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【線の釣り×点の釣り】アプローチ別にラインを使い分けてさらにチャンスを掴む!JBトーナメンター“坂本洋司”の「晩秋ディープ攻略」

寄稿:坂本洋司
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皆さんこんにちは! 四国をメインに活動している“坂本洋司”です。

日中の気温も一気に下がり、冬らしくなってきましたね。バスの活性も次第に低下していきますが、この時期ならではの楽しさも当然あります! そこで今回は、私が良く通っているリザーバーを例に挙げさせていただき、晩秋から初冬にかけて例年イイ釣りが展開できている、私なりの有効な釣り方を紹介させていただきたいと思います!

坂本 洋司(Yoji Sakamoto) プロフィール

徳島県・旧吉野川や香川県のリザーバーがホームグラウンド。生粋のカバーフィッシャーマンで、強い個体をストロングな攻めで狙うのが信条! JBNBCトーナメントに参戦、上位入賞は多数。主な戦績は以下の通り。 ★戦歴★ ◎JBⅡ四国◎=01'優勝、06'優勝、14'優勝、08'年間優勝 ◎チャプター徳島◎=00'年間優勝、05'年間優勝、07'年間優勝、14'年間優勝、年間優勝合計4回、19'チャプター徳島第2戦準優勝 ◎チャプター愛媛◎=19'第1戦優勝 サンライン・バステスター、o.s.pプロスタッフとしても活動中。

バスの居場所も釣果もバラバラ…そんな時に意識すべき点

現在“一雨一度(ひとあめいちど)”と言われる時期で、雨が降る度に水温が下がっている状況。そして、まだ秋を引きずっているのでバスはシャローからディープまで散らばっており、個体数が薄く感じられ、凄く釣果にムラがあるのもこの時期ならでは。

そんな中でバスを手にする方法として“ベイトの存在”が欠かせません。

よって“線”で広範囲をサーチして、バスの居るスポットを見つけたら“点”の釣りで誘う方法がイイ釣果に直結します。初秋前半は巻きモノに代表されるクランクベイトやスピナーベイトで良い反応を得られますが、秋が深まるにつれてバスも次第にディープへ落ち始め、前途したルアーでは届きにくいレンジまで下がる傾向にあります。

バスが深場へ落ちるタイミングに効き始める“線の釣りと点の釣り”

そこで、私のボーズ逃れの釣法である“線の釣り”がシャッドテール系のヘビーダウンショットリグ。そして“点の釣り”で使うのが“メタルバイブレーション”です。

線の釣りで主に活躍するアイテムとは?

まずヘビーダウンショットリグは水深6m以上を探るのでシンカーウエイトは7gを基準に、水深やバイト具合に合わせて10gや5gにしています。そして使用ルアーがO.S.Pの「ドライブシャッド3.5in」。季節の進行具合やバイトの反応により、もう少しスリムなO.S.P「HPシャッドテール(3.6in/3.1in)」の2サイズを使い分けています。

カラーセレクトは基本的にベイトフィッシュを意識して選んでいます。

釣り方に関してはベイトが多いフラットエリア~ブレイク近辺を探し出し、ヘビーダウンショットリグでボトムを感じながらスローリトリーブさせたり、ボトムパンピングをしたり…時にはズル引きも織り交ぜたりなど、その日の状況にあわせてアクションを探しています。因みにヘビーダウンショットリグで使用しているロッドは“ベイトロッドML”といったベイトフィネス用で少しパワーあるロッドを使用しています。

軸にしているベイトフィッシュ系カラー

使用ラインについて

使用ラインに関してはサンラインの「シューター・FCスナイパーBMS AZAYAKA」(12Lb)です。

サンライン公式「シューター・FCスナイパーBMS AZAYAKA」詳細ページはこちら

BMSとはバイトマーカーシステムのことで、ピンク、グリーン、オレンジのマーカーが入っているため、ラインが凄く見やすく、ロッドに伝わらないような繊細なアタリもラインが教えてくれます。そして派手なマーカーにも関わらず、水中では水に馴染むという不思議なラインでもあります。ルアーコースも凄く見やすいですよ!

点の釣りで主に活躍するアイテムとは?

続いてフォローで投入することの多い“点の釣り”の使用アイテムと誘い方について。

主にライトリグに移行していくことが多いのですが、それでも口を使わない時の必勝アイテムを紹介するのであれば1択! メタルバイブレーションです。因みに普段使っているのはO.S.Pの「オーバーライド」。PEセッティングのパワーフィネスMパワーのロッドで普段使用しています。

ウエイトは3/16ozを基準に、状況に応じて1/4ozにしたり1/8ozと使い分けています。ロッドアクションはオーバーライドを一旦ボトムまで沈めてからのリフト&フォール。バイトはロッドを立てる時に、重く感じられる時がヒットしています。後リフト幅は約1m位。これから先、冬に向かうほど、このリフト幅は短くなり本格的な厳寒期では20cm程の細かいアクションにする方がバイトチャンスが増えます。ハイピッチでキレのあるアクションを活かし、右カーブ、左カーブ、垂直フォールと連続する予測不能な動きで、バスに見切らせずにバイトへ持ち込むイメージ。

使用ラインについて

使用するラインはサンラインの沈むPEライン「オールマイト」(0.6号)オリーブカラーです。リーダーはフロロカーボンライン8Lbを30~40cmほど。

サンライン公式「オールマイト」詳細ページはこちら

このラインの最大の特長は高比重で沈むというトコロ。

構造は中心に高比重繊維が採用されていて、その周りに4本のPEで編んでいることで耐摩耗性が向上しています。それと高比重のため、従来PEラインの弱点でもあった風の影響が減り操作性が大幅に向上しています。キャスト後、空中でファ~ッと風にラインが飛ばされることも減りますよ。このオリーブカラーは1.5m間隔でオレンジのマーカーが入っているのでとにかく見やすい!

ぜひ! 今回紹介させていただいたアプローチとルアーはモチロン、比重1.48の重さが生み出す操作感が魅力の「オールマイト」と冬のショートバイトを逃さない「シューター・FCスナイパーBMS AZAYAKA」も織り交ぜていただいて冬のバスフィッシングを堪能してみては如何でしょうか?

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!