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ユートピアへの道すがら。ソルトゲーム総合ブランド「アピア」のこれまでと、そしてこれからと

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ユートピア。

“架空の理想世界”などという意味で広く用いられる言葉だが、その言葉を社名に冠したブランドがある。

APIA(アピア)=Angler’s Utopia

宇津木 善生氏を代表に中村祐介、村岡昌憲、濱本国彦といった名だたるプロスタッフ、テスター陣を配し、「現場発信」をコンセプトに常に世の中に新しい価値を提供し続ける唯一無二のブランド。

2002年に初代「風神号」を発売、以降そのあまりに強い影響力からシーバスのイメージが強い同社であるが、そもそもは代表の宇津木氏がオフショアのジギングに傾倒していた1995年、その頃新素材として現れたPEラインに対応するロッドを「自分や仲間たちの為に自作した」ことがブランドとしての始まり。

そう、その創業の経緯を見ても決して“シーバスブランド”という訳ではない。

新しいことに挑戦し続けるということ

「常に新しい事に挑戦し、他とは違う視点でのモノづくり」を信条としているアピア。その結果、オフショアからスタートし、シーバス、ロックショア、ロックフィッシュ、ライトゲームなどあらゆるフィッシングギアを擁し、ソルトルアーの総合ブランドとして多くのファンを魅了し続けている。

出典:YouTubeチャンネル「apiatv」

これからのアピア

2021年には本社を大阪市新町の「APIA新町ベース」に移転。本社機能に加え、開発室や1階にはギャラリーをも併設し、一大拠点としてすでに動き出している。

2024年の動向

そして2024年。その動向を伺うと、シーバスはもちろんであるが、さらにチニング、ライトゲーム、またかねてより要望も多かったオフショアの復権に向け大きく動くという。

その第一弾として釣りフェスティバル 2024 in Yokohamaに出展。新製品ロッド「GRANDAGE LEGACY・VICE/WORLD OCEAN」や新製品ルアー「BALEINE(バレーヌ)160FL」などが展示される他、初公開となるルアーもあるとか。

「GRANDAGE LEGACY」は同社のライトゲームブランド「LEGACY」と現在のアイデンティティ「GRANDAGE」の名称がひとつになったアピア最高峰のライトゲームシリーズで、足掛け4年の開発期間を経ていよいよ登場。

「GRANDAGE VICE」はチヌ(クロダイ)専用ロッドシリーズ。ベイトとスピニングがそれぞれ1機種づつラインナップされており、フリーリグやトップ、プラグなど全てがこの2本で賄える…という注目のシリーズ。

そして台風の目となるか、オフショアキャスティングシリーズ「GRANDAGE WORLD OCEAN」。ブリ・カツオ・シイラ・ヒラマサ・GT・マグロなどをターゲットにした全8機種がラインナップ予定。

いずれのブランクも最先端素材のTORAYCA®️M40XとT1100Gをメインマテリアルとし、あらゆる条件下でテストされ鍛え上げられたシリーズ。

もちろんロッドだけでなく。濱本国彦氏プロデュースの「BALEINE(バレーヌ)160FL」は、新重心移動システム「リニアエンジン」を搭載した次世代のカッ飛びフローティングペンシル。プロトの段階からメーターオーバーがキャッチされるなど、ランカーラッシュの実力派のルアー。

ロッドにルアーに…、否が応でも期待度は高い。

 

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さらなる高みを求め、進化の歩みを止めない。それこそがユートピアにたどる道。

…とは代表の宇津木氏の言葉。アピアの動向から今後も目が離せない。

アピア (APIA)

大阪を拠点としルアーやロッドなどを展開する総合メーカー。シーバス、ロックフィッシュ、ライトソルト、ロックショア、オフショアゲームなどのロッドやルアーなどこだわりアイテムの開発を行っている。 徹底した現場主義を掲げた製品開発を行っていることで知られ、村岡昌憲、RED中村、濱本国彦、松尾道洋、北添貴行、金丸竜児、献上真也、中嶋康文などSW各ジャンルの現場型テスターなどからフィードバックされる声を風神シリーズなどの製品に落とし込んでいる。 ちなみにAPIという会社名はアングラーズ・ユートピア(釣り人の桃源郷)という意味が隠されている。