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オフショアキャスティングゲームにおけるベイトタックルの可能性

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こんにちは。フィッシュマンテスターの中村です。

今回ご紹介するのは“オフショアキャスティングゲームにおけるベイトタックルの可能性”について、春のヒラマサキャスティングを例にご紹介したいと思います。。

なぜスピニングが主流なのか

これまでオフショアのキャスティングゲームは、9割9分がスピニングタックルの独擅場です。

ではなぜ、ベイトタックルが敬遠されてきたのか。

・1投で決めたいシーンでバックラッシュの可能性がある

・糸巻き量が足りない

・一回転の巻き量が少ない

・ドラグが弱い

・ロッドがない

といったデメリットが多くあったため、使われてこなかったと僕は考えています。しかし、ここ近年はリールやロッドの進化によって大型のオフショアキャスティングのターゲットとも十分に対峙できるようになってきています。

春ヒラマサのベイト傾向

春のヒラマサといえばマイワシ、コイカ、トビウオ、沖ボラなど様々なベイトが捕食されています。

その中でも3月から4月の五島灘から響灘まで絞ると、ここ近年は大型のイワシやコイカがメインのベイトになっている場面に多く遭遇しました。

HYDRO85XXHを使ったヒラマサベイトキャスティングの優位性

その状況で主に使用するのが160~180mm、50〜70g程度までのトップウォータープラグ。

また、ヒラマサキャスティング船は通常6〜7人程度で並んで投げるシーンが多く、その中でもより魚を釣るためには“飛距離”がとても大事になってきます。そこで使用するロッドがBRIST HYDRO8.5XXH

品名 全長 マテリアル ガイド 自重 継数 仕舞寸法 グリップ長 ルアーウェイト ライン 販売価格
BRIST HYDRO8.5XXH 259cm(8.5ft) 4軸カーボン Kガイドチタン+ステン 312g 3ピース 89.5cm 70.5cm 50-230g PE3~8号 ¥62,800(+税)

このロッドはそのサイズのプラグを太糸で遠投することができ、特に7〜8号の比較的太い糸を使ってもスモールプラグを投げるのに適しています。

また、この釣りは一日中投げ続けることが多く、遠征となると数日間続くためタックルが軽いことが重要になってくるのですが、私が春の深場でメインに使用しているタトゥーラ400はカスタムハンドル込みで350gほど、ロッド重量と合わせても「700g」程度ととても軽量で一日中投げ続けても疲れないタックル重量となってます。

現状レベルワインダーの付いている大型ベイトリールはドラグが10数キロまでしか入らず弱いというデメリットもありますが、 春のヒラマサを深場で狙う場合は初期ドラグ7キロ程度に設定して走らせて取る場合が多いため、現状のタックルでも獲ることができます。

今後さらにベイトタックルの進化によって、さらにさまざまなキャスティングシーンで使えるようになっていくと思います。深場でスモールプラグ、太糸を使って大型ヒラマサをキャッチしたい人は是非チャレンジしてみてください。

タックルデータ

ロッド:BRIST HYDRO 8.5XXH
リール:Daiwa TATULA 400 TW XHL
メインライン:YGK XBRAID ODDPORT WXP-18 7号
リーダー:VARIVAS Ocean record SHOCK LEADER 100lb
ヒットルアー:ボラン 160F (クーニーズ)/ルグランタンゴ(Fish trippers village)

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「Fishman」

出典:YouTubeチャンネル「Fishman」

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Fishman

「ゼロバックラッシュ」「飛距離」「高精度ピンスポット撃ち」を追求したベイトロッド専門メーカー。 怪魚ハンターとしても知られる赤塚ケンイチ氏が代表を務め、同氏の豊富な経験がフィードバックされたロッドは、繊細な渓流から秘境のモンスターまでさまざまなスタイルに対応するラインナップ。
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