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【MJ=マルチジギング】ホライゾンMJの2024年追加6機種のコンセプト

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ホライゾンMJ

ホライゾンMJ。テンリュウのジギングロッド「ホライゾン」シリーズのMJ。MJとはマルチコンセプトジギングといったような意味が込められているという。

何がマルチなのかといえば、ジギングといっても狙う魚種によっても、またその日のうちでもアプローチによっ食ったり食わなかったり…。具体的にいうとスローピッチで誘った方がよい時もあれば、ハイピッチの方が効率的な場合もある。

そのどちらも高いレベルでこなしてくれるのがホライゾンMJなのである。

2024年初夏、一挙6機種が追加

そのホライゾンMJに、2024年初夏に一挙6機種が追加される。

△無事幕を閉じた「釣りフェスティバル2024」の天龍ブースでも注目度が高かったホライゾンMJ

既存5機種と追加6機種

まず、簡単にこれまでのラインナップを紐解いていくと既存5機種は5’10″でレングス統一されていた。冒頭で述べたように、スローもハイもこなせるホライゾンハイピッMJではあるのだが、レングスからも、どちらかといえばハイピッチジャークが得意なラインナップとなっていた。ニュアンスとしては「ハイピッチが得意だけれどスローもいけますよ…」といったところ。

一方、初夏に追加予定の6機種はレングスを6’4″で統一。単純に既存5機種より長い。レングスを活かせる。だから、よりスローピッチに意識を向けた6機種がラインナップされることになる。

より「スロー」を意識した追加モデル

出典:YouTube「TENRYU CO.,LTD」

つまり、ハイピッチもスローピッチも幅広く対応するホライゾンMJに、その中でもハイピッチが得意な既存5機種とスローピッチが得意な追加6機種と充実のラインナップになった。

バット部のC・N・Tコンポジットは、これまでのモデル5機種と同様。ただ今回追加される6機種はもうワンランクグリップ周辺を強化しているそうだ。

これによりジャーク時の操作性がアップ。しっかり飛ばして、そこからスムーズにジグが頂点へ、そして一瞬止まってからフォールしていくような適切な滞空時間をジグに与えやすくなっているという。もちろん大型魚への対応力もバッチリだ。

カーボン主体の構成となっているホライゾンMJは、このあたりのジャークでの操作性という意味ではホライゾンLJと異なり、やはりホライゾンMJは操作性に重きを置いた設計となっている。

パワーとジグの適切な動き、かつスローが得意といってもハイピッチもこなせるバランスにするためテストを繰り返し、様々な魚種をキャッチしてきたという。

グリップはPULSシートで、フロントEVAが少し丸みを帯びているのも踏襲。これ、例えばストレートポンピングで寄せてくる時なんかも痛くなくてフィットするんですよね。

ガイドはステンレスフレーム・SiCリング、Kガイド。なんだけれど、「おっ」と思ったのがガイド径が若干大きいんですよ。

スムーズな抜けもあるし、ホライゾンMJは見た目以上に大型魚でも寄せてこられるトルクを持っているので、太糸を組んで使いたいというニーズに応えたカタチなのではないかと。

6機種のラインナップ

今回は簡単に概要をお伝えしましたが、また改めて各機種の特徴などはお届けします。

今回追加される6機種は以下の通り。いずれも6フィート4インチのベイトロッドでLL・L・ML・M・MH・Hのラインナップがある、そう覚えておくと分かりやすいかも!

追加6機種のスペック
品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
HMJ642B-LL B 1.93[6’4″] 2* R 148 High40-100
Slow80-200
MAX2 MAX2/0° 405 1.7 111 96/4 ¥41,000
HMJ642B-L B 1.93[6’4″] 2* R 148 High60-120
Slow100-250
MAX2 MAX3/0° 405 1.8 114 96/4 ¥41,500
HMJ642B-ML B 1.93[6’4″] 2* R 148 High80-150
Slow120-300
MAX2 MAX3/0° 405 2.0 119 96/4 ¥42,000
HMJ642B-M B 1.93[6’4″] 2* R 148 High100-180
Slow150-350
MAX2.5 MAX4/0° 405 2.1 121 96/4 ¥42,500
HMJ642B-MH B 1.93[6’4″] 2* R 148 High120-200
Slow180-400
MAX3 MAX5/0° 405 2.3 128 97/3 ¥43,000
HMJ642B-H B 1.93[6’4″] 2* R 148 High150-250
Slow200-450
MAX3 MAX5/0° 405 2.4 131 97/3 ¥43,500

正直、使い方もかなり自由に遊べるロッドなんだけれど、一例として挙げると以下のような感じになります。

HMJ642B-LL:サクラマス、SLJ
HMJ642B-L:近海ライト全域
HMJ642B-ML:近海ライト全域
HMJ642B-M:近海全域、中深海(アカムツ)
HMJ642B-MH:近海全域、中深海(アカムツ、マダラ)
HMJ642B-H:近海全域、中深海(マダラ)、ビンナガ(トンジギ)

サクラマス・SLJからマダラ、トンジギまで…お探しのモデル、見つかりましたか?

テンリュウ公式「ホライゾンMJ」詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。