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トップでもない、ボトムでもない、「壁際」という選択肢。アピア発チニング専用プラグ「GEM(ジェム)4.5G/5.5G」

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トップか、ボトムか。

…みたいな風潮、ありませんか? 待て待て、と。チヌ(クロダイ)という魚は古くから“落とし込み”という釣り方があるように、餌さえあれば「壁際」でももちろん捕食行動を行う訳で。

アピアから2024年に登場するチヌ専用プラグ「GEM4.5G/5.5G」は、トップやボトムに特化することはなく。その“落とし込み”に特化した、まさに唯一無二、新ジャンルのプラグ。

GEM(ジェム)4.5G/5.5G

2024年春頃登場予定

全長:55mm/重量:4.5g・5.5g/タイプ:シンキング/フック:#12×2

チヌ専用プラグ「GEM(ジェム)」は4.5gと5.5gの2サイズが2024年の春に登場予定。

開発者は…柴田孝紘氏

開発したのは…アピアアンバサダーにして、年間1500枚以上のチヌを釣る根っからのブリームジャンキー柴田孝紘氏。

そう、同じく2024年に登場するチニング専用ロッド「GRANDAGE VICE/グランデージ ヴァイス」を監修したあの柴田氏です。

年間1500枚以上の実績が導き出した答え。アピアのNEWチニング専用ロッド「GRANDAGE VICE/グランデージ ヴァイス」全2機種登場

ボトムでもトップでもなく、“落とし込んで”使うプラグ

では気になるアクションについて。

基本的にはフォールでの使用が前提とされており「前傾姿勢」でのフォールで、動きはほぼI字。とはいえ、早く巻けばS字を描くという、アクションも一風変わったルアー。

で、その動きを最大限に活かすには“使い方”が重要…とのことで。

キモは使い方にアリ

重要とはいえ、使い方自体はいたってシンプルで簡単。

①足元に落として ②テクトロで探り ③たまに足を止めてその時のフォールで食わせる …以上。

もちろんキャストしての使用も可能で、やや沖の橋脚周りなども攻略可能。いわく、特にナイトゲームでの実績が強く、条件次第では“ワームより食わせ能力が高くなる”という不思議なルアーなのだそう。

また、ボートからのバース撃ちにも使えますし、プロトのテストを行ったスタッフさんによると、メバルや黒ソイの実績も出ているとのことで、魚種問わず使えてしまうという汎用性も持ち合わせたルアーとなっているそうです。

…おもしろそうですよね?

考えようによっちゃ救世主

今までにないジャンルのチニング専用プラグ「ジェム」。既に十分おもしろそうではあるんですが、考え方によっては違った見え方がする。

例えばポイントの話。チヌといえば都市近郊で手軽に狙えることも人気の一因なのですが、近年“投げ釣り禁止”のエリアが増えているという事実。個人的に少し寂しい気もするんですが、落とし込みで使えるこのルアーならキャストする必要はなく、普段あまりルアーを見ていない=プレッシャーの低いチヌを狙い撃つことができる。

餌釣りの落とし込みと、ルアーフィッシングを掛け合わせた「ジェム」。試す価値のあるルアーと思いませんか?

カラーについて

カラーはテストを重ねた上で厳選された全9色がラインナップ。

新しいジャンルのプラグのため、確認したところ…特に赤系やオレンジ系の“明るめのカラー”への反応が良いそうな。

…明るめのカラー。こんな感じでしょうか。うーん、個人的に他の釣りものであればあまり選ばないカラーなんですが、果たして…。

全カラーラインナップ

もちろんナチュラル系や、“落とし込みといえば”みたいな「イガイブラック」といったカラーもラインナップ。ロックフィッシュも視野に入れるならとか、あれこれ悩むのも楽しそう。

壁際の“落とし込みチニング”。また悪い遊びを覚えてしまいそうな予感。

アピア (APIA)

大阪を拠点としルアーやロッドなどを展開する総合メーカー。シーバス、ロックフィッシュ、ライトソルト、ロックショア、オフショアゲームなどのロッドやルアーなどこだわりアイテムの開発を行っている。 徹底した現場主義を掲げた製品開発を行っていることで知られ、村岡昌憲、RED中村、濱本国彦、松尾道洋、北添貴行、金丸竜児、献上真也、中嶋康文などSW各ジャンルの現場型テスターなどからフィードバックされる声を風神シリーズなどの製品に落とし込んでいる。 ちなみにAPIという会社名はアングラーズ・ユートピア(釣り人の桃源郷)という意味が隠されている。