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【絞りこみがデカバスへの近道】冬ため池の攻略術

寄稿:オッチー
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メガバスプロスタッフのオッチーこと越智です。

越智 一輝(Ochi Kazuki) プロフィール

とにかく楽しむ!をモットーに、休みの日には三重野池、知多野池、五三川、琵琶湖などに足繁く通う根っからのバス好きアングラー。 自由にバス釣りがしたいと10年務めた会社を退職し、現在は自営業を営む。 三重県在住。

今回は冬のため池で釣果を出す為のルアーセレクトとバスの動きについてご紹介します。

冬と言えば圧倒的にバスを釣るのが難しく感じているアングラーが多いはず。もちろん僕自身もその一人なのですが、ハイシーズンに比べて1匹の価値が高く、デカイ魚は特にウエイトが重いことが多く、ついついフィールドに向かってしまいますね。

そんな中毒性の高い冬という時期に僕が現場で使う、リアルな攻略法を解説しますね。

冬バスの動きと狙いについて

冬のバスの動きや傾向を読むことが釣果につながります。ここがかなり重要で、冬という時期は狙いすまさないとなかなかバスは釣れません。

例えば、ため池のタイプもしかりです。ため池の種類を皿池山間ため池と大きく2つに分けます。

皿池

まずはサイズを問わず釣りやすいのは皿池ですね。住宅街に多いのがこの皿池タイプですが、このタイプは人口的に護岸等が作られていることから地形変化が少なく、基本的に沖もフラットで水抜きポンプ付近が最深部となっていることが多いです。このタイプのため池は水抜きポンプ付近の最深部で越冬しているバスが多く、理由としては水抜きの働きで落ち葉等の沈殿物が最深部に蓄積されているからです。

一言でいうと食い気のない越冬バスを釣るなら皿池」って感じで思っています。

山間ため池

続いては、山間部のため池。こちらは名前のごとく山間部にあることが多く、特徴として水深、地形変化があり、カバーも豊富で生き物も多く存在するって感じですね。

個人的には、山間ため池の方が貯水量も多く、バスが大きくなる条件が揃っている可能性が高いので好んで釣りをします。

余談ですが、アクアリウムが好きで大型魚を飼っていますが、大きい水槽と小さい水槽では魚の成長速度が全く違います。これが大きい魚が育つ根拠なので、頭の片隅に意識してもらってもいいと思います。

話を戻しまして、このタイプの池では越冬バスは狙わずにフィーディングでシャローに上がってくるデカイ魚に標準を絞って釣りをします。地形変化が豊富なゆえに、エサを捕食するために上がってくるディープ隣接シャローが激アツになります。そこに西日が当たるとか、風をブロックするとか、残りウィードがあるとか様々なファクターが追加される度にチャンスは倍増するので、ここのアングラーの目利きが試される部分です。

冬のため池オススメルアー3選

先ほど、池の種類や動きについて説明したので、ここからはルアーについてのご紹介。

まずは冬に外せないド定番!
リアクションバイト狙い「ダイナレスポンス」

メガバス公式「ダイナレスポンス」の詳細ページはコチラ

なんといっても、冬の釣りにおいてこれは外せん! PEラインスピニングタックル仕様で使ってください。使いかたは、ボトムから10cm程度のショートリフトです。とにかく細かく刻んでリフトしてください。ルアー自体が水噛みもよくショートリフトにもしっかりアクションしてくれます。

また、リアフックの部分のティンセルの恩恵でゴミを拾いにくくフックアップはしやすいセッティングになっており、開発者のサトシンさん流石ですって仕様になっていますね!

オススメカラーはマッチザベイトのGILL OB、少し濁りがある場合はKINKUROがため池の場合良く釣れます!

・GILL OB

・KINKURO

ブレイクの狙い打ち!
リアクションと食わせの融合「ONETEN+1Jr.」

メガバス公式「ONETEN+1Jr.」の詳細ページはコチラ

キングオブジャークベイト「ONETEN」の弟分的ルアー!

ディープとシャローの境目にあるブレイク等をタイトに攻めてみてください。オリジナルのワンテンに引けを取らないダート幅でフィーディングに上がるバスにアピールします!

リザーバー等のビッグフィールドよりベイトが小ぶりな、ため池には「ONETEN+1Jr.」のがマッチすることが多いと思います。しっかりとポーズの間をとってメリハリのあるトゥイッチを心がけてくださいね。

オススメカラーはM CHAMPAGNE KINKUROで水がクリアでも少し濁っていてもいいので使い勝手の良いカラーになります。またフラッシングを嫌うバスに対してはMAT TIGERを使うとあっさり釣れることもりますね。

・M CHAMPAGNE KINKURO

MAT TIGER

シャローの一撃必殺系
やる気のある魚に対する食わせ系「スパークシャッド5in」

メガバス公式「スパークシャッド」の詳細ページはコチラ

これはまさにビッグバス狙いの一撃必殺系です。冬でも動けるデカイ魚はinクラスでも水深1.5mまでのシャローでも全然食ってきます。ウェイテッドフックやネイルリグで時折ボトムにタッチするぐらいでウエイト調整をお願いします。ボトムがハードボトムor枯れウィードがある場所を狙ってください。

僕自身もため池の自己記録である60.5センチ4410gのバスを釣ったメモリアルルアーです。

信じて投げ続けることで、思いもよらぬモンスターを手にできる可能性を秘めています。ちなみにアクションがロールを排除したナチュラルアクションですが、しっかりとヘッドで水を押してくれますし、なにより安定して、あらゆるスピードでもキレイにスイミングします。これがデカイ魚にマジで効く!

オススメカラーはGOLD SHADやAYUなどのナチュラル系のカラーがオススメです。

・GOLD SHAD

・AYU

また、レイダウン等の付近や水面直下にアプローチする場合、ドチャートはいいですよ! ちなみにチャートは不思議とクリアウォーターとかでも釣れたりしますので、1パックは持っておく価値ありのカラーですね。

・DO CHART

オッチー的タックルチョイス

上記の3つのルアーに対して使用しているロッドは以下の通りです。

・VALKYRIE VKS68-ML(メタルバイブ用)

・VALKYRIE VKC-69M+(ONETEN+1Jr.用)

・VALKYRIE VKC-71H(スパークシャッド用)

この3機種が僕の冬の定番の3機種になります。スペック上ではモンスターハンティング用なイメージですが、ブランクスは非常にモチっとしていて曲がりやすく初心者から上級者まで使いやすいと思います。発売から数年経った今でも僕のメインロッドはVALKYRIEシリーズです。

また、マーズという機構が搭載されていて、リアグリップの長さが調整できます。これにより、キャスト方法やキャスト位置など限定された場所であっても、難しいキャストも難なく可能となっており、藪漕ぎ大好き系アングラーの僕にとっては愛竿になっています!

最後に!

ため池はフィールドの中でも水温がもっとも低水温になりやすいフィールドです。条件的には厳しい冬だからこそ、1尾の価値や喜びが増します! とにかく、通いこみ1尾を釣ることで、ため池では次の年も同じ場所で同じ釣れ方が繰り返されます。この積み重ねが安定した釣果となりアングラーとしてのスキルになります!

みなさんもメガバスタックル片手に価値あるバスを手にしてくださいね。