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さらに進化したテンリュウのライトジギングロッド「ホライゾンLJ」

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テンリュウのライトジギングロッドである「ホライゾンLJ」シリーズは、2018年にブラッシュアップされてNEWモデルとなっており、ユーザーからも高評価。改めてNEWホライゾンLJを紹介してみたいと思います。

2代目ホライゾンLJとなったワケですが、個人的には初代ホライゾンLJは、特にタチウオジギングで活躍していた印象の強いロッドです。粘りがあって無駄にジグが飛ばない、ロッドの弾力を活かして軽くシャクれる、そんなロッドでした。

旧ホライゾンLJ。ディープでのタチウオジギングでも活躍していたっけなぁ。懐かしい

もちろん、さまざまなジギングで愛用している人も多かったと思います。1本持っていると、色々と使えちゃう範囲の広さも魅力でした。

そしてNEWホライゾンLJです。

C・N・T(カーボンナノチューブ)でメチャ粘る

NEWホライゾンLJ全機種に、新たに採用されたのが、C・N・T(カーボンナノチューブ)素材。

これは一部フラッグシップモデルに採用されていたのですが、NEWホライゾンLJのバット部にも採用されました。簡単に言うと、さらに粘りのある竿となっていて、ロッドアクションや、魚を浮かせるファイトも、前作からさらに研ぎ澄まされたロッドといえるハズです。

ホライゾンLJ611B-FMでの負荷実験。スペック表ではドラグMAX3kgと表示されているが、6kgの負荷を掛けてのテスト。本気で粘ります

実は、そのC・N・Tをロッド全体に組み込むことも可能だが、そうすると、ティップ部の張りが若干強くなってしまい、ホライゾンLJの魅力でもあるソフトなティップが損なわれてしまう。というわけで、バットからグリップエンドにかけて施されているんだとか。

機種ごとにグラスフレックスティップの長さを調整

またマグナフレックス製法のグラスフレックスがティップ部に採用されています。

マグナフレックス製法は、グラスとカーボンまたは弾性率の違うカーボン同士をチューブラー状のブランクに成形できる製法。

大雑把に言うと、違う素材を1本のブランクにできるってわけなのです。

このマグナフレックス製法で造られた「グラスフレックス」がホライゾンLJには採用されています。

グラス繊維とカーボン繊維、違う弾性のグラス繊維同士、これらを繋ぎ目なくチューブラー状に加工するわけで、軽量化が図れます。

このグラスフレックスのティップが、機種によって長さが違います。対象となるターゲットや、機種が持つ特長を活かせる長さになっているワケですね。ちなみに旧モデルは長さが統一でした。

ティップはブルー。キレイなカラーリングで、これは前作から変わらないのでホッとしました(笑)

ベイトタイプのKガイド(ステンレスフレーム・SiCリング)

スピニングタイプのKガイド(ステンレスフレーム・SiCリング)

ベイトタイプのオリジナルグリップ

スピニングタイプのオリジナルグリップ

スペック

それでは各機種のスペックです。

HLJ611B-FM

近海ライト・タフネスモデル
ディープエリア・急流エリアでの使用や、大物とのファイトを想定したパワフルモデル。150g程のジグの操作に長け、最大で200gまでのジグを操作可能。また、50号までの太刀魚テンヤにも対応できます。太刀魚のフォール中のバイトの様に、同クラスでは感じ難かったアタリを捉え確実にフッキングへ持ち込みます。

出典:テンリュウ

HLJ621B-FML

近海ライトジギング・スタンダードモデル
水深100m前後のエリアで、使用頻度の高い100g前後から、最大で150gまでのジグの操作に長けたモデル。また、40号までの太刀魚テンヤにも対応。シャープな操作感を持たせ、スピード感のあるゲーム展開が得意。太刀魚やシーバスは勿論、底物から中型回遊魚など幅広いターゲットを狙えるアイテム。

出典:テンリュウ

HLJ631B-FL

近海ライトジギング・ライトモデル
80g前後のジグを扱い易く、比較的カレントが緩いベイエリアから、水深100m以内をカバーするライトスペック。ジグの動きを意図的に抑えた巻きシャクリでの誘いを得意とし、リーリング主体で狙うシーバスや太刀魚などのターゲットを得意としたモデル。北海道・東北エリアでの海サクラ向けにも対応します。

出典:テンリュウ

HLJ641B-FLL

近海スーパーライト・バーチカルモデル
水深80m以内で、60g前後の軽量ジグの操作に長けたモデル。バーチカルに探る状況で漁礁や魚の潜むレンジを探り易く、今までターゲットに成りえなかった魚種までも狙う事が可能。シャロ―エリアでの太刀魚ゲームや、ライトタックル主体のシーバスゲームなど、使い方次第で奥深い楽しみ方が出来ます。

出典:テンリュウ

HLJ611S-FM

クラスを超えたチャレンジモデル
ライトラインで大物へチャレンジするアングラーにオススメなアイテム。水深100m前後のエリアで、100~150gまでのジグを軽快に操作が可能。早いピッチでの回遊魚狙いに最適なアクションで、ソフトなティップはジャーク後のポーズ時に魚信を逃し難く、細身で粘るバットパワーでアングラーをアシストします。

出典:テンリュウ

 HLJ641S-FUL

近海スーパーライト・スピニングモデル
水深50m程までのエリアで、40g前後の軽量ジグの操作に長けたモデル。やや短めに設定したリアグリップにより、アンダーハンドでのキャストが容易になり広いエリアを探る事に長けたアイテム。繊細なアタリを逃し難くバラシを軽減するソフトなティップからベリーが特徴で、曲げ込むことで負荷を分散しラインブレイクを防ぎます。

出典:テンリュウ

 

モデル タイプ アクション LENGTH(m[ft]) ルアーウェイト(g) PE(号) ドラグMAX(kg) 価格
HLJ611B-FM ベイト R 1.86[6’1″] MAX200/BEST150 0.8-1.5 3 ¥36,500
HLJ621B-FML ベイト R 1.88[6’2″] MAX150/BEST100 0.8-1.5 3 ¥36,500
HLJ631B-FL ベイト R 1.90[6’3″] MAX120/BEST80 0.6-1.2 2 ¥36,000
HLJ641B-FLL ベイト RS 1.93[6’4″] MAX100/BEST60 0.6-1.2 2 ¥35,500
HLJ611S-FM スピニング R 1.86[6’1″] MAX200/BEST150 0.8-1.5 3 ¥33,000
HLJ641S-FUL スピニング RS 1.93[6’4″] MAX80/BEST40 0.6-1.2 2 ¥33,000

※アクション…先調子/EXF=エクストラファースト、F=ファースト、RF=レギュラーファースト、R=レギュラー、RS=レギュラースロー 胴調子/S=スロー

C・N・T搭載でさらなる粘りを手にした、ライトジギングロッド、使ってみてくださいね! 余談ですが、エサ釣りではあるもののタチウオテンヤにも使えるってのが気になっていたりします。