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【春バス攻略のド定番】釣れるエリアの条件やウエイト&ブレードの使い分けにオススメカラーなどを大公開!O.S.P“岡田 翔生”の「ハイピッチャー」理論

寄稿:岡田 翔生
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春のバス釣り入門

皆さんこんにちは! O.S.Pの“岡田 翔生”です。

さて! 現在ルアーニュースR「春のバス釣り入門」の記事を配信中。“春バス攻略ルアー4選”と題し、1記事につき1アイテムを紹介するという形で、全4回にわたり春のオススメルアーを紹介しつつ、その特長や使い方を解説しています。今回は第3回目として、こちらのルアーを解説させていただきます!

岡田 翔生(SHOKI OKADA) プロフィール

O.S.P勤務の若手オカッパリアングラー。オカショーという愛称で親しまれ、並木敏成のアシスタントを日々務めながら、毎週末フィールドに出てバスフィッシングを楽しんでいる。地元である千葉県の印旛新川、高滝湖のようなマッディシャローでのオカッパリスタイルを得意とする。

春のド定番!スピナーベイト「ハイピッチャー」

さて、3つ目に紹介させていただくのは「ハイピッチャー」。

春のド定番ともいえるスピナーベイトです。春の陸っぱりでは必携のルアーで、毎年良いバスを釣らせてもらっている信頼のあるアイテムです。

O.S.P公式「ハイピッチャー」詳細ページはこちら

やはり、密度の少ない濁ったシャローを釣る上では、欠かせない存在。特に春の沼系フィールドで、ベジテーションを絡めるスピナーベイトの釣りは風物詩ともいえます。

釣れるエリアの条件

そんな「ハイピッチャー」の釣れる条件が以下の3つ!

釣れる条件

①ベイトフィッシュの存在

②スポーニングエリアから近いこと

③ガマやハスなどのベジテーション系ストラクチャーが豊富

これらの条件を満たしている場合は、すかさず投入しています。条件が重なっているほど効果的なので、ぜひ「ハイピッチャー」をお使いの際は、これらの条件を参考にエリアを選んでみてくださいね!

では、ここからは「ハイピッチャー」に対する、僕なりの拘りを順番に解説させていただきたいと思います!

ウエイトについて

ハイピッチャー」のウエイトは全6種類。

そんな中で、僕が良く使うモデルは3/8ozと5/16ozの2サイズ。

どちらもシャロー攻略に適しています。3/8ozはベーシックで扱いやすく、さらにゆっくり巻きたい、着水直後が勝負となるタフなタイミングでは5/16ozを使います。

重たいウエイトを使う時

ただし、軽ければ良いという訳ではありません。

風や濁りが強い時は「ハイピッチャーMAX」の1/2ozが有効。重めのヘッドは水中姿勢が安定し、ベジテーションに絡めた釣りにも強いのです。

O.S.P公式「ハイピッチャーMAX」詳細ページはこちら

ブレードについて

続いてはブレードについてお伝えします。

ハイピッチャー」には以下のブレードタイプがあります。

ダブルウィロー(ウィロー×ウィロー)

タンデムウィロー(コロラド×ウィロー)

ダブルコロラド(1ozのみ)(コロラド×コロラド)

使い分けについて

僕が普段行っている使い分けは以下の通りです。

春・晩秋:ダブルウィロー

梅雨~夏:タンデムウィロー

理由についてですが、“キモはトレースするタナ(泳層)”。

一定レンジを引く時は、やはりダブルウィローのほうが良い。逆に、カーブフォールを多く使う梅雨から夏くらいまではタンデムウィローという使い分けです。

タンデムの方がフォール中に最後までしぶとく2枚のブレードが回りますし、逆に一定レンジを引いてベイトフィッシュを模す使い方の場合も反応が良いです。

トレーラー不要論

個人的に春のスピナーベイティングにおいて、トレーラーフックやトレーラーワームを使う必要はないと感じています。

より濃いベジテーションを引く際は、トレーラーフックが邪魔になりますし、シッカリとレンジを入れ込みたいので、浮き上がりやすくなるトレーラーワームも使用しません。夏以降はこの限りではありませんが…。トレーラーに関しては「自分が一番使いやすいのはどの組み合わせか?」という点を第一に、選んでいただければと思います。

タックルについて

続いてはタックルセッティングについて。

ロッドの長さは7ftがオススメ

私的なロッドセレクトですが、キャストのしやすさはモチロン大事ですが、ロッドの長さもある程度ある方が思い通りのトレースコースを引けるため、最近は7ftのロッドをメインに使っています。

バスも太く大きい個体が釣れるので、投げやすいからといって、しなやかすぎるロッドはNG。さらに、シングルフックをガツンと掛けるためのシャープさも重要。

リールは6.3:1のノーマルギアがオススメ

リールについては、僕は6.3:1のノーマルギアを選択。

元々は7.1のハイギアを使っていて、手返しも良く気に入っていましたが、6.3に切り替えてビックリ。釣果が明らかに伸びました。それ以来、巻きモノ全般に6.3のノーマルギアを迷うことなく選んでいます。(ボートを流しながら釣る時は、まれに7.1のハイギアを使うこともあります)これは個人差があるとは思いますが…最初はギア比の遅さに違和感を覚えても、シッカリと向き合って試してみることが大事だと実感。

オススメカラーについて

最後はカラーについて!

春に限って言えば、僕個人の使用率・実績の9割が“ゴールド”と“シルバーブレード”のハーフに、ホワイト系のスカートカラー。O.S.Pで言えば“ヴィヴィッドパールホワイト S06”と“テイスティシャッド”の2色です。

ヴィヴィッドパールホワイト S06

テイスティシャッド S23

残りの1割が“チャートリュース系カラー”と“ペイントブレード”。“インパクトライムチャート S35”、“C.B.パールシャッド S57”です。

インパクトライムチャート S35

C.B.パールシャッド S57

ベースはやはり白。

コレはスピナーベイトの超基本。誤解を恐れずに言えば「コレだけあればOK!」な色。フィーディングに入った魚にテキメンに効くのもありますし、アングラーの視界が悪い状況下でも視認性もバッチリ。アングラーを悩ませるブレードカラーも、前述の2色であれば、ゴールドとシルバーのイイとこ取りなので、悩むこともありません。

また、チャート系カラーは、朝夕の薄暮時にはやっぱり欠かせない色。バスが一番テンションの高い時に飛びつく色でいうと、やはりチャート系なのです。同じくペイントブレードも、バスの活性が瞬間的に上がったタイミングで、一番バスを引っ張ってくれる色だと感じています。

以上、“岡田 翔生”の春の「ハイピッチャー」論でした!

スピナーベイトは1年を通じて活躍する万能ルアー。季節ごとに最適なセッティングがあり、釣れる魚のタイプも変わります。ぜひ、皆さんも春のスピナーベイトゲームを研究してみてください。でっかいバス、釣れますよ~!!

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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