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今江克隆のルアーニュースクラブR「誰でも、怠け者(レイジー)でも、エサ感覚で簡単に釣れる万能ワームを目指して〜『レイジースイマー3.9インチ』登場〜」の巻 第1194回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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羽根モノ、絶好調祭り

先々週から釣り行きマクリの河野(正彦)プロが、「アベンタ(クローラー)RS」でナナマルを仕留めて以来、同じ七色ダムでの初Basserの羽根モノ取材でまた「アベンタRS」で55cmUP、返す刀で今度はこの週末、チャプター生野銀山湖でまたまた「アベンタRS」で優勝と、羽根モノ絶好調祭り継続中。

先々週の「アベンタRS」でのナナマルに続いて、今週は初のBasser実釣取材で55cm。羽根モノの神「アベンタRS」の威力が止まらない

「アベンタRS」は、普通のプラスチック製羽根モノに比べ、天然桐ウッド製のため、どうしても強度の面では劣るため、釣った後の羽根の微調整に慣れが必要。

しかしながら、プラスティックルアーでは真似のできない極めつけのアクションとサウンド、さらに天然木ゆえの生き物が出すような優しい着水音は、まさに唯一無二。

かつてゲテモノと称されたデカ羽根モノを、トーナメント最強兵器にまで高めた「アベンタRS」。

超ビッグフィッシュ、圧倒的ハイウェイトを出せる強力な武器として、面倒な面もあるが、是非「アベンタRS」をマスターしてみてほしい。

マスターすれば、間違いなく羽根モノへの理解度が一気に高まりますので。

BMC霞戦以来、覚醒した感のある河野プロ。またまた「アベンタRS」でチャプター生野銀山湖優勝

レイジースイマー3.9インチ

ということで、最近「レイジー9」を筆頭に本当にデカいルアーばかりクローズアップしているが、誰もが簡単に使えて確実に釣れるルアーも必要不可欠。

ホバストを筆頭とする高難易度のフィネスワームは数多いが、実際にホバストを使いこなすには、相当な修練と慣れが必要。

誰もが簡単に使えて釣れるワームというのは、なかなかない。

そこで、今江的に誰もが簡単に使えて、高難易度の釣りまでこなせる、投げたらヘタなアクション要らずでエサ感覚で釣れる万能ワームが作れないかと思い、製作したワームがある。

それが「レイジースイマー3.9インチ」だ。

「レイジースイマー」と名前がついているとスイムベイトを連想するが、このルアーに「レイジー」の名前を付けたゆえんは、「レイジー(怠け者)」でも簡単に釣れるというのが、実はネーミング由来で、スイムベイトの「レイジースイマー6インチ&9インチ」の極小判という意味では全くない。

簡単に釣れるので、実釣テストしていても遊んでいるような気になってしまう「レイジースイマー3.9インチ」。まぁ、このサイズで、このシルエット、釣れねーわけがないわけで…

他にも、いろいろなリグに適応が広く、ワームを一種類で済ませたい怠け者(レイジー)に最適という意味もある。

ただ「レイジースイマー」のフォルムとテールアクションは、動いているかいないかわからないほど微妙な動きでも、ナゼかバスが喰ってくる「生き物的」シルエットが大きなキモになっていることから、「レイジースイマー」のフォルムを活かしつつ、あらゆるリグに対応できるようにしたのが「レイジースイマー3.9インチ」である。

2024年イマカツの最強生エサ系ワームの双璧。リアルながらパワフルな全身駆動型の「ジャバロンSR85」と、ナチュラルでより生き物チックな「レイジースイマー3.9インチ」。どちらも反則級のワームだ

ワーム素材版、エラストーマ素材版

「レイジースイマー3.9インチ」には、同じシルエットで「ワーム素材版」と「エラストマー素材版」の2種類がラインナップされる。

扱いのやや難しいエラストマーワームは初心者、中級者には敬遠されがちだが、今やトーナメンターや上級者にとって、浮く素材のエラストマー版は必須不可欠のモデルだといってもいいだろう。

ゆえにネイルシンカーの挿入でサスペンド気味のホバストやi字系(ネイルリグ)、浮かせての水面ピクピク、高度な吊るし等には、丈夫で圧倒的に浮力の高いエラストマーバージョンが必要になる。

だが、エラストマー製は高価格なうえに、扱いや保管がやや難しいので、ボトムを攻めるジグヘッドリグやダウンショットリグ、キャロ(ライナリグ)などには、初心者にとっては厳しい。

ジグヘッドへのエラストマーワームの刺しヅラさもあるだろう。

また、アラバマリグのようにひと傘で10本以上必要な場合には、エラストマーワームはめちゃ高くつくが、ワームならば保管もラクだし価格も安い。

バマストのように浮かせて使う場合を除けば、ワームの方が使いやすいだろう。

「レイジースイマー3.9インチ」は、ジグヘッドのミドスト、ボトスト、ホバスト、ネイルリグのi字系からネコリグ、DS、ノーシンカーピクピク、スピンチャターのトレーラーに衛星アラバマリグに、何にでも使いたいズボラな人向けワームだ

普通のジグヘッドリグがヤバい

では、ぶっちゃけ「レイジースイマー3.9インチ」が、最も威力を発揮するのは何か?と問われれば、自分は即答で「普通のジグヘッドリグ」と答える。

このワームは、ジグヘッドの重さを変えるだけでシャローから水深8m超えディープまで、めちゃくちゃ簡単に釣りこなすことができる。

基本的にフォールさせて、まず一旦ボトムをしっかりとってから、チョンチョンしながらゆっくり巻いてくれば、それで充分釣れる。

というか、それが一番釣れます。

もしくは思いっきり投げて、ウトウトしながらゆっくりクルクル巻いてくるだけでも簡単に釣れます。

なのでレイジー(怠け者)スイマー(睡魔)なのである。

今江的に「レイジースイマー3.9インチ」は、難しいことをせず、重めのジグヘッドでぶん投げて、ダルダルカーブフォールし、底取って、ゆっくり巻いてまた底取って、底が取れなくなったらチョンチョンしながら回収するのが一番簡単確実に釣れる方法だ

コレがキモ!通称「薄ハドル」の特徴は?

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