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村上晴彦のスーパーディープアジング

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一誠村上晴彦さんが、独自の理論とひらめきで、船釣りを遊び尽くす企画がアソブネ。

今回は、三重県尾鷲・天満浦の真祐丸さんにてスーパーディープアジング!

ディープじゃなくて、「スーパーディープ」ってのがミソで、ディープを大体水深70m前後とすると、スーパーディープで狙うのはなんと水深80~90m前後。

今回もさまざまな検証をして遊び尽くしてくれました!

結果から言うと、村上テンビンを使ったテンビンキャロ仕掛けも、胴突き仕掛けも、どちらでも次々とアジを釣り上げました。

相変わらず、ホントに楽しそうに色々な検証をしながら釣りをする村上さん。ロッド、リグ、ハリスの長さ、オモリの重さなどなど、多くの項目を組み合わせて考えながらゲームを組み立てていました。

詳しくは動画を見ていただくとして、その数々の検証の中からひとつ、例として村上さんが試していた事柄を紹介します。

水深80m以上で軟調ロッドの可能性を検証

村上さんのロッドは、碧ライトゲーム・オフショアはもちろん、軟調プロトロッドも持ち込んでいました(村上さん曰く、べなんべなんロッド)。

出典:一誠こちらが一誠の碧ライトゲーム・オフショア

この軟調プロトロッドを胴突き2本バリ仕掛け(ダウンショット)に使ってアジを狙うのですが…。

「スーパーディープなら、軟らかい竿はアワセがきかないだろう」と村上さん自身が言っていたのです。

そして「例えばタイサビキ釣りなら、サビキ自体が薄いモノなのでサビキの下にはすぐハリが触れる位置にある。だけどワームを使ったアジングは、ワーム自体にボリュームがあるから、ワームをくわえてクッと重みが乗ったらアワせて掛けないといけない。そのアワせる釣りにこの軟調ロッドは向かない」と言います。

軟調ロッドのメリットを活かす「エサバリ」の使用

それならなぜ?

「水深80mを超えるスーパーディープなら、アワセのききやすい硬めで短めのロッドが理にかなっている。だけど、軟調ロッドのイイのは、掛けてからはバラさない可能性がある。特に2本バリでダブルでアジが掛かるとかなら。だから、通常の方向性(硬めの竿)とは逆の可能性も、あるのかないのか試しておきたいのよね」とニコニコな村上さん。

もちろん、何の工夫もなしに軟調竿で挑む村上さんではありません。

アワセがきかないなら、ワームそのものを、よりアジの喉奥に入れればよいのでは?という発想から出たのが…エサバリ!

具体的にはエサ釣りで使う「ケン付きのチヌバリ」をワームに刺して使用していたのです。ジグヘッドのようにオモリ部分がないため、よりスッと吸い込むのでは?という考えからです。

ケン付きのチヌバリにバルキースパテラ。ジグヘッドの頭部分に見えるのはただのビーズです

出典:一誠

使用したワームは、一誠のバルキースパテラ

ということで、2本バリのひとつに通常のジグヘッド、もうひとつにチヌバリを付けるなど使い比べていました。するとジグヘッドに食う時もあれば、チヌバリを食う時もあり、これは偶然かそれとも…!?

エサバリの選択、「丸海津にケン付きがあればイイなぁ」

ちなみに村上さんは、「エサバリは一定の効果が見られたかな。でもこれやるならハリが違う。チヌじゃない。小ダイバリか…丸海津のケン付き!丸海津のケン付きがあればイイんやけどな」と話していました。

また、アジからのアタリがあったら、キュッとコンパクトにアワせて釣り続けていました。「やっぱこの軟調竿使うなら、これくらいアワせなアカンわ。シャクリ+巻きアワセ、みたいな。そのあたりを頭に入れて使えば、見えてくるモノがあるよね」と楽しそうにアジを釣る村上さん。

さまざまな検証の結果が、また新しいアジングの世界を切り拓いてくれるのでしょうか?これからも目が離せません。