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【2024年開幕】阪神・淡路大震災、東日本大震災震災、能登半島地震をうけて私たち、釣り人が出来ることを考える

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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第209回
【2024年開幕】阪神・淡路大震災、東日本大震災震災、能登半島地震をうけて私たち、釣り人が出来ることを考える

本年もよろしくお願いいたします。トモ清水です。

2024年が開幕しました。年明け早々、誰もが予測していない事態になった日本。

はじめに…

令和6年能登半島地震により、被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。

生まれ育った石川県、能登の懐かしい風景が一瞬にして奪われた現実が未だ信じられませんが、皆さまのご無事と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

思いもかけない地震被害に遭われた方々を想うと心は痛みますが、今はそこに思いを寄せることしかできません。

今週1月17日に、阪神・淡路大震災から29年の月日が経つことになります。

年が明けて今、想うこと

私事で恐縮ですが、年末年始は例年通り、実家の金沢へ帰省し、家族で平穏な日を過ごしておりました。

ご心配をお掛けし、皆さまにご迷惑をお掛け致しておりましたが、金沢市にある清水家は大きな揺れに見舞われたものの、食器等が崩れ落ちたりする程度で家族一同無事でした。

非常に多くの方々から、そしてピュア・フィッシング・ジャパンの共に仕事を頑張ってきたメンバーから心配して頂けるメッセージや励ましの温かいメッセージを数多く頂きました。

あらためて、絆を感じられる自分は幸せものだなと、つくづく思います。

今は下道で時間は掛かりましたが埼玉に戻り、この原稿を書いています。

TVで見た富山の成人式を迎えたある新成人のインタビュー、「生きているだけでも感謝しなければならない」と話をしていたのが印象的でした。

自分の弟の嫁の妹夫婦が珠洲で避難所生活、七尾や能登の親戚も命に別条はなかったのですが、苦労している状況です。まずは命があっただけでも感謝です。

微力ですが、自分が出来ること、これからすべきこと、朧げながら見えてきた気がします。

釣り納めと初釣り

初釣りは年明けバタバタしているのでまだ行けていません。気持ちの整理がようやく落ち着いてきましたので、カワハギ釣りかメバリングでも、しっぽり行きたいな、と考えています。

一方、釣り納めはというと、2023年12月30日、上の息子琉亜(るあ)と高校生の姪っ子を連れて、今回最大震度7だった志賀町に行っていました。行く途中、地平線に沈む綺麗な夕陽が見られ、石川県の自然の美しさを子供に伝え、釣場では息子が磯場でカニや魚を獲りたい、と磯場まで足を伸ばしていました。

2023年末、志賀原発近くの通りから日本海を写した時の写真。

釣りや海辺はやはり危険と隣り合わせ、という事を再認識。あの場で地震が起きていたら、果たして自分は息子と姪っ子の命を守り切れていただろうか?

親としての責任は果たせていただろうか?

釣り人だからこそ出来ること

先月12月、穴水で釣りしていた時に話しかけてくれた地元の釣れなくてもとにかく明るいお婆ちゃん、お爺ちゃん、お兄さん、元気かな?

能登町にある婆ちゃん家はどうなってるのかな?

最近会ってないけど、あの人元気かな?

全国各地に旅する理由

釣りがしたい、ロッドのテスト、各地の温泉に入りたい、理由は色々あるけれど、人との出会い、絆を感じられる、人に支えられて生きている、そういった実感を得るために旅をしているのかもしれません。

一昨年、能登で釣りしていた時、地元の方や漁師さんやと色々お話しました。能登の空き家問題、過疎化問題、そしてコロナ渦で県外ナンバーが増え、ゴミ問題やマナー違反で困っている、と釣り場問題についても。残念ながら、それからまたその釣り場に行くと釣り禁止の看板が立っており、貴重な釣り場がまた減っていました。

全国、釣り行脚していると、残念ながら一部の心無い人達によって、貴重な釣り場がまた一つ減っていっており、子供達、未来のために残さなければならないことが失われつつあります。

今一度、ライフジャケットの着用義務と、命を最優先にした一人ひとりが自覚ある行動、ごみ捨て問題、駐車問題、マナー向上に努め、そして自然と魚を尊重し、釣りを高貴なものにしていきましょう。

脳科学の側面から見てもメリットのある釣りというアクティビティ

以前、連載でもご紹介しましたが、釣りには、脳科学的にも「好奇心向上」「自己肯定感がアップ」「クリエイティブ能力アップ」「自律神経が整い、想像力、発想力の向上」など、数えきれないほどの魅力があります。

釣りは心の安息日。人生を豊かにする「釣り」の魅力を考える

このかけがえのない釣りをいつまでも、私達、未来の子供達が楽しめるように、いま一度、一人ひとりが考えるきっかけになれば幸いです。

写真は2022年4月、能登宇出津で撮ったときのもの。

最後に…

まだまだ余震が続いています。土砂災害にも警戒が必要。必死の救助、復興支援が続いています。

自衛隊の方々、特別派遣隊員、支援に関わる方々、すべての人達に感謝申し上げます。

気まぐれは神の本質

日本は災害大国。それゆえそれを乗り越えていく底力は強く、逞しい。

能登の心落ち着く懐かしい風景が必ず復活する、と信じています。

トモ清水でした!

See you next time!

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