られることも。
この集まってくる、浮いてくるケンサキイカをあれこれ工夫して釣っていくことになるのですが、その中で人それぞれの楽しみ方も分かれていきます。
・数釣りを極める
・好きなタックル&リグで貫く
・合間に他の釣りを楽しむ
など、さまざま。
なお、船の明かりにはアジが集まることもありますが、他の釣りを行う場合は船長や同船者の了承を得ましょう。
そんなこんなで、ひとしきり釣ったのち納竿・帰港となります。
船イカ遊びのお手本ともいえる村上晴彦の釣行もぜひご参考に!
さて、ここまでで、船からのケンサキイカ釣りについて、予備知識的なことをご紹介させていただきましたが、ここからは、具体的な釣りのスタイルやタックルについてご紹介していきましょう!
これから始める人にまずオススメしたいのが…!
「イカメタル」の釣り
現在のケンサキイカ釣りは「イカメタル」と「オモリグ」の2つが主流ですが、これからはじめるなら「イカメタル」からオススメします。このリグで船イカ釣りになじんでみてほしいです!
そもそもイカメタルとは何? から説明すると…。
金属製の「メタルスッテ」単体か、メタルスッテ+胴突き仕掛けの枝に「ドロッパー」(複数の場合もある)を用いたスタイルのことを指します(胴突き仕掛けは福井の小浜エリア発祥とされており「オバマリグ」とも呼ばれます)。
「メタルスッテ単体」
メタルスッテ単体は操りやすく、単体ゆえにその動きもイメージしやすいのが特徴。アタリがダイレクトに感じられ、掛けアワせる楽しさも魅力のひとつです。村上晴彦も大好きなのがこのスタイル。特に「碧 イカメタル 極軟」との組み合わせは釣趣満点です!
「メタルスッテ+ドロッパー」
(※オバマリグ)
メタルスッテ1個にドロッパー1個のベーシックともいえるリグもあります!
メタルスッテ+ドロッパーは、性質の異なる2つを組み合わせることができます。ケンサキイカに対して異なるアプローチを同時にできるのが特徴です。イカの活性が高いときはダブルヒットと効率よく釣ることもできます。
上記した2つのリグどちらも投げることはなく、船べりから直下にリグを沈めてケンサキイカのレンジを探しながら、上下の動き+ステイなどでケンサキイカへアプローチします。
アプローチがハマればアタリがあります。その瞬間がたまりません
あとは誘う動きに大小強弱をつけて反応をうかがう、メタルスッテ、ドロッパーのサイズやカラーや形状を変えるなどでアプローチの幅を広げることができます。
レンジ、スッテとドロッパーの大きさ、カラー、アクションがピタリとハマると連発モードへ突入することもありますし、1人で入れ食いということもあるので、いかに工夫が大切かが実感できます。
これがISSEI 海太郎 式イカメタルアイテム
さて海太郎にはイカメタルアイテムが豊富にラインナップされています。
1つ1つご紹介します!
この「ヌケガケスッテ」は円筒型で単笠というシンプルなメタルスッテです。アタリを多く引き出すことを主目的して村上晴彦が考案。同船者にアタリがなくとも抜け駆けできちゃうスッテです!
イッセイ公式 海太郎 ヌケガケスッテ詳細ページはこちら
キビナゴをモチーフにしたドロッパー「キビ仔」。2.5号は4本の羽が目を引きますが、ケンサキイカが思わず抱きつく安定姿勢が特徴。基本性能をそのままに小型化した2号もラインナップされています。
イッセイ公式 海太郎 キビ仔2.0号 2.5号詳細ページはこちら
そして仕掛けは『海太郎 ヌケガケイカメタル仕掛』。
仕掛け作りは超得意な村上がスゴ腕船長たちの意見をふんだんに取り入れて作った仕掛け。使いやすい、絡みにくい、釣れると3拍子そろっています。2タイプのラインナップ!
仕掛け作りが超得意な村上が、幹糸の全長、リーダーの長さ、枝の間隔から長さまで各地のイカ釣り船のスゴ腕船長から学んだ「黄金比率」をもとに構築したものです。
リグが絡みにくいののも大きな特長で、船イカ初挑戦という方もすっと入ることができます。
下のイラストを見ていただくと分かるように
枝が1本の「シングル」と枝が2本の「ダブル」の2タイプを好みと状況に合わせて選ぶことができます。
イッセイ公式「海太郎 ヌケガケイカメタル仕掛」の詳細ページはコチラ
↓これはドロッパーが2つ使える「ダブル」での釣果。
『キビ仔』の大きさを変えたりカラーを同じにしたり、反対色にしたりとアレンジが多彩になります。村上氏もこのリグからはじめることが多いです。
海太郎・イカメタル専用ロッド・3種を紹介
ロッドは専用が3種類あります。
このロッドは重たいメタルスッテもテンポよく激しくアクションさせられるバットと繊細なアタリをとらえるティップを搭載しています。
蛍光グリーンで視認性も抜群。流れが緩い場所で軽いスッテをスムーズに沈めたいとき、投げて横の動きをくわえるならスピニングモデルです!
詳細はこちら→「海太郎 碧 IUS-70MLS ライトゲーム・オフショア イカメタル(スピニング)」
直下にリグを沈めて上下のアクションで誘いやすいのがベイトモデル。このロッドはメタルスッテを激しくシェイクでき、深い水深でもアワセが決まる張りを持ちながら、微かなイカのアタリをも捉える柔軟性を併せ持ったやや硬めのソリッドティップを搭載しています。
40号までのメタルスッテをテンポよく操ることができ、絶妙な張りを持つベリーがティップの繊細さを活かして小さいアタリを逃さない使い所を選ばないモデルです
詳細はこちら→「海太郎 碧 IUC-70MLS ライトゲーム・オフショア イカメタル(ベイト)」
この「極軟」は、IUC-70MLSに比べて柔軟性に富むベイトロッドですが、ほどよい粘り強さを持っていて滑らかに湾曲、メタルスッテをやわらかいアクションで操ることができます。
しなやかゆえにパワー不足と感じがちかもしれませんが、この調子が70gまでのメタルスッテを艶かしく動かしてイカを誘ってくれ、曲がったところからの粘り強さで大型のイカがヒットしても問題なし!
詳細はこちら→「海太郎 「碧」IUC-70ULS/LG-Offshore_IKA METAL「極軟」」
最初のタックルはベイトがオススメ
イカメタルは上記したようにスピニング、ベイトどちらでもできますが、初めてイカメタルを体験する人にオススメなのはベイトタックル。
ケンサキイカはとにかくレンジが大切なので、カウンター付きのベイトリールを使うことで、ヒットレンジがぐっとつかみやすく、初めての方も釣果を得やすいというからです。
ちなみに村上晴彦のセッティングは、メタルスッテ+ドロッパーならIUC-70MLSを多用。メタルスッテ単体だとIUC-70ULSを用いることが多いですが、逆パターンもあります。アクションの大小強弱をロッドの硬軟で調整しているというわけ。
またこれ以外にも『海太郎 「碧」IUS-70LS/LG-Offshore2』や『海太郎 「碧」IUC-70LS/LG-Offshore2』を持参しています。
以上、今回は、船のケンサキイカ釣りの基礎知識と、イカメタルの釣り、イカメタルのタックルについてご紹介しました!
攻め方や誘いなどについて、またオモリグなどについては、またの機会にご紹介させていただきたいと思います!
【この記事は、ISSEI TIMESの記事を再編集・掲載したものです】

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