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【2024年は季節の進行が早い?】若手注目株「松崎マオ」のノーシンカーアフター攻略法

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春のバス釣り入門

アフターと言えば「ノーシンカー」

エビと言っても僕の中で大きく3つに分けて考えています。大きいものから手長エビ、ザリガニ、スジエビで、特にこの時期は手長エビをよく好んで食べている印象があります。

やはり、ある程度の大きさもありますし、体力をあまり使わず1回で食べれる量を考えるとスジエビよりは効率的ですよね。となると使うルアーは…アフターと言えばのノーシンカーワームです。

ノーシンカーは簡単に言うと、ワームと針だけでシンカーを付けないリグ。その特長はゆっくり沈み、独特のフワッと感を演出することができる…まさにエビですよね。

アフターの川バスが好むシュチュエーションとは

さぁ、リグは決まった。次に重要なのは「どこを狙うのか」ということ。

先ほども言ったとおりアフターの魚は疲れているんです。となると、狙うべきは居心地が良くて、エサを食いやすいところ。つまり、流れも緩やかで居心地の良いインサイド(流れの当たらない場所)、それに加えて、水深1m前後の比較的浅い「オーバーハング」や「葦」、またそれらが形成するシェードなどが一級ポイントとなります。

そういったストラクチャーに着いているエビをバスは捕食しているんです。

そういったポイントでエビのように演出できるワームをノーシンカーで使用する訳なんですが、もちろんそのストラクチャーによって攻められる、攻められないケースがある。そこで、それぞれストラクチャー別にどのうようなワームの選んでいるかを紹介していきたいと思います。

葦はアフターと言えばのストラクチャー。

根っこは硬く、隙間もあってまさにエビの宝庫。また、スポーニングエリアになりやすい浅い場所に生えていて、産卵後にあまり移動せずにエサを食える絶好の場所です。

葦を攻めるときのワームは「サカマタシャッド5インチ」や「カバースキャット」を葦際ギリギリに落とします。このとき“ラインのテンションをフリーにした状態にする”というのがキモで、ボトムまで落とす際に、フリーでなければ葦からどんどん離れていってしまいます。バスは根っこの部分に潜んでいることが多く、基本的にはフォール中に食うことがほとんどです。

オーバーハング

水面まで浸かった木や草がシェードを形成している絶好の隠れ家。もちろんエビも豊富にストックしており、ぜひ狙いたいポイントになります。

ただし、水面まで浸かった木や草がジャマになり先に紹介したワームだと真下に落ちるため、奥の奥までは攻めることができません。そこで出番になるのがバックスライド系のワーム。これは着水点よりさらに奥を撃てることができる唯一のリグで、カバーの奥の奥を攻めることができます。

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