国内に自社工場を持つ老舗のロッドメーカー、天龍。

これまでシーバスロッドの「SWAT」やショアジギング用ロッド「ジグザム」シリーズなど、数多くの名作ロッドを展開してきました。

ライトジギングシリーズの「ホライゾンLJ」もその一つ。

「ホライゾンLJ」はSLJに特化したモデル。近年はSLJもライトラインで大物の限界に挑むなど、様々な楽しみ方が展開されており、そうしたメソッドにも対応したラインナップとなります。

SLJをより深いレベルで楽しめるロッド

オフショアゲームの登竜門としてビギナーの方からも人気の高いSLJ。

軽めのジグを操作し、狙える魚種も豊富なので、ゲーム性もバツグンです！

そんな誰でも楽しめるSLJをより深いレベルで楽しめるのが、この「ホライゾンLJ」というロッド。

かくいう記者も、「ホライゾンLJ」を愛用しているのですが、使い始めたからというものSLJがより楽しめるようになりました。むしろ、これまでの釣りとは違った楽しみ方・見方ができるようになりました。

ロッドを曲げるのが楽しくなる

まず、「ホライゾンLJ」を使い始めて感じたのは、ロッドを曲げるのが楽しくなるということ。

青物から根魚、タイやイサキ、時としてサワラなど様々な魚種が狙えるSLJ。何が釣れるか分からないドキドキ感が楽しめるのも大きな魅力です。

特に良型の青物などが掛かった際でも、ロッドが面白いように曲がりスリリングなファイトが楽しめるのもこのロッドならではの楽しみといえるでしょう。

スリリングとお伝えしましたが、主導権はアングラー側に常にあり、ドラッグを出しながらもしっかりバットで引きを耐えてトルクのあるネバリを実現。これ以上走られたらキツイ…と感じながらも、ギリギリでロッドが耐えてくれる、そんなやりとりを演出してくれます。

このネバリの正体が、バットに採用された天龍の独自技術「C・N・T（カーボンナノチューブ）」によるもの。

「C・N・T（カーボンナノチューブ）」とは、カーボン繊維と樹脂との間にC・N・T粒子を入り込ませることで、繊維間の結びつきを高めネバリの強度を上げるというもの。

C・N・T単体だけの強度であれば、アルミニウムより軽く鋼鉄より強いと言われており、その粒子をバットにコンポジットすることで、ライトタックルの域を超えたネバリ強さを実現しているのだそう。

天龍公式「C・N・T（カーボンナノチューブ）」詳細ページはコチラ

操作性と喰い込ませが両立したティップ

そしてもう一つがジグの操作！

SLJではおもに80g以下のジグを使用しますが、軽めのウエイトでも様々なアクションを行うことができます。

イサキやサバ狙いの軽快なアクションから、青物狙いの高速ジャーキング、逆に根魚狙いではボトムを跳ねさせるような動きに至るまで様々な動きに対応。シャープな操作感で、ジグのアクションもしっかりアングラーに伝えてくれます。

感度もよく、フォール中のバイトや繊細なアタリも逃しません。

さらにサバやサゴシ、サワラといった口切れしやすい魚種も、ティップからベリーにかけてしなやかに曲がりこむため、バイトを弾くことなくしなやかに喰い込ませることができます。

食い込みが良く、アタリを逃さずバラシにくい…そのカギとなるのが、ティップに搭載されたマグナフレックス製法。

マグナフレックス製法とは、異なる素材同士・異なる弾性動詞を融合させるという独自の技術。本来であれば、ブランクを切って繋ぎ合わせるものを焼形した段階で１本のブランクとして作製することが可能。

「ホライゾンLJ」のティップには異なる素材同士を融合させるマグナフレックスのGlassFlex (グラスフレックス)製法が採用され、トップ部が100％グラス、それより下部が全てカーボン素材（もしくはグラス素材）でブランク成形がされています。

グラスによる喰い込ませやすさを維持したまま、スムーズに曲がるため喰い込ませやすさもUP！

またこの製法を活用すると、全てチューブラー状に出来るため、感度も良いなど、これまでのロッド製法では両立が難しかったことも可能となりました！

天龍公式「マグナフレックス製法」詳細ページはコチラ

Kガイド（ステンレスフレーム・SiCリング）を採用

そのほかにも各ロッドのスペックにあわせたグリップやガイドが搭載されています。

機種もスピニング・ベイト共に4機種ずつの合計8機種がラインナップされているので、ぜひ好みの一本を見つけてみてはいかがでしょうか？

ラインナップ

ディープエリア・急流エリアでの使用や、大物とのファイトを想定したパワフルモデル。150g程のジグの操作に長け、最大で200gまでのジグを操作可能。また、50号までの太刀魚テンヤにも対応できます。太刀魚のフォール中のバイトの様に、同クラスでは感じ難かったアタリを捉え確実にフッキングへ持ち込みます。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

水深100m前後のエリアで、使用頻度の高い100g前後から、最大で150gまでのジグの操作に長けたモデル。また、40号までの太刀魚テンヤにも対応。シャープな操作感を持たせ、スピード感のあるゲーム展開が得意。太刀魚やシーバスは勿論、底物から中型回遊魚など幅広いターゲットを狙えるアイテム。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

80g前後のジグを扱い易く、比較的カレントが緩いベイエリアから、水深100m以内をカバーするライトスペック。ジグの動きを意図的に抑えた巻きシャクリでの誘いを得意とし、リーリング主体で狙うシーバスや太刀魚などのターゲットを得意としたモデル。北海道・東北エリアでの海サクラ向けにも対応します。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

水深80m以内で、60g前後の軽量ジグの操作に長けたモデル。バーチカルに探る状況で漁礁や魚の潜むレンジを探り易く、今までターゲットに成りえなかった魚種までも狙う事が可能。シャロ―エリアでの太刀魚ゲームや、ライトタックル主体のシーバスゲームなど、使い方次第で奥深い楽しみ方が出来ます。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

ライトラインで大物へチャレンジするアングラーにオススメなアイテム。水深100m前後のエリアで、100～150gまでのジグを軽快に操作が可能。早いピッチでの回遊魚狙いに最適なアクションで、ソフトなティップはジャーク後のポーズ時に魚信を逃し難く、細身で粘るバットパワーでアングラーをアシストします。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

更なるライトラインで大物へのチャレンジを可能にしたアイテム。水深100m前後のエリアで、100g前後のジグを中心に最大150gまで操作可能。ベイトタイプと同じ細身ながらシャープな操作感を持たせ、スピード感のある早いピッチでの回遊魚狙いから、誘い上げでのネギングスタイルまで対応します。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

水深50m程までのエリアで、60g前後のジグの操作に長けたモデル。やや短めに設定したリアグリップにより、アンダーハンドでのキャストが容易になり広いエリアを探る事に長けたアイテム。繊細なアタリを逃し難くバラシを軽減するソフトなティップからベリーが特徴で、曲げ込むことで負荷を分散しラインブレイクを防ぎます。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

水深50m程までのエリアで、40g前後の軽量ジグの操作に長けたモデル。やや短めに設定したリアグリップにより、アンダーハンドでのキャストが容易になり広いエリアを探る事に長けたアイテム。繊細なアタリを逃し難くバラシを軽減するソフトなティップからベリーが特徴で、曲げ込むことで負荷を分散しラインブレイクを防ぎます。

出典：天龍公式「ホライゾンLJ」詳細ページ

天龍（TENRYU）

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量＆高感度のＳＷライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。

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